『ロスト・シンボル』第4話「ランファンの示す先」 | 新・法水堂

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『ロスト・シンボル』

第4話「ランファンの示す先」

DAN BROWN'S THE LOST SYMBOL

ep 4: "L'Enfant Orientation"



2021年アメリカドラマ 44分
監督:フェリックス・アルカラ
脚本・共同製作総指揮:サリー・パトリック
構成・製作総指揮:ダン・ドウォーキン、ジェイ・ビーティー
原作・製作総指揮:ダン・ブラウン
製作総指揮:ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード 他
撮影監督:ボリス・モイソフスキ
美術:ロッコ・マッテオ
編集:アレグザンダー・アキノ=カルジャキン
衣裳:ケイティ・シラキューサ
音楽:ウィル・ベイツ
キャスティング:リサ・パラシン
オリジナルキャスティング:ウィットニー・ホートン
日本語字幕:森脇友梨

出演:
アシュリー・ザッカーマン(ロバート・ラングドン)

エディ・イザード(ピーター・ソロモン)

ヴァロリー・カリー(キャサリン・ソロモン)
ボー・ナップ(マラーク)

リック・ゴンザレス(合衆国議会警察官アルフォンソ・ヌニェス)

スマリー・モンタノ(CIAイノウエ・サトウ)

サミ・ロティビ(CIAアダム捜査官)、タイロン・ベンスキン(ピーターの友人ウォーレン・ベラミー)、ラウール・バネジャ(清掃員)、グレッグ・ブリック(サトウの上司エリソン・ブレイク)、フラント・アリアナク(遠隔透視者アリオ・ファジーリ)、ジア・サンドゥ(サトウの部下シャーロット・ソジャニ)、ダラル・バドル(ニコラス・バスティンの元妻ソフィー)、ベントリー・ヒューズ(若き日のラングドン)、ヤセミン・カムシ(給仕)、ベアトリス・シュナイダー(幼少期のキャサリン)


STORY

別行動を余儀なくされたラングドンとキャサリン。ラングドンは、燃え残ったフィルムに謎かけが隠されていることに気付き、単身、ベラミーの元へ。一方、父親の生死を確かめたいキャサリンは、待ち伏せていたサトウに交換条件を出し、ある依頼をすることに。ヌニェスもまた、自分を撃った犯人の正体を暴こうと行動を起こす。ラングドン、キャサリン、ヌニェスが事件解決のために動き始めた先で待ち受けるものとは……。【WOWOW公式サイトより】


ダン・ブラウンさんによるラングドン教授シリーズ第3作をドラマ化。


トリッシュが殺されたことを受け、ショックの大きいキャサリン。さすがにこれ以上、行動をともにするわけにもいかず、ラングドンとキャサリンは別行動をとることに。


まずラングドンはムクドリの群れを操る男を映したフィルムのエッジコードに謎かけが仕込まれていることに気づく。そこには「46を持つ設計者 重さなきレンガの橋を架ける」云々という言葉が。

ラングドンはヌニェスも巻き込むことはできないと単身、ウォーレンに会いに行き、自分たちを襲ってきたガスマスクの男がリヴァイアサンの仲間であることを確認。

謎かけについて聞いたウォーレンは、即座にワシントンD.C.の設計に関わった者についてのものだろうと返答。

その設計者というのが、今回のサブタイトルにある「ランファン」で、フルネームはビエール・シャルル・ランファンで彼自身もフリーメイソンだったとのこと。


一方、父の家でサトウに待ち伏せされていたキャサリンは、CIAが関与し、1995年に打ち切られたスターゲイトプロジェクトの話を持ち出し、遠隔透視者に父の居場所を確かめてもらいたいと依頼。

サトウによれば、トルコの刑務所内でシェムハザ(堕天使)と呼ばれていた男が弟のザカリーを殺し、ピーターを連れ去った人物とのことで、キャサリンに次はあなただと警告。キャサリンは遠隔透視者に会わせてもらう代わりに弟から手紙を見せることに。


ウォーレンがラングドンを連れてきたのはランファンの遺品が管理されている博物館。

ランファン遺した本や時計、地図の価値が46ドルとのこと。3つの時計が指す数字が不自然なことから座標を示していることに気づいたラングドンは、コンパスを使って緯度を使って冠石がある位置を特定する。

指し示されたアキアはランファンが石を買った採石場がある場所ということで、繋がってきましたなぁ。


一方、清掃員が見つかったという連絡を受けたヌニェスはニコラス・バスティンなる人物の家へ。

そこには夫とは別れたという妻がいて、半年以上会っていないという。戦争から帰ってきたら別人のようになり、また中東に戻っていったという夫が教祖に会ったという話を聞くヌニェス。

さりげなーく(どこが)妻が薬剤師であることに触れられていましたが、いかにも怪しそうですね。笑


キャサリンはアリオ・ファジーリなる遠隔透視の能力を持った人物に会うわけですが、タイタニック号が沈んだ場所を特定したが映画では描かれなかったとか、これまた胡散臭さ満点。このシリーズ、こんなにオカルティックでしたっけ?

ファジーリはピーターの置かれている状況を感じ取るものの、それが途切れてしまう。果たしてピーターは死んでしまったのか。


採石場にやってきたラングドンは、洞窟の入口を前にしてピーターとのやりとりを思い出す。子供の頃、森の中にある古い井戸に落ちたというラングドンは、「諦めるな」という声が聞こえたという話をして、ピーターはそれを幻聴だと思うのを止めろと忠告する。

無事に崖を飛び移り、洞窟を見つけたラングドンが壁の窪みに方位磁石をはめこみ、箱の中にピラミッドが隠されているのを見つける。これが冠石というわけですね。

いやしかし、一体何のためにこんな仕掛けを作ったんですかねぇ。秘密を守りたいというならそんな手がかりも残さなければいいのに。ラングドンが謎を解くために謎が作られているような気がしてなりません。笑

その帰り、崖から落ちそうになってしまったラングドンに救いの手を差し伸べたのがヌニェス。ハグのときに追跡装置をつけていたのですな。ラングドンがそれを壊して通信が途絶えたから駆けつけたのでしょうけど、そんなちょっとやそっとで来れる距離ではないのでは?

原作ではどうだったかもはや記憶にありませんが、ツッコミどころが色々あるドラマですね。笑