連続テレビ小説『カーネーション』第3週「熱い思い」(第14回) | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

連続テレビ小説『カーネーション』
第3週「熱い思い」(第14回)


作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎


出演:

尾野真千子(小原糸子)

麻生祐未(糸子の母・小原千代)

正司照枝(糸子の祖母・小原ハル)

栗山千明(吉田奈津)

トミーズ雅(パッチ店店主・桝谷幸吉)

柳生みゆ(糸子の妹・小原静子)、眞木めい(同・小原清子)、吉田葵依(同・小原光子)、金谷克海(パッチ職人・坂本)、河野智宏(同・岡村)、中村大輝(同・山口)、湯浅崇(同・田中)、舞夢プロ、劇団ひまわり、日本芸能センター、東映太秦映画村

小林薫(糸子の父・小原善作)


STORY
夜。小原家ではみんなが夕食を食べずに糸子の帰りを待っていたが、善作だけは先に食べ始める。ハルが薄情な父親だと嘆いていると、糸子が帰ってくる。仕事はどうだったかと聞かれ、新米だから雑用を押しつけられるが、たいしたことはないと虚勢を張る糸子。善作は黙って食事を続ける。夕食後、糸子は部屋でうつぶせになって、ミシンを触るまでにかかる10年という年月に思いを巡らす。そんな糸子の様子を障子に隠れて見守る千代とハル。善作も実は気になっていた。糸子のパッチ屋修行がぼろぼろであることを家族は薄々気づいているようだった。翌朝、ハルはおにぎりを、千代は金平糖を糸子に持たせる。怒られたら隅に行ってこそっと食べるように言われた金平糖はすぐになくなった。糸子は朝から晩まで怒られっぱなしで、近づいたと思ったミシンは遠くなるばかり。一生触られないのではと不安になる。ガラスを磨く大変さも分からず、自分はべったり張りついていたことを思い出す糸子。女学校のことを思い出し、奈津でいいから会いたいと思っていると、その奈津が店の前に姿を現す。中に招かれた奈津はミシンを使わせてもらい、幸吉から「なかなか筋がいい」と褒められる。他の職人もちやほやして奈津の相手をする。夜、掃除をしていると、山口がやってきて早く帰るように急かす。外に出ると、奈津が待っていた。奈津が聞きたいことがあると切り出したのは泰蔵の結婚のことだったが、糸子にとっては初耳のことで奈津を失望させる。奈津は泰蔵のことを知っていると言うが、毎朝学校に行くときにすれ違うだけ。糸子はひとしきり笑った後、泰蔵は奈津のことを知らないと思うと言う。奈津はそれは自分がまだちびだからであり、もう少し大きくなるまで結婚なんかしてはいけないと言う。奈津の話はアホみたいだったが、一時、女学生に戻った気がしていた。朝。千代が起こしにいくと、糸子が風邪を引いて寝込んでいた。善作は店なんか行かなくてもいいと言うが、棚卸しのため、無理を押して仕事に出かける。ハルは糸子に上着と襟巻きをつけさせる。一番下っ端の糸子は、朝、誰よりも早く店に来て、窓を全部開け、炭を熾し、水がめに水を入れ、これからみんなが使うところを拭いておく必要があった。仕事場にきた岡村は、糸子がいない方がはかどる、風邪を移される方が迷惑だと言って、すぐに帰るように命じる。田中は岡村に糸子が全部を真に受けると注意し、「ホンマのことは言うたらあかん」と言う。帰り道、糸子は店を辞めると泣き出す。

家では仕事の辛さをおくびにも出さずに明るく振舞う糸子ですが、家族にはバレバレ。ハルがお腹がすいたときに食べるようにとおにぎりを持たせてくれ、千代は怒られたら食べなさいと金平糖をくれるのも家族らしい心配りですな。

糸子が奈津でいいから話したいと思っていた矢先、当の本人が店先に。
泰蔵の結婚について話を聞きたかったようですが、糸子も初耳。しかし奈津も毎朝すれ違っているだけで泰蔵のことを知っていると言い張るあたりは可愛らしいですね。
あと、自分のことを「ちび」と言ってましたが、まったくそうは見えない…笑。しゃがんで台詞を言っていたのはせめてもの抵抗かも知れませんが、やはりこの辺もまだ彼女たちは14歳だという脳内変換をして見ないといけませんね。

ところで山口、夜中に店に残って何をしているんでしょうねぇ。