連続テレビ小説『カーネーション』第5週「私を見て」(第27回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『カーネーション』
第5週「私を見て」(第27回)


作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎


出演:

尾野真千子(小原糸子)

麻生祐未(小原千代)

正司照枝(小原ハル)

甲本雅裕(木之元栄作)

トミーズ雅(桝谷幸吉)

柳生みゆ(小原静子)、眞木めい(小原清子)、吉田葵依(小原光子・声)、一木美貴子(桝谷さよ)、金谷克海(パッチ職人・坂本)、河野智宏(同・岡村)、中村大輝(同・山口)、湯浅崇(同・田中)、辻本瑞貴[現・辻本みず貴](百貨店店員)、上田泰三(花村の部下)、妻形圭修(生地屋)、岡田千代(百貨店の客)、劇団ひまわり、劇団東俳、キャストプラン、日本芸能センター

國村隼(心斎橋百貨店支配人・花村喜一)

宝田明(松坂清三郎)

十朱幸代(松坂貞子)

小林薫(小原善作)


STORY
糸子の作ってきた制服を見た支配人は入口やエレベーターの前に糸子を立たせて、熱心にメモを取る。女性客にネクタイの売り場を聞かれた糸子は成功だと喜ぶ。その結果、糸子の制服は採用となるが、支配人は制服を一新するなら新年の初売からお披露目したいと言う。そのためには正月3日までのあと一週間で20着を作る必要があった。無理だったら縫製はよそに頼むという支配人を抑え、20着作ると言い出す糸子。大きさは3種類で、大が3着、中が12着、小が5着。それを2日朝10時に納品しなければならない。糸子は急いで生地屋に向かい、2割ほどの前金で同じ生地を丸一反を購入する。帰るなり、その足で木岡履物店に行き、靴代を置いてきた糸子は、家に戻るとハルに大の型紙を、千代に小の型紙を裁断してもらい、中の型紙は手分けして作業するように指示を出す。分かっているのかはっきりしない千代に不安を感じる糸子。更に帰ってきた光子を手伝いに呼ぶが、代わりに善作が上がってくる。光子に店番をさせて、自分が手伝うという善作。一安心した糸子はミシンを探すため、桝谷パッチ店を訪れる。幸吉にミシンを使わせて欲しいと頼むが、年の瀬まで夜もミシンを使う状態。大晦日と元日なら使えると言われるが、それでは間に合わない。糸子は他を考えると言って、慌ただしく出ていく。田中は糸子がカッコよくなったと感心し、山口は茶ぐらい飲んでいけと湯呑を差し出す。糸子が木之元電キ店から神戸の祖母に電話をかけると、ミシンはいくらでもあるという返事が返ってくる。ミシンを送っていたら間に合わないため、糸子は神戸に泊まり込むつもりでいた。貞子から電話を受けた清三郎は、来客の相手もそこそこに任しておけと請けあう。清三郎の返事を聞いて安堵する糸子。帰宅した糸子は家族に神戸に行くことを伝えるが、善作が神戸なぞ行くなと反対する。糸子は善作に抗議するが、頬を叩かれ、神戸に行ったら二度とうちに入れないと告げられる。途方に糸子だったが、ハルは行ってこいと言い、妹たちも応援する。糸子は善作が千代に一番あたることを心配するが、千代は心配しないように言う。糸子は電車に飛び乗り、神戸を目指す。

善作の作戦が功を奏し、めでたく糸子の制服が採用。
何の手直しもなしでええんかいな。
そしてあと一週間で20着を作ることになりますが、そんな急に制服を変えるなんてことしちゃっていいんでしょうかね。支配人の権力は絶大ですな。

さて帰宅するなり、家族総出で製作に取りかかる糸子ですが、善作も手伝ってくれて、やはり随分理解を示すようになったと思った途端、神戸には行くな発言。
それでもハルや千代の後押しもあって、電車に飛び乗る糸子ですが、ホント、千代はぽわーんとしていて分かっているのか分かっていないのか不思議な人です。