連続テレビ小説『カーネーション』第3週「熱い思い」(第13回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『カーネーション』
第3週「熱い思い」(第13回)


作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎
時代考証:明珍健二 タイトル映像:辻川幸一郎

タイトルロゴ:北山雅和
資料提供:元生茂樹
撮影協力:大阪府岸和田市、岡山県倉敷市

出演:

尾野真千子(小原糸子)

麻生祐未(糸子の母・小原千代)

正司照枝(糸子の祖母・小原ハル)

栗山千明(吉田奈津)

トミーズ雅(パッチ店店主・桝谷幸吉)

濱田マリ(近所の髪結い屋・安岡玉枝)

尾上寛之(安岡勘助)、柳生みゆ(糸子の妹・小原静子)、眞木めい(同・小原清子)、吉田葵依(同・小原光子)、一木美貴子(幸吉の妻・桝谷さよ)、金谷克海(パッチ職人・坂本)、河野智宏(同・岡村)、中村大輝(同・山口)、湯浅崇(同・田中)、山下ひとみ(女学生)、杉本好(同)、福嶋千明(同)、NAC、舞夢プロ、劇団東俳、劇団ひまわり、テアトルアカデミー

小林薫(糸子の父・小原善作)

岸和田ことば指導:林英世

関西ことば指導:川本美由紀、田中恵理
洋裁指導:大田垣妙子

パッチ裁縫指導:稲田幸子

髪結い指導:岩見悠紀子 呉服店指導:高田啓史

所作指導:草下虎丸


制作統括:城谷厚司
プロデューサー:内田ゆき

美術:石村嘉孝 技術:大須賀弘之
音響効果:片平洋資 編集:藤澤加奈子
撮影:岡田裕 照明:松本豊 音声:渡辺暁雄
映像技術:森千重 記録:江川雅美

演出:末永創


STORY
糸子が女学校を辞めることに級友たちも驚く。パッチ屋で働くのは小原呉服店が苦しいからではないと念を押した糸子は、奈津にも餞別を渡して教室を立ち去る際。糸子は玉枝がお祝いに外国の料理をご馳走してくれるというので、安岡家に向かう。一口食べ、そのおいしさに目を丸くする糸子。勘助も恐る恐る口にする。その料理の名はカレーと言った。桝谷パッチ店で働ける日がやってくる。善作は「勉強やで」を100回ぐらい繰り返してから糸子を送り出す。千代は手土産に饅頭を持ち、糸子とともに桝谷パッチ店に挨拶に向かう。糸子はきっとみんなが喜んでくれると胸は喜びでいっぱい。店主の幸吉もこんなに嬉しいことはないと歓迎するが、職人たちの態度はいつもと違っていた。一番下っ端の山口は糸子が客だったから愛想よくしていただけであり、これからは口の利き方にも気をつけて、敬語を使うように言われる。お茶淹れも糸子の仕事となり、偉い人から配っていくのだと教えられる。幸吉の次に坂本に配り、坂本の次に偉いのは誰か尋ねると、岡村と田中から返事が返ってきて取っ組み合いの喧嘩を始める。岡村は田中より年下だが一週間先に勤め始めており、そのことでこの2人は10年揉めているのだった。続いてガラス磨きでは、縦縦横横と磨くのだと指導。お昼になるが、下っ端は残って留守番。他の職人が食べ終わって櫃を見ると残ったご飯はごくわずかだった。幸吉の妻さよは食器を片付けにきて糸子を急かす。遊びに来るのと働きに来るのは全然違うことを実感する糸子だったが、一番びっくりして一番悲しかったのは、見習いの5年は聡怩ニお茶くみ、ミシンを触らせてもらえるのは10年先だと山口に言われたことだった。

バウムクーヘンの次はカレーですか。
ちなみにハウス食品が初めて家庭用カレールウを発売したのが大正15年。
いよいよ洋食が一般家庭にも進出してきたわけですね。

そして遂に迎えた桝谷パッチ店での初日。
予想通りと言えば予想通りですが、これまでのお客さん扱いとは打って変わって下っ端扱い。これで糸子にも善作が言っていた「勉強やで」の意味が分かったことでしょう。ま、100回も言わなくてもよさそうなものですが。笑
ミシンに触れるまで10年……道のりは長そうです。

桝谷パッチ店の職人の面々も少しキャラがはっきりしてきました。
ちなみにどっちが偉いかで争っていた岡村役の河野智宏さんと田中役の湯浅崇さんとでは実際には湯浅崇さんの方が年下(ちょうど1年と1日違い)。でもハ…頭髪が薄いのでそうは見えませんが。笑