『カノジョは嘘を愛しすぎてる』
脚本・監督:小泉徳宏
脚本:吉田智子
原作:青木琴美『カノジョは嘘を愛しすぎてる』(小学館Cheese!連載)
音楽プロデューサー:亀田誠治
音楽:岩崎太整
プロデューサー:土屋健、石田和義
アシスタントプロデューサー:坂上真倫
ラインプロデューサー:巣立恭平
撮影:柳田裕男 照明:宮尾康史
サウンドデザイン:大河原将、浅梨なおこ
録音:小宮元 編集:森下博昭
美術:五辻圭 装飾:折戸美由紀
ビジュアルデザイン:箭内道彦、大島慶一郎
ヘアメイクディレクション:古久保英人
スタイリスト:中兼英朗
スクリプター:本図木綿子
助監督:吉田和弘 制作担当:阿部豪
出演:
佐藤健(小笠原秋)
大原櫻子(小枝理子)
三浦翔平(坂口瞬)
窪田正孝(篠原心也)
反町隆史(音楽プロデューサー・高樹総一郎)
相武紗季(歌手・茉莉)
水田航生(大野薫)
浅香航大(矢崎哲平)
吉沢亮(君嶋祐一)
森永悠希(山崎蒼太)
谷村美月(高樹の部下・長浜美和子)
勝村政信(理子の父)
飯田基祐(秋の父)、竜跳(幼少期の小笠原秋)、今井堅心(幼少期の坂口瞬)、西尾景子(理子の母)、麻生淳子(秋の母)、土田真里恵(秋の姉・小笠原春)、川村彩花[現・吉良彩花](秋の姉・小笠原夏)、佐藤芽(秋の妹・小笠原冬)、酒井瞳(編集記者)、佐藤智幸[現・サトウトモユキ]、札内幸太、マックスウェル パワーズ、菊井亜希、佐藤満美、安田洋子(理子の配達先のおばあさん)、上村圭将、風間亜季、夏江紘実[現・カエヒロミ]、早坂あい、田嶌友里香、中村綾乃、広瀬ゆうき、鮎川桃果、相楽樹、小松美月、松田梨紗子、中嶋義広、前島風(サポートミュージシャン・ギター)、西塚真吾(サポートミュージシャン・ベース)、木谷雅、M.E.N、SHUNA、アイドリング!!!、Sherry、軽部真一(フジテレビアナウンサー)、加藤綾子(フジテレビアナウンサー)
STORY
同じ高校の同級生だった坂口瞬、大野薫、小笠原秋、矢崎哲平の4名で結成されたバンド「CRUDE PLAY」は、高校卒業と同時にメジャーデビューを果たすが、デビュー直前で小笠原秋が突如脱退、新メンバーとして1学年下の篠原心也が加入し、現在の音楽シーンではトップクラスの人気を誇っている。一方、「CRUDE PLAY」脱退後、サウンドクリエイターとして活躍する秋は、今も彼らへの楽曲提供は続けているものの、ビジネスとしての音楽の世界に嫌気が差し、自分の現状にもつまらなさを感じていた。そんな中、秋は「CRUDE PLAY」の大ファンの女子高生・小枝理子に、気まぐれで声を掛ける。秋の正体を知らぬまま、彼の唄う鼻歌に聞き惚れ、秋自身にも一目惚れした理子。秋は、自分の正体を告げぬまま、理子と付き合い始めるのだった……。クラスメイトとバンドを組み、ボーカルとギターを担当している理子は、魅力的な声を持っていた。ある日、「CRUDE PLAY」をデビューさせた音楽プロデューサー・高樹総一郎が、そんな理子の歌声に惚れ、彼女をスカウトする。やがて理子の夢の実現が近づくにつれ、秋と理子の嘘から始まった恋が大きく動き出していく……。【「KINENOTE」より】
青木琴美さんの同名コミックを小泉徳宏監督が実写映画化。オーディションでヒロイン役を射止めた大原櫻子さんは本作でデビュー。
先月、池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアターで開催された無料イベント「Japan Music Summit 2024-2025」で初めて大原櫻子さんのライブを見たのだけど、一曲目に歌われたのが「明日も」。
この曲と二曲目の「ちっぽけな愛のうた」が本作の劇中歌ということすら知らなかったけど、もうすぐライブにも行くので今更ながら鑑賞。
10年以上前の映画ではあるけど、この頃にはダウンロードした音楽をスマホで聴くなんていう現在のようなライフスタイルが定着していたんだなということが分かる。
物語はいかにも少女漫画だし、秋が抜けた後の3人が今もバンドを続けていて、秋が楽曲提供を続けている理由も不明だけど、音楽はなかなかいい。
当時、現役女子高生だった大原櫻子さんは表情にはあどけなさが残るけど、もうデビュー作にしてほとんど完成されているという印象。配達先のおばあさんに向かって言う「言っといてよ、もう」とか、いかにも大原さんらしい言い回し。
それにしても吉沢亮さんと森永悠希さんを従えていたとは!という感じではあるけど、もうちょっと高樹が自分たちを利用しているに過ぎないことについて葛藤してほしかったところ。
ライブで「明日も」を披露するシーンは大掛かりで本作の見どころの一つとなっている。「ちっぽけな愛のうた」がないままエンディングクレジットになったかと思ったら、終わった後に続きのシーンがあるというパターン。これ、最後まで観ずに出て行った人はいなかったのかな。笑