毎度胃キリキリの義理家族クリスマス会が終わった。
とりあえず、担当料理はスムーズに用意でき、時間通りに集合し、
集まってまずお昼ご飯を食べた。
そこまではよかった。
ところが。
やっぱり平和なままでは終わらなかった。
そのあとのお歳暮交換(プレゼント交換)のときである。
義姉は、夫にサンダルをプレゼントした。
が、夫はすぐにあることに気づき、
これ、使ったものだよ。ソールがすり減ってる、オプショップで買ったの?と言ったようだった。
私はそこにいなかったので、なにも知らなかった。
私には、これはサイズがやや大きすぎたから、履けない、と言った。
しかし確実にそのあとは、義姉は黙りこくって過ごした。
そのあとなのか、前なのか、義姉は甥(自分の息子)にプレゼントを渡したが、
甥はプレゼントを手にしたものの、開けずにそのまま床に置いてしまったのだという。
それで、義姉はすっかり傷ついたらしく、泣いていたとか。
私はまっっっったくそう言うことに気づかない人間で、
そういえば、あの頃ちょっと義姉は鼻声だったような、、、と言う程度だった。
義姉は義母に話していたらしく、後で義母が私に、
こう言うことがあったの、と話し、初めてなにがあったか知ったのである。
そりゃまあ、人が履いたものは、クリスマスのギフトとしては不適切だと思う。
それが、お金に困っている人だとか、お年寄りでプレゼントを買いに行けないとか、なら受け入れられるんだろうが、
普通に給料もらって働いている人だしなあ。。。という気持ちは私も湧いてくる。
義母は、私には夫のことは言わず、甥の態度の悪さだけを言った。
もう、義姉は何度も甥に対して過去のことを謝ろうとしているのに、
彼が全く話を聞く気がない。
もう、いい加減に許さなければならない。
と、私に言った。
そのあとで、甥っ子とも話す機会があり、
もうなんだか、ひとりで悲劇のヒロインをやっていて、あれはだめだよなあ、と言っていた。
私にとっては、夫のことだけが関係してくるが、
確かに、一度裏切られたから許せない人、であろうし、
この人には中古品でいいや、という対処をされたことで、また許せない人になったらしい。
やはり胸に一物ある関係は、これからも一生続くんだなあ、と確信したクリスマスだった。
それにしても、夫はもう、受け入れられない人がどんどん増えている。
夫が受け入れられない人は、私も仲良くしにくいという状況になりつつある。
それがこの義姉だけではない、というのが私はとても気になる。
あの大工さんの元カノ然り、
近所の日本人の友人の旦那さん然り、
近所の日本人老夫婦然り。
ここ数年で、受け入れられない人がどんどん増えているのだ。
これって、年だから?頑固になっているということか?
ただ、はっきりしているのは、私はその人たちと付き合いを断つつもりはない。
だから、もうその人たちの話は、夫の前ではほとんどしない。
夫婦の会話がなくなる。
共感することがなくなる。
こうして、どんどん関係は冷めていく。
夫婦で一緒に行動しなきゃダメ、という考えの夫だが、
私は夫が付き合いたくない人と会う時は、彼の仕事の週末を選び、私一人で行動している。
今更、じゃあ、もう別々の道を歩んだほうがいい、とかは私からは言うつもりはないが、
夫は確実に、会話のない私との生活を退屈に思っている。
それが証拠に、毎日大工さんと電話で話し、
帰宅すればテレビが友達である。
結婚30年も経てば、そんなもんだろう、とも私は思っている。
共同生活の義理は果たしながら、それぞれの世界で生活していくしかない。