TM NETWORK 40th FANKS intelligence Days〜YONMARU〜 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

TM NETWORK

「40th FANKS intelligence Days〜YONMARU〜」



【横浜公演】

2024年5月19日(日)

Kアリーナ横浜


TM NETWORK:

小室哲哉

宇都宮隆

木根尚登


サポートメンバー:

北島健二(ギター)

阿部薫(ドラムス)


シークレットゲスト:

松本孝弘(ギター)


デビュー40周年を記念したTM NETWORKのツアー最終日(Day40)。

中高時代はよく聴いていたが、最近の活動はほとんど追っていなかったTMだが、今月に入り、たまたまFacebookに今回のライブの広告が流れてきて、まだチケット買えるの!?となって参加することにした次第。NETFLIX版『シティーハンター』を観た直後だったのも大きかったかも。


開演前、客席の一部が騒がしくなったので見てみると、DJ KOOさんのお姿が。遠くからでもよく分かる格好で、ミドルスタンドから下の席に向かって手を振って声援に応えていた。

程なくして開演時間を4分ほど過ぎてから照明が落ち、再びステージ上が明るくなるとTMの3人が横一列になって登場。客席はもちろん総立ち。

1曲目が「Self Control」で、ウン十年経っていても身体に染みついていて歌えてしまう。気がついたら、涙が頬を伝っていた。いやー、まさにTime Machine。


前半のハイライトは『CAROL』組曲。技術の進歩により自分たちが思い描いていた映像が作れるようになったとのことで、AIが歌詞を基に作成したキャロルの物語をスクリーンに映し出してのパフォーマンス。


衣裳替えの合間にサポートメンバーのソロがあり、映像には名前も表示。ちなみに今回、MCは一切なし。

「RAINBOW RAINBOW」ではトチッたウツがおどけるようなしぐさも。続いて「Get Wild」だったのだけど、もっと本篇最後とかアンコール1曲目でやるかと思っていたので、あ、意外に早いのねと思ってしまった。

今回、改めて感じたのが3人のバランスのよさ。特に小室さんと木根さんなんてまったく違うタイプなのに一緒に活動している。4曲目の「Carry on the memories」はこのお二人が音楽を始めてからこれまでを振り返るような内容の歌を歌っていて心に沁みた。

ともすれば電子音やらコンピューターやらデジタルなイメージの強いTMだが、その根っこには結構人間臭いアナログな部分も持ち合わせている。電気じかけの預言者たちがこれからどのような活動をしていくのかは分からないが、引き続き「人」のことを歌っていくのだろう。そのことが最後のメッセージにも表れていた。


最後にエンディングクレジットが流れて本篇は終了。あまりにもカチッとしていたので、これはもうアンコールなしなのかな?と思ったら、One more song?と英語のアナウンスが流れ、3人が再度登場(もちろん衣裳もチェンジ)。

更にシークレットゲストとしてB'zの松本孝弘さん登場(ま、前日も出ていたので驚きはありませんでしたが)。最初にやってくれたのが、本篇でやってほしかったなーと思っていた「Be Together」で場内は更に大盛り上がり。

終わった後、ウツが人差し指を立てて「もう1曲?」とジェスチャーをしてまさかまさかの本日2度目の「Get Wild」。

アンコール含めて2時間8分ほど、大いに堪能できたライブだった。


セットリストは以下の通り。

1. Self Control

2. Maria Club

3. 1974

4. Carry on the memories

5. Confesson~告白~

《CAROL組曲》

 6. A DAY IN THE GIRL'S LIFE

 7. CAROL(Carol's Theme I) 

 8. CHASE IN LABYRINTH

 9. Gia Corm Fillippo Dia

 10. IN THE FOREST

 11. JUST ONE VICTORY

12. Whatever Comes

13. RAINBOW RAINBOW

14. Get Wild

15. ACCIDENT

16. ELECTRIC PROPHET (電気じかけの予言者)  

〜encore〜

17. Be Together

18. Get Wild