連続テレビ小説『カーネーション』第9週「いつも想う」(第52回) | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

連続テレビ小説『カーネーション』
第9週「いつも想う」(第52回)


作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎


出演:
尾野真千子(小原糸子)
麻生祐未(小原千代)

正司照枝(小原ハル)

駿河太郎(小原勝)

柳生みゆ(小原静子)、南条好輝(生地屋・河瀬)、飯島順子(木岡美代)、坂口あずさ(小原清子)、杉岡詩織(小原光子)、西村亜矢子(木之元節子)、玄覺悠子(縫い子・昌子)、永井貴也(職人・中村)、今井雄一(職人)、津野倫子(客)、安部知子(同)、志垣ふみえ(同)、那々實あぐり(近所の主婦)、宮川サキ(同)、西村頼子(客)、柴田洋子(同)、田辺浩子(同)、澤田誠(配達人)、前田莉緒(子守)、鈴木紗良(小原直子)、高田真衣[クレジットなし](縫い子・幸子)、吉沢紗那[クレジットなし](縫い子・トメ)、橋爪未萠里[クレジットなし](縫い子)、グレース、舞夢プロ、日本芸能センター

小林薫(小原善作)


STORY

糸子は河瀬から買い取った生地の金糸の上から黒リボンを縫いつけ、黒い線のデザインとして活かすことを思いつく。昌子を立たせて布を当て、ワンピースを仮止めする糸子。それを見て糸子はこれはいけると確信。昌子も生地の物がいいから着心地がいいと満足気。これは売れると喜ぶ昌子だったが、あと100反あると聞いて余計なことに首を突っ込まないようにと苦言を呈する。糸子はそれには耳を貸さず、しばらくこれを着てマネキンとして店に出るように言う。いい考えだと賛同する静子たちにも洋服を着るように言う糸子。金糸入りの生地で作ったスカートを着て静子が外出すると、木岡の妻・美代がそれに目を留める。一番流行りの生地らしいと聞き、店に向かう美代。更に通りすがりの主婦たちも目を留め、店に向かう。美代たちが店に着くとすでに沢山の客。縫い子たちはワンピースを着て仕事をして、ハルの前掛けにも生地が使われていた。河瀬は半分も買ってもらって助かったと言うが、まだ半分残っており、生地は冬物であるため、年を越したら売れなくなる。糸子はどうにかして全部売り切ってみせると宣言する。それを聞き、直子を預かると申し出る河瀬。少ししたら、縫い子たちは着物で働いてもよくなる。その代わり、客があっちやこっちで宣伝してくれたため店は大いに繁盛し、糸子はこの調子だったら本当に使い切れそうだと手応えを感じる。だが、昌子は5人しか縫い子がいなくては今の分だけでいっぱいいっぱいであり、これ以上注文を受けないように糸子に言う。糸子は待っている客を断ってこようとする昌子を止め、縫い子が足りないなら増やせばいいと言う。まず、糸子は2階で仕事をしている勝と2人の職人に、暮れまで下の仕事を手伝って欲しいと頭を下げ、お抱え助っ人団である清子と光子を呼び寄せる。ハルにこれでは米が足りないと言われ、どうしようか途方に暮れる千代。そこへ泣いている直子をおぶった子守の少女がやってくる。少女のために甘いものを持ってきてもらうように頼む糸子。泣きながら直子の子守をすることの辛さを訴える少女に、堪忍なと詫びるしかなかった。糸子はどうしても善作は預かってくれないだろうかと勝や千代と相談する。その矢先、仕事を終えて帰宅しようとする職人に対し、「あんたそんな暇か。暇やったら直子の子守させちゃろか」と凄む糸子。勝は糸子を落ち着かせると、弟のところに頼もうかと提案する。馬場の山奥だから一度預けたらしばらく預けっぱなしになってしまうが、明日連れていって大晦日に迎えにいけばいいと言う。当初は渋っていた糸子だったが、背に腹はかえられず、お土産を山ほど持って弟のところに向かう。その途中、前に来たときはもっと近かったような気がしていた糸子は、前来たときは結婚したばかりで気楽なものであり、戦争も始まってなかったし勘助もいた。糸子ももっと若かったし、もっと別嬪だったし、色ももっと白かったし脚ももっと長かったと述懐する。


河津から買った“ぜいたく品”の生地を使って、ワンピースやスカートを作ってこれまた評判を呼ぶ糸子。今までのところ、何をやってもうまくいってますね。
まさにオハラ洋装店は流行の情報発信基地といったところでしょうか。
その生地で作ったスカートをはいた静子も、「この生地流行ってるらしいで」と適当なこと言ってましたけど。笑
あと、“お抱え助っ人団”(妹たち、暇なんか?)を呼びに行くときの演出がよかったですね。

ここのところ目立っているのが縫い子の昌ちゃん。
帳簿の管理もやっているらしく、店のことを考えてあれこれ糸子に進言をするも、なかなか言うことを聞いてもらえないのはもはやお約束。
玄覺悠子さんってもっとシュッとしたイメージがあったんですが。笑

猛獣・直子の預け先も結局まだ見つからず…。
一体何があったんだ、生地屋の女の子。
というわけで勝の弟のところに預けることに。
その道すがら、前回来たときはもっと若かったしもっと別嬪だった云々と愚痴をこぼす糸子ですが、脚の長さは変わらんやろ。笑