蝶花楼桃花31日間連続独演会
『桃花三十一夜』
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池袋演芸場
演目(18日):
〈前座〉
三遊亭東村山「真田小僧」
〈ネタおろし〉
蝶花楼桃花「追っかけ家族」
〈日替わりゲスト〉
林家きよ彦「代行サービス」
〈日替わり演目〉
蝶花楼桃花「元禄女太陽伝」
蝶花楼桃花さんが31日間連続でのネタおろしに挑戦している独演会の18日目。
この独演会のことは先日、桃花さんが出演していたNHKでのインタビューをたまたま見て知ったのだけど、春風亭小朝師匠のコメントがとてもよくてちょいと見てみる気になった次第。
普段それほど落語を聴きに行くことはないし、今回の池袋演芸場も初めてだったけど(そのくせ『落語 昭和の名人決定版』は定期購読している)、まず感じたのは前座は大事だな…ということ。正直、本日の三遊亭東村山さんはトチるし声量もなく、何だか覇気が感じられなかった。
そんな中、登場した蝶花楼桃花さんはさすがに華やかで出てきただけで場内がばあっと明るくなる。最初に兄弟子の五明樓玉の輔さんからもらったという写真集?を披露。袋とじになっていて中が見られないとやっていると玉の輔さん当人が登場。
まずネタおろしとして本日の日替わりゲスト・林家きよ彦さん作の「追っかけ家族」。家庭訪問の最中にアイドルグループの握手会にやってきた教師。いちごちゃんという名前で活動するそのアイドルこそ生徒の保護者という設定。最初は家庭訪問というから小学校の先生かと思ったら、後に高校だと分かってびっくり。
親が娘より年下の設定で活動しているという面白さを優先させたのだろうけど、さすがに高校で家庭訪問はやらないわな。
二ツ目が真打ちに稽古をつけるという珍しい状況で、終わった後には公開ダメ出しも(ってほどのものじゃないけど)。
続いてきよ彦さんの「代行サービス」という新作落語の後、最後は日替わりネタで「元禄女太陽伝」。噺としてはツッコミどころはありつつも「追っかけ家族」の方が面白かったかな。
上演時間1時間15分。