お通夜の前に、納棺師さんが、

 

旅立ちのお支度をする作業に感激しました。

 

義両親の時、こんなに丁寧にしてもらったかな。

皆さん、ここまで丁寧な納棺の儀式は初めてと言ってらっしゃいました。

 

 

まず、御着替え。

 

又従兄の奥さんが、

いわゆる白装束ではなく、

 

大島紬のアンサンブルを用意されていました。

横たわっている人にどうやって着付けるのか。

まず、襦袢、着物、羽織の3枚を重ねて、

 

ご遺体の肌が露出しないように布で覆いながら、

優雅な所作で、あっという間に着付けされました。

ご遺体なので、筋肉も痩せてしわができそうですが、

 

しわひとつないきれいなお着付けでした。

通常の着物は、右上ですが、

死装束なので、左前。

女性の場合、訪問着など左前にすると柄が見えないですがいいですか?と、

 

ご遺族に確認されるそうです。

気配りが行き届いています。

帯は兵児帯を用意されていて、

 

通常の様に背中に結び目が来ると、苦しいので、

 

横に結び目を作り、正面から見たら、普通に着物を着ているように見えるスゴ技です。

 


着付けが終わったら、メイク。

パックから始まり、

メイクアップアーティストのようなブラシセットで、

血色の良いお昼寝中のような元気なお顔になりました。

 

メイクって大事ですね。

顔の印象が全然違います。

 

一番盛り上がったのは、鼻毛の処理と死後硬直の話。

 

便利な鼻毛処理グッズを教えてもらいました。

 

亡くなったら、ずぐ硬直してお着換えしないといけないと思っていましたが、

 

時間とともにこわばりが溶けてくるそうで、

 

今日もサクサクすんなりお着換えが進んだので、驚きました。

 

 

お寺で用意された死装束は、上から羽織るようにして納めました。

 

旅立ちグッズ?(名前忘れましたが)の説明も一つ一つ声明してくださって、

 

全部文字が書いてあるんですね。

 

そのなかに「ずたぶくろ」があって、

本来の意味はこれなのか!とビックリしました。

 

 

不謹慎ですが、

 

貴重な体験をさせてもらいました。

 

所作も言葉も丁寧で、

 

ご遺体に対して敬意をもって取り組まれている姿勢がとても素敵で、

もしもの時は、この納棺師さんにお願いしたいねと話していました。

そのあとは、お寺でお通夜、そして通夜振る舞い。

又従兄の人柄通りの良いお通夜でした。

明日、告別式。

お手伝いは、まだ続きますが、苦になりません。





 

 

 

 

 

 

 

 

【そろそろ里芋の季節、これ気になりますね】

 

 

 

 

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