こんにちは! 弘記です。

今日も、みなさんの役に立つ話、面白い話をお送りします。


今日のテーマは

「 天地人の占い② 地の氣の占いの役割と開運法 」

という話。


前回は天地人の占いのうち
「 人の占い 」をしました。

今日は「 地の占い 」の使い方と
使いどころの話をしていきます。


まずは、おさらいです。

天地人の占いにはそれぞれに役割と使い方があります。


〇 天の占い 〇 【 西洋占星術 算命学 宿曜 紫微斗数 】
主に時間と運氣の関係と生まれたときに得た天の氣の質を読む。

〇 地の占い 〇 【 九星気学 奇門遁甲 風水 】
環境の氣の流れと強さを読みコントロールする占いです。

〇 人の占い 〇 
【 手相 顔相 タロット ルーン 易 姓名判断 数秘術 おみくじ 】
人の発する氣や人の作り出したモノの氣を読む占いです。

*分類できない:冬至年始以外の四柱推命と算命学の流派

以上、おさらいでした。


さて、今日のテーマである「地の占い」ですが

地の占いは、ぼくの中では占いではなく
完全に地政学です。扱うのが目に見えないエネルギー

という抽象的なものであるがゆえに

占いみたいな話になってますが
実際には地形や方位を読む技術です。

地政学で読めるのは、大地の氣の状態です。

プラスの氣か、マイナスの氣か
氣の強さはどのくらいか
という、そういったものを読みます。


それがどうして、運の良し悪しみたいなところに
繋がるのかというと、「現実を動かす」ことができる
環境の中の氣の流れを読むからです。

「現実を動かす」ということは
その動かした現実が結果として未来を作るわけで

必然的に未来の予測が成り立つわけです。


この「現実を動かす」という

ところがポイントです。

この地の占いは、それ自体が運命を読む
モノではないです。もちろん、技法としては

九星気学のように性格やら未来予測やらは
できますが、メインはあくまでも大地のエネルギーを
読んでコントロールすることです。

だから、九星気学では吉方位どりと呼ばれる


氣の強い方角へ行って、氣を補充する
ということをします。

奇門遁甲も同じような開運法を持ちます。


風水は環境学なので、氣が強い方角へ行く
のではなく、周辺環境を氣の満ちる
良い環境にするというやり方で氣を補充します。


「活動のための氣を環境から取り入れる」のが

地の占い最大の特徴です。


これだけ見れば、氣の強い方角へ行ったり
氣をたくさん貯められる環境を風水で作って
氣をたくさん補充したらよい

という風に考える人がほとんどだと思います。


ところが、実はそう単純な話でもないんです。


奇門遁甲の専門家の知人曰く

奇門遁甲で運氣を上げても
上がった運氣をコントロールするための
心技体がなければ、強くなりすぎた運氣に
振り回されるだけだ

という話をしていました。


この話を聞いたぼくは
今までどうしても腑に落ちなかった

方位学や風水で開運できる理由が
やっとわかったような氣がしました。


最初に話した通り、地の占いは
大地の氣を取り入れる技術です。

元氣に活動できるエネルギーを補充し
たくさん行動することができるから開運できる

そういう理屈なんだと思います。



何かを実現しようと思うとき
行動できなければ、現実は何も変わらない。

だから、氣を補充する=開運
とつながるわけです。


ですが、実際には氣を補充するだけでは
開運することができない。


なぜなら、人生には波があるからです。



これは陰陽という考え方を
しっかりと学んで日常的に使っていないと
なかなか思い至らないことですが

人生の波とは「活動期」と「休眠期」
とでもいうような2つの時期が作り出す波です。

この世界は陰と陽が入れ代わり、立ち代わり
現れては消えて循環しています。

人生にも当然、陰と陽の波があり
活発に活動する時期と、あまり動かず休む時期
があるんです。


もし仮に、陰陽の波に逆らって陰の時期にも
活発に活動し続けるとしましょう。

そうすると、どうなるか???

動き続けた反動で、突然ダウンして
動けなくなってしまいます。


運氣を人生における体力だと思ってください。

体力には最大値がある程度、決まっていて
それ以上、体力を貯め込むことはできません。

その体力(運氣)を限界まで使うと
当然、エネルギー不足で動けなくなります。


じゃあ、風水や九星気学などの地の占い技法で
補い続ければいいのか?というと

そういうわけではありません。


人が持つ体力(運氣)とは別に人生そのものに
陰陽の流れがあるからです。


その人生の流れを運勢と呼びましょう。
運氣が人の体力なら、運勢は世界(環境)の流れです。

1日に昼と夜があるのと同じく


人生にも昼の時期、夜の時期ともいうべき
時間的な陰陽の流れがあります。

人生を1日に置き換えるとわかりやすいのですが

普通は、昼間働いたり、遊んだりして活動し
夜は寝て休みますよね?


じゃあ、この流れから外れて
夜働いて、昼間寝る・・・・

というライフスタイルにするとどうなるか??

