連続テレビ小説『カーネーション』第6週「乙女の真心」(第33回) | 新・法水堂

新・法水堂

演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

連続テレビ小説『カーネーション』
第6週「乙女の真心」(第33回)


作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎


出演:

尾野真千子(小原糸子)

正司照枝(小原ハル)

濱田マリ(安岡玉枝)

駿河太郎(テーラー職人・川本勝)

黒谷友香(踊り子・サエ)

団時朗(ロイヤル店主)

須賀貴匡(安岡泰蔵)、尾上寛之(安岡勘助)、久野雅弘(佐藤平吉)、稲健二(カンカンホール支配人)、澁谷健史(テーラー職人)、吉井基師(同)、森江流(ロイヤルの客)、NAC、劇団東俳、劇団ひまわり、放映新社、キャストプラン

小林薫(小原善作)


STORY

善作はチラシをすべて回収し、糸子にもう一度外で働いて一から修業してくるように言い、表の品書きも丸めて捨てる。善作が見つけてきたのは隣町の紳士服ロイヤルで、男物の洋装は世間に広まって結構繁盛していた。店主は威張っており、髪の手入れに余念がない。コーヒーを持っていっても理由も告げずに淹れ直せと命じる。他の職人もみんな感じが悪かったが、一人だけやたらと愛想のいい人がいた。糸子がなかなか思い出せないでいたその男の名前は川本と言った。帰宅すると、玉枝がハルと話をしていた。善作が飲みに行ったと聞き、体の心配をする糸子に体より金が心配だと言うハル。玉枝は糸子に最近、勘助から何か聞いていないかと尋ねる。勘助は最近、夜遅くまで帰ってこず、菓子屋の主人が賃金をくれなくなったと言って、家に賃金を入れなくなっていた。糸子は勘助がどこに通っているのかを突き止めることにする。最近、岸和田商店街にできたカフェ「太鼓」に勤めている平吉を訪ね、勘助のことを聞き出す糸子。勘助が通っていたのはカンカンホールで、店内ではバンドの生演奏に合わせて男女が踊っていた。勘助の視線の先には一人の踊り子の女性サエ。曲が終わり、サエに近づいてチケットを差し出す勘助だったが、別の男に出し抜かれてしまう。店内に糸子の姿を見つけて固まる勘助。糸子が何かを言おうとすると、堪忍と頭を下げ、サエのことが好きになってしまったと打ち明ける。菓子屋からの賃金を全部使ってしまったことにあきれつつ、勘助を連れて帰ろうとする糸子だったが、勘助は今帰ったら踊る資格がなくなる気がすると拒否する。初めから資格なんかない、まずは主人に義理を果たし、玉枝に孝行することだと言われながらも、そんなことをしていたらサエを他の男に取られてしまうと答える勘助。頭に来た糸子は勘助の頭をはたき、床に押し唐オてつかみかかり、店員に引き離される。糸子と勘助はサエとともに支配人室に連れて行かれる。店で起こる喧嘩のほとんどが痴話喧嘩だと言う支配人は、孝行をしていない勘助がここで踊るのは100年早いという糸子のことをなかなかいい性根をしていると感心し、うちで雇ってやろうかと持ちかける。糸子がロイヤルという店で洋裁の職人をやっているというのを聞き、興味を示すサエ。結局、店主は金輪際、勘助を店に入れず、踊り子にも会わせないという約束をしてくれ、勘助は泣いていたが糸子は慰める気にもならなかった。帰り道、ばったり出会った泰蔵は勘助が泣いているのを見てどうしたのかと尋ねるが、糸子は何も聞かないでと言い、一発殴っておいてくれと頼んで帰る。


水曜にしてまた新たな展開。
ロイヤルなる紳士服店で勤め始めた糸子、ここで出会ったのが川本勝。
すなわち、将来の旦那様ですね。愛想はいいものの、あまり印象に残っていないようで、名前も村田…?状態でしたけれども。笑
演じる駿河太郎さんはご存知、笑福亭鶴瓶さんの息子さんですが、この人自体、印象が薄いんですよね。映画なんかを観ていてクレジットで名前はよく見かけますが、一度として認識できたことがありません。笑。先日の『極道めし』もそうでした。
今回の朝ドラ出演によってさすがに顔を覚えられそうですが。

ロイヤルの店主に扮していたのが団時朗さん(役名はないのか…)。
どうやらヅラのようで、コーヒーを淹れ直すように言われた糸子が「薄かったですか」と聞いてきたのに対してドキッとしてましたね。糸子も心なしか視線が頭髪に集中しているような…。

もう一人新たな登場人物としては踊り子のサエ。
彼女に想いを寄せ、ふらふらしている勘助にキレる糸子。こういう時の糸子は小学生時代の糸子に重なりますね。
さて勘助の恋路やいかに。