瑞生企画「春になったら、逢いましょう」 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

瑞生企画vol.1

「春になったら、逢いましょう」



2024年4月14日(日)
西荻BETTYROOM

■書き下ろし3人芝居「女優たち」
作・演出:瑞生桜子
出演:瑞生桜子(新人女優・イシムラ)、天瀬はつひ(先輩女優・サイバラミコト)、川畑光瑠(昭和の女優霊)

STORY
とある劇団に所属したばかりのイシムラは主宰者に次の公演のことで話があると劇場に呼び出される。続いてやってきた先輩女優のサイバラはチェーホフ『かもめ』のニーナの役を演じるらしい。サイバラのパワハラに腹を立てたイシムラがデスノートにサイバラの名前を書いた直後、サイバラは交通事故で亡くなってしまう。自分が死んだことに気づいていないサイバラは幽霊となって劇場に戻るが、自分の声はイシムラには届かない。そんなサイバラに昭和の女優霊が事情を説明する。

■春の歌ミニライブ
歌い手:瑞生桜子、天瀬はつひ
演奏:越智友博
曲目:

「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」

「花は咲く」

「Bitter days, Sweet nights」

■「しゅみらじ」公開収録!
語り手:瑞生桜子、川畑光瑠、天瀬はつひ

瑞生桜子さん初の個人企画。

まずは3人芝居「女優たち」から。
舞台上のセットと最前列の座席にはシーツ。
最初の3人芝居が開演すると、入口から通路を通って現れた瑞生さんが座席のシーツを取るのだけど、後ろの席の人がシーツ越しにドリンクホルダーに飲み物を入れていたからあわや惨事に(無事にシーツを取る前に避けられた)。
物語は瑞生さんがお好きだという清水邦夫さんの『楽屋』を踏まえたものとなっていて、瑞生さん扮する新人女優の「女優っぷり」が効いていた。
上演時間約23分。

10分の休憩を挟み、第2部はミニライブでスタート。衣裳を変えた瑞生さんと天瀬さん、そして演奏の越智友博さんが登場。
まずは瑞生さんがアンジェラ・アキさんの「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」。これは瑞生さんがかつて15歳の頃に歌っていた歌で、今なら大人側の心情で歌えると思い、選んだとのこと。
続いて天瀬はつひさんが復興ソングの意味合いも込めて「花は咲く」。さすが元宝塚娘役の歌声。
最後は2人でミュージカル「Bitter days, Sweet nights」。新妻聖子さんと堀内敬子さんが歌ったナンバーのようだけど、瑞生さん&天瀬さんのハーモニーも素晴らしかった。

引き続き川畑光瑠さんが登場してトークへ。
瑞生さん、川畑さん、南川泰規さんの3人でVoicyにて配信中の番組「しゅみらじ」の公開収録ということで、いつもやっているようにスマホで録音。最初のタイトルコール、「趣味がラジオになりそう、略して」が出てこず、天瀬さんに心配される川畑さん。笑
今回のイベントについて3人で振り返り、最後は質問コーナー。質問状と称していくつもの質問を書いてきた猛者もいた。
ところで録音する時、天瀬さんの紹介をしてなかったけど大丈夫なのかな。

最後は先日誕生日を迎えた瑞生さんにバースデーケーキ。あまりサプライズ感はなし。笑