伊藤潤二展 誘惑 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

伊藤潤二展 誘惑

JUNJI ITO EXHIBITION: ENCHANTMENT


【東京展】
2024年4月27日(土)〜9月1日(日)
世田谷文学館

『富江』シリーズや『うずまき』などの作品で知られる伊藤潤二さん、初の大型原画展。
私自身、それほど作品を読んでいるわけではないのだけど、主催の朝日新聞のチケットプレゼントで見事招待券をゲットしていたので最終日にようやく見に行った次第。
最初は世田谷文学館での展示なら1時間半ぐらい見ておけば大丈夫だろうと思っていたけど、それが大きな間違いであることは会場に到着してすぐに気づいた。
建物の外にはチケットを求める人たちの行列が作られ(招待券を持っていなかったら、この時点で心折れていたかも)、会場内も芋を洗うがごとき混雑ぶり。
もちろん、最終日ということもあるのだろうけど、ここまで人気があるとは甚だ失礼ながら思っていなかった。見たところ、若い人が非常に多く、外国人の姿もかなりの割合でいた。

本展は序章「JUNJI ITO」、第1章「美醜」、第2章「日常に潜む恐怖」、第3章「怪画」、第4章「伊藤潤二」で構成。私のような初心者でも十二分に楽しめる展示内容だった。改めて読んでみなくては。
《富江・チークラブ》

富江のフィギュア

子供の頃書きためていたSF小説なども展示

片隅にあるう◯こに注目

物販コーナーも1時間並んでようやく購入。雑誌連載時に読んでいた太宰治原作の『人間失格』が売れ残っていて残念。
閉館時間になり、伊藤潤二さんのコメントが流れてスタッフから拍手が起きていた。