7歳から文筆してます。もう、真に自由に書かせて頂きます。知微※旧「狩」会員
http://www.haisi.com/saijiki/2gatu.htm
1/26〜2/2に詠んだ俳句
野良猫・犬ぞりレース・供血猫・寒卵・寒椿・ふらここ等
2/3〜2/10に詠んだ俳句
寒さ・雛・海猫の雛(夏)・源平桃・南瓜(秋)等
2月11日の季語 白子干
ながらスマホ突っ込む白子干売場 知微
スーパーの中で買い物しながら電話してる女性を見た。電話しながら買い物してたのか。どちらが主なのか分からない。そんなにスマホが手放せないのか。買い物の途中に着信があってのやむを得ずなのか。事情は知らないが、違和感半端なかった。女性は陳列棚にぶつかって陳列物をバラバラにしていた。商品を元に戻しながらもスマホを耳から離さない。何処かヘぶつかるなんて、あなた2つのことをちゃんとできてませんやん、と思った。
🍫バレンタインデーが近いので
バレンタインデー青畝日記は記録なし 阿波野青畝
バアル神崇むるバレンタインの日 知微
2月12日の季語 「シクラメン」と「春北風(はるならひ)」のW主演
シクラメン生き生きとあり春北風(はるならひ) 知微
俳句を投函しに行って、少し寄り道をした時、ある軒先で冷たい風の中咲いている鉢植えのシクラメンを見た。桃色の花から女の子を連想した。〈女の子は風の子〉というワードから出発して、一度はゴタゴタした形になったが、あっちこっちカットしまくって最後はこの形になった。季重なりは、成功してたらOKらしい。
満開の傷つきあひてシクラメン 鷹羽狩行
鳶ともに雲遠ざかる春北風 飯田蛇笏「家郷の霧」
2月13日の季語 桃林(ももばやし)
荷台より逃げ来つる豚桃林 知微
《画像引用元》
2023/02/08 エスケープする動物達
木に凭ればたゆたひはじむ桃林 柿本多映
足速に女深入る桃林 沢木欣一
2月14日 無季
死地にある豚に十四の乳房あり 知微
昨日、経済動物の詩を書いた。「経済動物」の正確な意味を知るため調べたら、下に引用したWikipediaの画像を見つけた。牛の画像もあった。私は豚の画像に胸が痛くて堪らなかった。乳房がある。母豚だ。
だいぶ前にSlaughterhouseにいる豚を動画で見た。苦しんでいる姿だった。お腹に縦に並んだ乳頭があった。あまりに生々しくて、この現実が私は耐え難かった。
あの、心の傷になっている動画をこのWikipediaの画像が思い出させた。母豚の過酷な一生は子豚として生まれた時から始まる。成長したら人工授精によって強制的に妊娠させられ、分娩し、授乳する。人工授精は何回も繰り返されるらしい。人間にとって、雌豚は子豚製造マシーンでしかない。マシーンの役目を果たさなくなった母豚はトラックで食肉処理場へ運ばれる。こんな一生、まともであるわけがない。今朝もまた泣いてしまった。
image/Wikipedia
Slaughterhouseは地上から消えるべきです
こんな悲しい物語は終わらせて下さい
2023/07/04 PETAアジア
少しだけでも、この動物たちの身になって貰えませんか?こんなハメになったあなたはどうして欲しいと思いますか······?その、して欲しい事が私達が動物たちにしてあげる事です。
動物の俳句
🦌びいと啼く尻声悲し夜の鹿 松尾芭蕉
🐈声たてぬ時が別れぞ猫の恋 加賀千代女
☀️日盛りの鼬の韋駄天走りかな 知微
《俳句引用元記事》
2月15日の季語 春きたる
仄かなる虫飛ぶわが家春きたる 知微
立春になって2回見た。何だか分からない、飛ぶ虫。白っぽくて小さい。少し姿を見せて消えてしまう。冬は虫の姿は皆無だった。確実に春だな~と思った。昔は、虫を敵視していた。蝶々と天道虫以外は受け付けなかった。動物保護に関わるようになって1年と5か月。虫のことも思いやれるようになった。
立春や地球儀にある海の張り 鷹羽狩行「狩」
立春の米こぼれをり葛西橋 石田波郷
2月16日の季語 孕猫
「阿倍野・松長大明神」
石鳥居の向かふに休む孕猫 知微
猫の額くらいの、とは、この寺院の事を言うのだろう。民家の間にショートケーキの一切れかと思うほど小さな寺院があった。そこにまるで「貸し切ってます」と言わんばかりに猫が休息してた。
松長大明神(まつながだいみょうじん)大阪市阿倍野区松崎町3-6-50
《画像引用元》
猫の恋やむ時閨の朧月 松尾芭蕉
寝て起て大欠して猫の恋 小林一茶
2月17日の季語 春炬燵
背に敷きし携帯電磁波春炬燵 知微
朝起きたら背中にスマホが〜〜。寝る時間に二度とスマホを触ってはいけない。恐ろしい事をしてしまったと、落ち込んだ朝だった。なんのためにMRI検査まで受けたの? お前、アホだろ? と自分に腹が立った。見えないものも見えるもののように対処しなければ。あとで悔やんでも遅い。寝る前のスマホ操作をやめます。
春炬燵あすのもの食ふ夫婦かな 石橋秀野
糸屑を唇にあてたり春炬燵 石橋秀野
💐凄いと思う石橋秀野の俳句💐
春暁の我が吐くものの光り澄む
西日照りいのち無惨にありにけり
蟬時雨子は担送車に追ひつけず
遠花火とりすがれるは夕布團
星降るや秋刀魚の脂燃えたぎる
曼珠沙華消えてしまひし野面かな
2月18日の季語 梅東風
梅東風や遠のく人を見送る子 知微
東風の波がぶりがぶりと杭を越え 星野立子
東風の中もとの鎖に戻る犬 鷹羽狩行
誤字脱字ありましたらすみません