南極ゴジラ『バード・バーダー・バーデスト』 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

南極ゴジラ 第6回本公演

『バード・バーダー・バーデスト』



2024年9月19日(木)〜23日(月・祝)

すみだパークシアター倉


脚本・演出:こんにち博士

演出補佐:soccer boy soccer boy

美術:いとうすずらん

音響:椎名晃嗣(next lighting)

照明:渡邉日和(eimatsumoto Co.Ltd.)

舞台監督:水澤桃花(箱馬研究所)

音楽:揺楽瑠香、柴田碧

宣伝美術:古田絵夢

WEB:ポクシン・トガワ SNS:端栞里

制作:田中直樹、九條えり花

制作協力:黒澤健 稽古場管理:瀬安勇志

製作経理:和久井千尋 ドライバー:井上耕輔

ステージマネージャー:ユガミノーマル

スチール写真:濵本奏

フライヤー写真:青木裕基

宣伝映像:畑野亮 宣伝映像協力:古川歩美

グッズデザイン:古田絵夢

衣装協力:カワグチコウ


出演:

揺楽瑠香(肉食・アンテナ)

瀬安勇志(肉食・OX)

ユガミノーマル(草食・ズーイー=フラワーランド)

古田絵夢(草食・ユビック)

端栞里(草食・ぴんと)

ミワチヒロ(肉食・C.ヤング)

井上耕輔(肉食・C.C.ヤング)

ポクシン・トガワ(草食・河童)

藤井憂憂(草食・カイロ)

和久井千尋(両生類・チャトウィンⅢ)

九條えり花(肉食・マヤマヤ)

こんにち博士(草食・うー)

岡本ゆい[Luuna Management](転校生・ハテナ)

亀島一徳[ロロ](波浪先生)


演奏:

鱒(Gt.)

U乃(Perc.)

柴田碧[fromパソコン音楽クラブ](Key./DJ)


STORY

遠い昔、ここは恐竜たちが通う高校。肉食恐竜も草食恐竜もこの3年間は同じ教室で生活し、卒業すれば弱肉強食の世界へと巣立っていく。おもしろいことが大好きなアンテナは、ビビッときたものには片っ端から首を突っ込んで、忙しい毎日を送っている。ベジタリアンの肉食恐竜、恐竜をどこまで投げ飛ばせるかを競う珍スポーツの選手たち、らんぼうものの兄弟、新大陸からやってきた無口な転校生、前時代の両生類の生き残り。彼女たちがゆかいでまぶしい日々を過ごす中、地球には巨大な隕石が迫っていた。【公式サイトより】


南極ゴジラ、新作公演。


近年、もっとも勢いがある若手劇団と言ってもいい南極ゴジラ。本公演を観るのは前回公演『(あたらしい)ジュラシックパーク』に続いて2回目だったけど、ネット上での評判もいい本作は前作以上にノレなかった。

三畳紀、ジュラ紀、白亜紀と3つにまたがる恐竜時代を高校生活になぞらえた本作だが、教室内には肉食恐竜、草食恐竜、両生類の3種類の恐竜が混在する(衣裳の色で区別)。

劇場が広くなったとは言え、上手に常駐するミュージシャン3人も含めれば17人の人物がひしめくあう様は前作以上にごちゃごちゃしている。ちょっと勢いに頼りすぎなきらいもあり、もう少し整理して見せてもらいたいところ。

あと、プロローグとしてAI技術によって蘇ったダーウィンと高校生3人によるディベートがあったのに、それが放ったらかしのまま終わるのも気になった。


ところで劇中、登場人物たちがたまの「電車かもしれない」を生演奏して歌うシーンがあったけど、ひなたごっこ『みちなる』に続いてひと月に2回もたまの楽曲が使われる作品を観ることになろうとは。笑


上演時間2時間13分。