連続テレビ小説『カーネーション』
第2週「運命を開く」(第12回)
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作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎
出演:
尾野真千子(小原糸子)
麻生祐未(糸子の母・小原千代)
正司照枝(糸子の祖母・小原ハル)
栗山千明(吉田奈津)
甲本雅裕(木之元栄作)
トミーズ雅(パッチ店店主・桝谷幸吉)
濱田マリ(安岡玉枝)
須賀貴匡(安岡泰蔵)、尾上寛之(安岡勘助)、柳生みゆ(糸子の妹・小原静子)、眞木めい(同・小原清子)、吉田葵依(同・小原光子)、河野智宏(パッチ店職人・岡村)、小泉小由理(神宮寺の妻)、酒井藍(神宮寺の娘)、那々実あぐり(近所の主婦)、小松勇司(勘助の同級生)、江村修平(同)、福栄新(近所の子供)、河原綾音(同)、貴志梨名(同)、東西屋(ちんどん屋)、NAC、劇団東俳、劇団ひまわり、キャストプラン、東映太秦映画村
石田太郎(岸和田の大地主・神宮寺源蔵)
小林薫(糸子の父・小原善作)
STORY
木之元電キ店が開店し、ちんどん屋が呼び込みをしている。木之元は糸子ら近所の子供たちを集め、これからは洗濯や聡怩d気がするようになると説明。一番すごいのはラジオという箱だと言う木之元。子供たちはあれこれと箱の中身を想像するが、人の声や音が聞こえると言われ、よく分からないと帰り出す。表でちんどん屋が賑やかに宣伝をしているのを見つめる善作。帰ってきた千代は、買ってきた虫下しの薬を飲むように善作に渡す。善作は神宮寺の家に出向き、神宮寺の妻と娘にも挨拶をするが、手ぶらで来たことを詫びて頭を下げる。妻と娘を下がらせた後、神宮寺は店をたたむのかと尋ねる。まだ迷っているという善作に対し、辞めるなら早いうちだと忠告する神宮寺。新学期が始まり、糸子は許しを得ないまま桝谷パッチ店に立ち寄り、店の中を覗く。壁越しに聞こえてくるミシンの音に耳をすまし、目を閉じて微笑む糸子。帰り道、同級生と一緒にいる勘助を見かけて無視しようとする糸子だったが、いじめられていることに気づき、同級生の1人に体当たりする。倒れた同級生を履物で殴る糸子だったが、もう1人にお腹を蹴られてしまう。それを見た勘助はかばんを振り回して追いかける。糸子は勘助に負ぶわれて帰宅する。喧嘩したと聞いてあきれるハルたちに自分のせいだと説明する勘助だったが、糸子は物を投げつけて「帰れ!」と追い返す。2階の部屋で布団を敷いて横になる糸子。善作は階段からハルが糸子と話している様子を伺う。勘助に助けられて悔し泣きする糸子は、あんなヘタレでも男というだけで強くなってしまったことに絶望する。ハルは女子には女子のやることがあると言い、裁縫したらいいと水を向けるが、糸子は善作に禁じられたアッパッパを縫いたいと言い、ミシンはうちのだんじりなんだと言う。「だんじりにも乗られへん。ドレスも着られへん。ミシンも使えんで勘助にまで負けてしもたんや。もうしまいや」と声を上げてなく糸子。次の朝。善作は糸子を座らせ、だんじりが終わったら女学校を辞めてパッチ店へ行けと言う。働きに行くと思うな、勉強をしにいくと思えと忠告する善作だったが、有頂天の糸子はまったく善作の話を聞いておらず、その言葉の意味を分かっていなかった。だんじり祭りの日。いつものように小原呉服店の2階からだんじりが駆け抜けていくのを待ち構える糸子たち。泰蔵が今年も大工方を務め、引き手の中には勘助の姿もあった。奈津も往来で泰蔵の勇姿を見つめる。糸子は泰蔵に声をかけ、心の中で「うちもうちのだんじりに乗れることなってん」と報告する。
木之元電キ店が開店。
まさに新しい時代の到来という感じですが、まだまだ電気のある生活はピンとこない様子。今じゃその電気を作るための設備がえらいことになっているというのに…。
ところでラジオもないのに何を売っているんでしょう。
それに引き換え、呉服店はジリ貧。
結局、嫁入り一式を揃えることができずに神宮司に詫びにいく善作ですが…。
うん、まずは神宮司の娘を別嬪だと言ったことを詫びようか。笑
演じている酒井藍さんは吉本新喜劇に出演している方だそうで。
そんな中、糸子は勘助に助けられたことにショックを受けて号泣。
さすがにそんな糸子の様子を見て、せめてアッパッパぐらいは縫わせてやろうという親心でしょうか、善作もパッチ店で働くことを許可します。善作が言っていた働きに行くな、勉強しにいくと思えという言葉の意味が分かるのは来週以降ということになりそうで…。