青年団 第100回公演
『銀河鉄道の夜』
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2024年4月25日(木)~29日(月・祝)
こまばアゴラ劇場
原作:宮沢賢治 作・演出:平田オリザ
舞台美術:杉山至
舞台監督:中西隆雄 舞台監督補:海津忠
照明:西本彩 音響:泉田雄太
映像:ワタナベカズキ 映像操作:島田曜蔵
衣裳:正金彩、中原明子
宣伝美術:kyo.designworks 票券:服部悦子
制作:赤刎千久子 制作補佐:岩井由紀子
出演【チーム白鳥座】:
山田遥野(ジョバンニ)
永田莉子(カンパネルラ)
福田倫子(女優A ザネリ/学者/灯台守/カンパネルラの父)
知念史麻(女優B ブドリ/ジョバンニの母/牛乳屋/車掌)
髙橋智子(女優C 先生/パン屋/助手/鳥捕り/少年)
STORY
「銀河ステーション―。」星祭りの夜、1人寂しく夜空を見上げるジョバンニの耳に突如響く車掌の声。親友カンパネルラとともに“本当の幸せ”を求めて様々な星座を旅し、2人の行き着く先は―。【公式サイトより】
こまばアゴラ劇場サヨナラ公演第2弾。
2011年フランスの国立演劇センターの依頼で作られ、翌年日本初演した作品。今回はチーム白鳥座とチーム蠍座の2チーム制にて上演。
舞台には積み木のような丸、三角、四角なブロック。背景にはスクリーンがあり、銀河などを映写。
平田オリザさん原作、アゴラ劇場も出てくる映画『幕が上がる』でも上演されていた本作、私は2019年、《平田オリザ・演劇展vol.6》で初めて鑑賞したのだが、冒頭の有名な授業のシーンで、宇宙から見れば離れ離れである国々も小さな塊に過ぎないと先生が説明するくだりが前回よりも印象に残った。
人と人との出会いや別れも、宇宙規模で見ればみんな些細な出来事。それでも当人にとってはビッグバンレベルに重要なこと。ジョバンニが必死にカンパネルラの死を受け容れようとしている姿にグッと来た。
上演時間1時間5分。