連続テレビ小説『ブギウギ』第22週「あ〜しんど♪」(第102回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第22週「あ〜しんど♪」(第102回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
タイトル制作:牧野惇 時代考証:天野隆子
風俗考証:刑部芳則 大阪風俗考証:谷直樹
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
夙川アトム(コロンコロンレコード・佐川)、小野美音(花田愛子)、眼鏡太郎(茨田りつ子のマネージャー)、楠瀬アキ(近所の主婦)、黒住尚生(佐原の部下)、テアトルアカデミー、劇団東俳、A-LIGHT、劇団ひまわり、Sword Works、ピカロ
生瀬勝久(棚橋健二・写真)
菊地凛子(茨田りつ子)
近藤芳正(山下達夫)
木野花(大野晶子)

舞台演出:荻田浩一
大阪ことば指導:一木美貴子
青森ことば指導:和海 所作指導:藤間豊宏
料理指導:広里貴子 楽団指導:MITCH
振付:木下菜津子 歌唱指導:ゆうき
ピアノ指導:杉山悟文 仏事指導:木内堯大
資料提供:原健太郎 医事指導:今川弘
ヘアメイク(羽鳥善一):永嶋麻子

制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
美術:鴫原広起 技術:備中正幸
音響効果:巽浩悦
助監督:畝岡歩未 制作担当:齋藤明日香
編集:松屋周平 記録:外川恵美子
撮影:関照男 照明:浦川純暉
音声:稲垣雄二 映像技術:中井崇人
VFX:田邉亮哉 音楽録音:野口康史
美術進行:古澤奈緒 装置:奥村陵
装飾:田中美紅 衣装:早川奈緒美
メイク:堀洋子 かつら:松本誠也
演出:小島東洋

STORY
大野が家政婦としてスズ子の家に来て半年、愛子はニンジンを食べられずにスズ子を困らせていた。大野はそんな愛子を見て、スズ子が仕事に出ている間にとっておきの食べ方を教える。一方、スズ子はコロンコロンレコードでの打ち合わせの帰りに大野を紹介してくれたお礼をしに茨田りつ子のもとを訪ねる。そこでスズ子は、大野とりつ子の過去の話を聞くことになる。【NHK公式サイトより】

昭和25年(1950)春。
大野晶子が家政婦として働き始めて半年。そろそろ出かける時間と言われ、慌てて味噌汁を飲むスズ子。晶子が「これからは慌てなくても済む時間に支度してくださいよ」と言っていましたが、半年も経って今更それを言う…?

愛子が嫌いな人参を食べられるようになったというエピソードにしても、もっと早いタイミングでそういう機会があったのでは?と思ってしまうんですよね……。


コロンコロンレコードでは、2年前に発売した「東京ブギウギ」を超えるヒットが欲しいと佐原が鼻息荒くしておりましたが、そんな簡単なことやおまへんで。ワテ、ホンマによう言わんわ。

愛子が晶子特製人参入りのがっぱら餅を食べて「おいちい」と言っていた頃、スズ子はりつ子の楽屋でドーナツをお呼ばれ。

晶子がうまくやっているかを気にかけていたりつ子は、晶子がりつ子の実家である呉服屋で女中をしていたこと、わがままし放題だった幼きりつ子を叱ってくれたのが晶子だけだったことなどを話す。

りつ子が15歳で家を離れた後、夫と死に別れた晶子は息子を頼って東京へ。しかし、戦争で息子を亡くし、嫁と孫も空襲で……。空襲のさなか、孫の手を離してしまったことを思い出している時の木野花さんの表情が何とも言えませんでした。

りつ子が晶子を紹介した真意を知ったスズ子は帰宅後、愛子を連れて晶子とともに買い物へ。近所の主婦が晶子のことをおばあちゃんと思って愛子に話しかけ、スズ子も「それでええやないですか」と言っていましたが、晶子にとっては愛子はまさに孫代わりでしょうし、愛子にとっても晶子はおばあちゃんそのものでしょうね。


そんなある日の朝、山下が持ってきた「眞相夫人」には、タナケンが足を怪我したという記事が。モデルとなった榎本健一さんは後年、右脚大腿部から切断することになるんですよね……。