『SHOGUN 将軍』
第二話「二人の主君に仕えて」
SHŌGUN
CHAPTER TWO: SERVANTS OF TWO MASTERS
2024年アメリカドラマ 59分
監督・共同製作総指揮:ジョナサン・ヴァン・タルケン
脚本・製作総指揮:レイチェル・コンドウ、ジャスティン・マークス
原作:ジェームズ・クラヴェル
製作総指揮:エドワード・L・マクドネル、マイケル・デ・ルカ、ミカエラ・クラヴェル
共同製作総指揮:シャノン・ゴス、アンドルー・マクドナルド、アロン・ライヒ
製作:エリン・スミス、真田広之、エリコ・ミヤガワ、ジェイミー・ヴェガ・ウィーラー、トム・ウィンチェスター
製作補:カイリン・プエンテ、ヘザー・J・ターナー
音楽:アッティカス・ロス、レオポルド・ロス、ニック・チュバ
撮影監督:クリストファー・ロス
美術:ヘレン・ジャーヴィス
編集:アイカ・ミヤケ
衣裳:カルロス・ロザリオ
視覚効果監修:マイケル・クリエット
出演:
真田広之(吉井虎永)
コズモ・ジャーヴィス(ジョン・ブラックソーン)
アンナ・サワイ(鞠子)
浅野忠信(伊豆領主・樫木藪重)
平岳大(五大老・石堂和成)
トミー・バストウ(イエズス会マルティン・アルヴィト司祭)
二階堂ふみ(太閤の側室・落葉の方)
ネスター・カーボネル(ヴァスコ・ロドリゲス司祭)、西岡德馬(虎永の忠臣・戸田広松)、ホアキム・デ・アルメイダ(ドミンゴ司祭)、螢雪次朗(太閤・中村秀俊)、阿部進之介(広松の息子・戸田広勝(文太郎))、AKO(太閤の正室・大蓉院)、倉悠貴(虎永の息子・吉井長門)、ルイス・フェレイラ(船長フェレイラ)、パウリーノ・ヌネス(デラクァ司祭)、井田裕基(五大老・木山右近定長)、トシ・トダ(五大老・杉山如水)、黒川武(五大老・大野晴信)、洞口依子(虎永の正室・桐の方)、高尾悠希(虎永の部下・宇佐見忠義)、マコ・フジモト(虎永の側室・お静の方)、セン・マーズ(中村八重千代)、こばやしあきこ(鞠子の侍女・勢津)、ノブヤ・シマモト(石堂の家臣・根原丞善)、祁答院雄貴(藪重の従者・武丸)、ユウア・ヤマナカ(鞠子と広勝の息子・戸田龍司)、ヘラルド・S・バルカラ(ポルトガル人司祭)、マーク・フクハラ(乞食)、トミオ・フクムラ(赤い侍大将)、ケイシー・マザク(牢番)、アキノリ・ナガイ(ドミンゴの囚人仲間1)、ジェイソン・ピーター・フルカワ(ドミンゴの囚人仲間2)
STORY
宣教師らは、按針がイエズス会とカトリック信者に脅威をもたらすことを危惧していた。按針の手記を公開すれば、彼が海賊行為で死罪になると考えたが、同時に自分たちの“秘密”も暴露されるかもしれない。一方、窮地の虎永は、按針と面会する。このイギリス人の存在が、会合の分裂を誘い、虎永に生き残るチャンスを感じさせていた。【公式サイトより】
さて第2話。
1年前、太閤中村秀俊の臨終のシーンでようやく落葉の方が登場。ここで太閤が再び戦乱の世とならないために考えたのが五大老という仕組み。
本作では家康がモデルの虎永、三成がモデルの石堂の他に以下の3名が五大老として登場。
杉山如水(前田利家)
木山右近定長(小西行長)
大野晴信(大谷吉継)
それぞれカッコ内がモデルとなった人物ですが、このうち木山と大野がキリシタン大名。大野はハンセン病のため、頭巾を被っている。
史実では家康、前田利家の他に毛利輝元、宇喜多秀家、小早川隆景が五大老とされていたわけですが、石堂を五大老に加えて虎永との対立関係を明確にするための改変でしょうね。
また、キリシタン大名を2人入れることにより、按針が虎永以外の五大老の結束にひびを入れるキーパーソンとなるあたりもうまい流れ。
ところで虎永はポルトガル語の修行と称して鞠子を按針との面会の場に同席させていましたが、ポルトガル語使われてました?笑
その後、牢屋から処刑場へと連行される途中、山賊に襲われ、そこを「たまたま」通りかかった藪重に拾われて再び虎永の前へと連れてこられた按針。今回は鞠子が通詞として登場。いや、だからポルトガル語じゃないでしょ?笑
そのあたりの設定がよく分かりませんが、按針から世界についての知識を得る虎永。スペインとポルトガルが世界を二分し、日本がポルトガル領とされていること、マカオに鉄砲を密輸する砦があり、謀反の本拠地となったことなどを按針が話すと、鞠子は色をなして「違います」と反論。
ここでのアンナ・サワイさんがとてもいい。
最後に按針を襲う女中のかよがなかなかカッコよかったのですが、演じていた方の名前はクレジットされず、imdbにも記載なし…うーむ。