こんにちは! 弘記です。

今日も、みなさんの役に立つ話、面白い話をお送りします。


今日のテーマは

「 庶民の占い(立春年始)と帝王の占い(冬至年始) 」

という話。


占いの紀元を辿っていくと
元々は政治や王族のための処世術や

戦争の戦略を練るためのものだったりします。

現代科学も元は戦争のための技術を
日常生活に応用しているだけだったりして

いつの世も最先端の技術や知恵というのは
戦争や政治の中にあるってのは
何とも皮肉な話です。

ただ、一つ、救いがあるとしたら
古代の占いに関しては、例え政治、戦争の
戦略を練るためのモノであったとしても

そこには真理に根差した教えがあり
道徳とか、世の通りのようなものがあり

そして、そういったモノに
沿った生き方をすることこそが

 「 王道 」

とされていたことでしょうか。


正義が必ず勝つわけではないけれど
長い目で見て、正しい行いをすることが

その人の運氣をあげ
最終的に栄え、幸せになれる

という、教えは「救い」

と言っていいかもしれません。


さて、古代の世界には「庶民の占い」と
「帝王の占い」がありました。

もともとは「帝王の占い」しか存在しなかったのが
国の運営のため、農業に暦を導入することが
有益であるという点から

元々、国の需要期密であった、暦が民間に
導入されたことがきっかけで

同時に占いも民間へと広まったと思われます。


とはいっても、暦と占いは国家の重要機密。

帝旺の占いは門外不出で
支配者層にのみ伝えられているモノ

そして、当然のことながら、一般庶民には
知られてはならないものです。

もし、知られてしまえば、うまく支配できなく
なってしまう可能性があるから。


世の混乱を招く恐れがある。
帝王の占いを使い、自らが皇帝に
昇りつめようとするモノが出るかもしれない。

おそらく、そんな理由から支配者層が
巧妙に技法を隠したのだと思うのですが

技法の一部を公開し、例え技法が漏れても
まともに機能しないように

技法の中の重要な一つのピースを

うまい事すり替え、隠したのかもしれないんです。


それが、冬至と立春の年始の違いです。

庶民の暦は立春が年の始まりで
農耕をする庶民にとっては、都合がよかった。

一方で、王様の暦、王歴は冬至が始まり。


もし、占いにおいて年始が変わってしまうと
占い結果が決定的にずれてくるんです。

もし、戦争に二つの国が同じ算命学を
活用してたとして、冬至年始と立春年始
それぞれの国で違うとしたら

立春年始の国は、ここぞという大事な場面で
大きな失敗をすることになります。

情報の怖いところは、9割あたりで1割間違い
という状態。なまじ、自分が正しいと思うからこそ
油断が生じて、警戒しない。

恐ろしい話です。


 冬至は天の氣の始まり

 立春は地の氣の始まり

庶民は大地と共にあり
皇帝は天から大地に住まう民を支配する。

天の氣は支配者の氣。

地の氣は現実の営みの氣


例え、占いの秘儀が漏れても
年始を立春にしていたら、支配者の氣を
手に入れることはできない。

きっと、そんな思惑があったのではないか?

そんな風に思います。


もっとも、「秘儀を隠す」というのは
中国人の氣質なのかもしれませんが。

他のどんな知恵、技法においても
中国人は文献に正しいことを残さず

文献はフェイクで、口伝で真実を伝える

という習慣が中国では一般的だそうです。


西洋占星術においてはわかりませんが
東洋の占いの多くは、立春が年の始まり
ということになっていて

立春が年の始まりである占いは
多くが地の氣を読むものだったりします。

算命学は天の氣を読むものですが

算命学においても立春で占う人が大半。


四柱推命においても立春が年の始まり。

極々、一部の四柱推命鑑定師の方は
冬至年始を採用しているようですが。


天の氣の力を手に入れるためには
冬至を年の初めとして、占いを検証して
見る必要があります。

広く知れ渡っているから
文献に載っているから

そういう理由でエゴを通して

立春に拘るのも一興。


天に昇るか、地に留まるか。

選ぶのはあなたです。






今日も、陰陽の知恵を学んでいただき
ありがとうございます。

また、次回、お会いしましょう。



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