小学高学年女子クラスの舞台秘話。レッスンの取り組みと演出のコツ。 | 杵屋勝之玲(貞苅玲)の長唄な毎日♥︎
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貞苅玲が2005年に立ち上げて、現在12年目の英語パフォーマンス・スクール。
ESL Theatre Projectの小学高学年女子クラスの秘話。

舞台は今年で6回目・4回目とベテラン揃いのクラスに、
帰国子女の一人が参加したグループ。
英語にも舞台にも自信があったので。

このグループは。

あえて舞台作品に取り組む時間を、3ヶ月。
と決めていました。

2015年の10月から3ヶ月で練習し、1月で最終リハーサル。
という流れです。

3年生から5年生のこのクラス。
だんだん恥ずかしさも出てきて、演技指導にも細心の注意が必要なお年頃。

「できない!!!」「難しい!!!」
『イヤダ====』
と来るのは知っていたので。

初めは朗読劇形式という事で台本を渡し、恥ずかしさは軽減。
リーダーズシアターという朗読劇の形式は、
欧米の学校でも良く取り入れられている演劇の手法です。

台本を読みながらの指導を、だんだんと進化させ。
「暗記は無理!」という彼らの言葉以上の練習を重ね。
完璧に暗記してもらい、台本を撤去。

個人練習も沢山重ねて、自信をたっぷりつけてもらい、
その自信から、身振り手振りもできるようになりました。

英語劇を指導して12年。
思うところは。
暗記はしているのですが、年を重ねるごとに、自信がなくなってくる。。。

覚えられない。。。
間違えたらどうしよう。。。
台本がなかったら不安。。。
という葛藤が生まれてくるのが4年生以上。特に女子。

その不安を取り除き、自信を持ち、自分と向き合ってその不安とお友達になる。
そんなレッスンを重ねた3ヶ月でした。

日本の学校教育はまだまだ、テキストありきの暗記のテストが主流。
「身一つで表現する」
という事が社会で生きていくときに必要とわかるのは。

高校生になってからのバイト面接や、
就活での面接。
そして、社会人になってから。

その時の為にも、自分の体と声で何かを表現する事、
小学生のうちから身につけていたら、きっと楽なんだろうな~
と思い。このスクールを続けてきました。

まだまだ本番での表情も固いけど。
彼らが大人になって、
舞台経験から身につけた自信を持って。

面接などで堂々とできたら。
私は嬉しいです!!!

来年は、スマイル全開の表情と、英語独特の身振り手振りを披露する為に。
新しいレッスンスタート!!!

来年に向けて、もっと素敵な舞台を作るぞっ!!!

舞台公演の様子←はこちらから。