席を変わる人 | レイドバックnzのブログ

レイドバックnzのブログ

ブログの説明を入力します。

せっかくの美談に水を差す話だが、


やっぱり書いておきたいと思う。


一生イチの贅沢の場で、あまりにも興醒めしたので。


オペラハウスでオペラを見る、なんて、


私のようにオペラを知らない人間には、贅沢以外の何者でも無い特別な事。




中に入って音を聞いてみたいという好奇心と、


知っている有名な曲があるからこそ行ったのであるが、


特別な事だけに私はものすごく緊張していた。


途中で咳き込んだらどうしよう、とか、


トイレに行きたくなったらどうしようとか、


さっぱりワカラン、と寝てしまってお金の無駄にしたらどうしようとか、


本当にしょうもない心配のため。





が、イタリア語の歌を、舞台の上部にある字幕版で英訳してくれ、


これは本当に助かった。


それでも時々わからない単語もあったが、


そこは得意の読み流しというか、雰囲気で。。。



とにかく集中していたのであるが。




第2幕が始まる直前に、


ずっと空いていた私に隣の席に、


アジア人2人が入って来たのである。




そこは、私たちの席料の2倍以上する場所。


明らかに、空いているから来た、という行動。




席を取る時に、どのあたりがいくらというのを見ていたダンナは、怒った。


 You can’t come in those seats! 


1人目の男性は既にでんと座り、その後に続いた男性にダンナはそう言った。


勇気ある…


しかしダンナは正しい。


よく言った!と思いながら私も睨むと、


えっ、でもあの席の案内人の女性がいいと言った、と言いたげ。


ダンナは、


君たちの座っていた(49ドルの)券で、そこには座れないよ。その案内係に聞いてみなさい、


と、案内の女性に聞こえるように言った。




男性2人は何も言わずすごすごと、


私達の狭い膝の前を通って出て行った。




そしてその案内の女性に聞いたらしく、


なんとその案内係は5列ほど前の、


これまた第一幕には空いていた結構なお席に座らせていた。


こういう事をしたのが、私達の2列前にもいたのを私たちは見た。




これって、何?どういう事?




最低金額払って中に入っちゃったら、


空いてる高い席に動いていいよって事かい!


それも勝手に自分でするのでなく、


案内係が手引きをするなんて!




言いたくは無いが、その2組どちらもアジア人、


ダンナが叱りつけたのは中国人だった。


そして案内係もアジア人。




品の無い行動はやめてくれ!!!


これだからアジア人はって言われるんだよ!




私の特別な時を、よくも汚してくれたな!!


と、とても嫌な気分になった。