はえぎわ×彩の国さいたま芸術劇場『マクベス』 | 新・法水堂

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演劇と映画の日々。ネタバレご容赦。

はえぎわ×彩の国さいたま芸術劇場

ワークショップから生まれた演劇

『マクベス』



【東京公演】
2024年2月17日(土)〜25日(日)
東京芸術劇場シアターイースト

原作:W.シェイクスピア 翻訳:松岡和子
上演台本・演出:ノゾエ征爾
美術:岩本三玲 照明:岩品武顯
音響:金子伸也 衣裳:紅林美帆
ヘアメイク:小林雄美 演出助手:渡邊千穂
舞台監督:根津健太郎、須田雅子
技術監督:山田潤一 宣伝美術:六月
宣伝イラスト:MERIYAS MIDORI
制作:高木達也、松野創、田中美樹

出演:
内田健司(マクベス)
川上友里(マクベス夫人)
山本圭祐(バンクォー/バンクォーの息子・フリーアンス/他)
村木仁(スコットランド王・ダンカン/暗殺者1/医者/他)
町田水城(貴族・マクダフ/将校/貴族/他)
広田亮平(ダンカンの長男・マルカム/暗殺者2/他)
上村聡(貴族・ロス/他)
茂手木桜子(魔女1/門番/マクダフ夫人/他)
菊池明明(魔女2/マクダフ息子/他)
踊り子あり(魔女3/侍女/他)

STORY
将軍マクベスは、凱旋の途中で出会った怪しい魔女から「いずれ王になる」という予言を受ける。野心を募らせたマクベスは、マクベス夫人に後押しされ、王ダンカンを暗殺する。王位を奪ったものの、消えない不安と恐怖からマクベスは次々と罪を重ねていく……。【彩の国さいたま芸術劇場公式サイトより】

2022年春にノゾエ征爾さんを招いて開催されたワークショップから生まれた作品。

床にはチェス盤のようにa〜h、1〜8と書かれたマス目に木製の椅子が一つずつ。左右の棚には物が雑然と積み上げられ、上手側の棚の手前には音響効果用の機材。

これまでも幾度となく観てきた作品ではあるが、魔女の3人が茂手木桜子さん、菊池明明さん、踊り子ありさん(家庭の事情により降板した井内ミワクさんの代役)というのが個人的にはポイント高し。
更にマクベス夫人が川上友里さんで文句なし!と思っていたのだけど……うーん、作品としては今一つ。
理由ははっきりしていて、マクベス役の内田健司さんが喉の調子が悪いのか何なのか、ただ台詞を発しているだけにしか感じられず、最後の最後まで惹きつけられなかったこと。はえぎわ『ベンバー・ノー』に続いての川上友里さんとの夫婦役ではあったが……。