人の体は夜働くようには作られていません。
当然、体と心のリズムは崩れ

体力が落ち、健康状態が悪くなり
集中力や思考能力が低下します。

その結果、事故を起こしたり、仕事で失敗したり
仕事の作業効率が落ちたり、病氣になったり


といったことが起こります。


これと同じことが人生の流れの中でも起こるんです。


運勢と呼ばれる人生の流れの中にあって
昼間の時期に活動し、夜の時期は休む
という流れに沿った生き方をしないと

寝不足で思わぬ不運を招きかねないということです。


さて、話を地の占いに戻しましょう。

地の占いは陽の氣を取り入れる技術だと
話しましたね。陽の氣は活動のための氣。

人生における活動期に
陽の氣を取り入れるのは良いのですが

休眠期に陽の氣を取り入れると
エネルギーを使いきれず自分の中に
溜まっていきます。

 

そのまま溜め込み続ければ
何かのきっかけで溜まったエネルギーが爆発し

大きな事故や病気、その他何かしら不運な
出来事に見舞われることになります。


じゃあ、溜まったエネルギーをどうにか
消費しようと活動した場合はどうかと言えば
さっき話した通りです。

寝不足状態で人生を歩むことになり
不運に見舞われることになる。


九星気学は方位学でありながら
人の性質や性格、運の良い時期、良くない時期
といったものを占うことができますよね?

それは、おそらく適切な時期に、適切な氣の
補充を行うために生まれた
知恵なのだろうと思うんです。

最も、九星気学は立春を軸とした
地の氣を読む理論であるがゆえに

より大きな天の氣の流れに合わせた
働きはできないというのが弱点です。



そういったことを踏まえた上で


九星気学、奇門遁甲、風水という地の占いの
使い方、使いどころはどうなのかというと

「 天の氣で人生と世界の大きな氣の流れを読み 」

 

「 それに合わせて、大地の氣を取り入れる 」

ことで『 ベストな形で開運する 』ための技法である
ということができます。


天の氣を読む占いは
その人の性質と人生の流れを読み

それに沿った生き方をしていくことで
自然と開運へと向かいます。

ですが、天の占いはあくまで
流れと性質を知るための占術であって

それだけで開運できるわけではありません。


当然ですが、人生は占いで言うところの
運氣だけで決まるわけではないです。

現実的な体力や知識の量、思考力、判断力
心の強さ、生き方、考え方、人生経験、礼節や言葉遣い


食べ物、空氣、住む環境、職場環境、人間関係
本当にありとあらゆる要素が合わさって

一人の人の人生は紡がれていきます。

もし、天の占いの運氣だけで人生が決まるなら
同じ日に生まれた人は全員、全く同じ人生に
ならなくてはおかしいですよね??

ですが、実際にはそうはならない。

同じ日に生まれた人なんて日本だけでも
かなりの数がいますし、世界で見ればもっとです。

でも、同じ日に生まれても人生はみんな
それぞれに違っているのが当たり前ですよね。


だからこそ、地の占いで適切な時期に
適切な氣を取り入れることによって

より高いレベルに人生の流れを
押し上げることができるんです。

つまり、最高の人生が歩めるということです。


地の占いの役割は、人生の底上げをすること
とも言えるかもしれません。

天の占いの相棒であり、サポート役であり
縁の下の力持ちでもあります。

それだけあってもあまり役に立たないけれど
ないと困るもの、それが地の占いです。



最後に改めてまとめをしておきます。

・地の占いは大地の氣を取り入れる技法

・大地の氣はただ黙々と取り入れても役に立たない


・地の占いは天の占いのサポート役で
 天の氣に沿って大地の氣を取り入れることで
 運氣を最大化できる。


九星気学や奇門遁甲、風水をしている人からすると

脇役みたいに扱われて

あまり良くない印象を受けるような
記事だったかもしれませんが

 

前向きに考えてもらえると嬉しいです。


何か一つの占いだけに依存する必要はないんです。
開運に必要なものはいくつでも取り入れたらよい。

実際、占いだけで開運することは難しいと
ぼくは考えています。

運氣を良くしただけでビジネスの世界で
成功できるかと言えば、答えは「NO」です。

ビジネスで成功しようと思えば
当然、ビジネスというモノを学ばなければ
成功のしようがありません。


だからこそ、ぼくは算命学という占いに
絶対の信頼を置きつつも、マクロビや整体、健康の知識
ビジネス、人の心理、スピリチュアルなど

あらゆることを学び、人生をより良いものにするための
一段上のサービスが提供できるように

日々、研鑽を積んでいます。


占いはあくまでお客様のために行うものです。
自分のプライドを守るための物ではありません。

お客様のためになるのであれば
占いにこだわり過ぎず、あらゆるものを取り入れて


お客様のお役に立てる質の高いサービスを
提供していってもらいたいと思います。



今日も、陰陽の知恵を学んでいただき
ありがとうございます。

また、次回、お会いしましょう。


自然治癒力を高め運氣を上げる開運サービスはこちら
https://dicetcm.wixsite.com/moonlight/blank-3