ママが夢に出てきた。
車のレースにグレーのフリードくんで出ていた。
しかも、右側をはしっていて、脱輪しながら。
ずっと1位を突っ走ってきたらしいママは、
脱輪して2位になったことが悔しかったらしく、
スタントマンでもやらないほど脱輪した車輪をかべにぐうぃんと持ち上げて追走。
結果は2位のままなんだけどね。
あわてて声を録音しようとするのだけれど、
レコーダーもiPhoneもないないない!
IPhoneならママを恋しがってるかわいた人に
おくってあげられるのに!とか
意外と私はちゃっかり考えていて、
結局できなかったのだけど、
「私もやるなぁ・・・」とか思っている。
で。
場面はかわって、どう見てもシティホテルにしか見えない役所。
もしくはマルチ商法をすすめてそうな雑居ビルの一室だけ中の上くらいのカーペットをしきつめたような、
役所。
9階建て、なのにエレベーターのボタンは14も15もある、役所。
エレベーターでは乗る人乗る人、みーんな親切心でボタンを押してくれる。
そして全員、おねがいしたところを押してくれていないらしく
「ごめんねぇ」と言って「いえいえー」と答えて、
まぁいっかと見送る。
今思うと全然良くない!
で、結局自分で4階のボタンをおしてそのお部屋へ。
車の手続きっぽいことをするっぽい。
パイプ椅子がずらーっとならんでいて、その真ん中あたりにママがいて、
姉がせっせと書類の説明をうけている。
哀川翔さんから。
確か、姉はファンだったはずなのに、さらっと話している。
私はデッサン用のノートカバーの見本をみせられているんだか、頼んだんだか。
ママはパジャマで座っているのに、終わったらすぐ一緒に帰れると当然のように思ってて、
ママがいても近くに行かなかった。
姉はママとお話ししてた。
2位だーって悔しがっているママに「まぁまぁ」となだめているのも、
手続きがスムーズに終わったことを報告してるのも姉で、
私は、ママとお話ししていない。
一ヶ月経った。
ママの誕生日には4年に1度しか月命日がない。
ぬかりないなと思う。
ママは終始パジャマで、カーデガンを羽織っていた。
淡いピンクに若草色のカーデガン。
そうです。私の夢は鮮やかなのです。
生まれたときから色弱だったから、イメージでつくった淡い柔らかいピンクのパジャマ。
「我が家はパジャマ王国だからね」
生前、ママが言っていた。
パジャマ王国に行っちゃったのかなぁ。
パジャマ王国ってネット通販もカタログ販売もやってる会社だと思ってた。
岡山あたりにあると思ってた。
タオル地パジャマが五分たけ。7部たけもとりそろえておりますで(我が家では)お馴染みのパジャマ王国は、実在するはずなのに。
ママはどこへ行ったのでしょう。
目が覚めたら、外は嵐です。
ママが死んだ日も、風も強くて雨も降ったりやんだりしていた。
全部、覚えているもの全部、書き残しておこうと
早起きした。
もう一ヶ月かぁ・・・。