連続テレビ小説『カーネーション』
第1週「あこがれ」(第2回)

作:渡辺あや
音楽:佐藤直紀 演奏:フェイスミュージック
主題歌:「カーネーション」椎名林檎
出演:
二宮星(小原糸子)
麻生祐未(糸子の母・小原千代)
正司照枝(糸子の祖母・小原ハル)
桂茶がま(教師)、梅田千絵(吉田屋女将・吉田志津)、高須瑠香(料理屋の娘・吉田奈津)、吉岡竜輝(玉枝の次男・安岡勘助)、木村風太(佐藤平吉)、荒田悠良(糸子の妹・小原静子)、村上凜(同・小原清子)、花田鼓(同・小原光子)、や乃えいじ(用務員)、小継梨紗(呉服店の客)、劇団東俳、キャストプラン、日本芸能センター、東映太秦映画村
小林薫(糸子の父・小原善作)
STORY
朝。善作は朝食を食べている糸子を呼んで紬を見せるが、糸子にはまだ着物のことはよく分からなかった。学校の授業で、糸子は自分の名前は「一生糸で食べていけるように」と母方の祖父がつけてくれたと作文を読む。先生に呉服屋を盛りたてるために「いいお嫁さんにならなくてはいけない」と言われる糸子だったが、お嫁さんにはならず、大工方をやりたいから大工になると発言して平吉らに笑われる。先生は女は男の一歩後を歩き、男を引き立てるのが役割だと言い、男と同じ仕事をしようと考えてはいけないと言うが、糸子は納得できなかった。吉田奈津は代々吉田屋の女将の名前に津の字がついており、立派な女将になるように父親が名前をつけてくれたと作文を読む。一方、小原呉服店では善作が客に何も売ることができずに見送っていた。ハルは善作に吉田屋に集金に行くように言うが、売るのも下手なら集金も下手と呆れ顔。授業が終わり、奈津は日焼けをしないように傘を差して帰宅する。糸子は女は男の言うことを聞いていたらいいと言う男子生徒を追いかけ回し、勢いあまって用務員を突き倒してしまう。店に来た先生と用務員に対し、平謝りの千代とハル。善作にお灸を据えてもらうと言う千代に対し、それだけは堪忍と懇願する糸子。ハルは善作が集金できずに鬼みたいな顔をして帰ってくることを見越し、黙っているように千代に言う。それを聞いて一安心した糸子は遊びに出かける。案の定、集金できずに帰ってきた善作は河原で遊んでいた糸子を呼び寄せ、吉田屋に集金に行かせる。集金に行って手ぶらで帰ったことなんかないと自信満々の糸子に対し、頭を使っていけよと助言する善作。吉田屋では女将の志津が三味線を弾き、奈津に日舞の稽古をつけていた。稽古が終わった奈津は、玄関に現れた糸子の顔を見て怪訝な表情。お勝手に回るように言うが、また明日来るようにと父親の言葉を伝える。「子供の使いとちゃうねんで」と粘る糸子だったが、奈津に追い出される。
第2回もなかなかいい感じ。
やはり糸子役の二宮星ちゃんがいいですね。お世辞にも可愛いとは言えませんが(笑)、表情が豊かで「お転婆」という言葉がぴったり。
ちなみに名前は「にのみやあかり」と読むようです。
お母さん、無茶言うたらあきまへんで。チッチキチ~。
呉服屋の娘なのに毎日同じ着物の糸子と毎日違う着物を着てくる奈津との対比も分かりやすいぐらいですが、朝ドラにはこれぐらいがちょうどよろしい。
今回もまた、男女の性差というものが絡んできましたが、そういったところに幼少期から疑問を持つぐらいじゃないと、後々男社会で成功することはできないんでしょうね。奈津の方は何の疑問も抱かず、吉田屋の女将となるべく英才教育を受けているようですが…。
しかし吉田屋、いくら立派か知りませんが、呉服屋の代金をなかなか払わないというのはどうなのよ。娘に毎日違う着物を着せている場合じゃないでしょうに。
そしてそんな吉田屋から集金できず、子供を使う善作…。
小林薫さんはこういう役も似合いますね。
さて、集金に行って手ぶらで帰ったことのない糸子、どうするんでしょう。
続きはまた明日。