還暦記念の贅沢な旅から戻った。
歳のせいだろうか、いろいろなことが頭の裏にあって、
若い頃のように100%ホリデー気分と言うわけではなかったが、
本当に日頃できないこと楽しませてもらった。
私がこの旅行中、終始驚いたのは、シドニーの経済の大きさだった。
この10年で、ものすごい発展、変化を遂げていたと感じてならない。
それは、バブル時代、日本がニューヨークなどに抱いていたイメージというか。
最初から最後まで見ていてきなかったのが、
見たこともないような形の建築物だった。
正直言って、東京よりもうんと斬新で美しいデザインが多いような気がする。
半年位前だが、池上さんの番組で、
今世界一景気が良いのがオーストラリアだと聞いた。
私は今それを目の当たりにしているんじゃないかと思った。
NZ人の夫も、空港に行くその簡単さが素晴らしいと言っていた。
自分で車を運転しなくていい、
夜中から誰かに運転を頼まなくていい、
駐車場の心配をしなくてもいい、
それも安価でできてしまう、飛行機の旅に対する気楽さ。
これはまだまだニュージーランドにはない。
また街なかをトラムが走り、
それに乗るだけで街が一望できる一つの観光。
それはイタリアローマの街の作りと似ていた。
なぜオークランドの街は、あんなにも廃れてしまったのだろう。
街の灯りが少なくて、真っ暗で、
街と言う華やかであるはずの場所が、
今では誰にとっても行きたくない場所になってしまっている。
しかし、私はニュージーランドに住んでいる。
ニュージーの良さを改めて考えている。
笑顔の多さとか、そばにいる人を助けようと目を配ってくれる優しさは、
オーストラリアよりも勝っていると思うのだけど。