連続テレビ小説『ブギウギ』第20週「ワテかて必死や」(第95回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第20週「ワテかて必死や」(第95回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里

出演:
趣里(福来スズ子)
藤間爽子(タイ子)
小田ゆりえ(ラン)、辻凪子(マキ)、和海(タマ)、蒼昴(達彦)、池田龍生(浮浪児)、宮崎奏太(同)、澤井梨丘(花田鈴子・幼少期・回想)、清水胡桃(タイ子・幼少期・回想)、又野暁仁(花田六郎・幼少期・回想)、キャストプラン、ピカロ、オフィス・ミナミカゼ、グループエコー、劇団ひまわり、ビックワンウエスト、西尾優希・鈴木来希・中井陽翔・白井孝誠[クレジットなし](少年)
田中麗奈(おミネ)

STORY
スズ子は靴磨きの少年・達彦に会いに行く。達彦にタイ子との思い出話をし、達彦からはタイ子の近況やこれまでのいきさつを聞く。なんとかタイ子の力になりたいと考えるスズ子は、おミネにある相談をすることにする…。おミネの協力でいつもより多くの売上を得た達彦だったが、タイ子はお金を返してくるよう言う。見かねたスズ子はタイ子の家の中に乗り込んでいく【NHK公式サイトより】

スズ子は靴磨きをしている達彦のところへ行き、靴を磨いてもらいながら、話をする。達彦はタイ子が「東京ブギウギ」が嫌いと言っていたことから、スズ子が福来スズ子だとピンと来たと話す。
父親が戦死したときもタイ子が病気になった今も誰も助けてくれなかったという達彦に、スズ子はいつでも頼ってくれていいと言う。スズ子にとってタイ子は心の友で、タイ子が花咲のことを教えてくれたことからすべてが始まった。タイ子は福来スズ子の産みの親だと言うスズ子。
そうなんですよねぇ。花咲には落ちましたけどね。笑

タイ子を助けたいスズ子はおミネに相談する。おミネは病気で寝たきりになり、幼馴染を避けるタイ子の気持を理解し、施しを受けるんじゃなくて自分の力で何とかしたいのだと話す。
それを聞いたスズ子はおミネに頼み、ラン、マキ、タマら夜の女たちに達彦の客になってもらう。夜の女たちも達彦が気に入った様子で、病院代が稼げたらタイ子も早くよくなると期待するスズ子。
とそこへ達彦の商売の邪魔をする少年たちが現れるが、おミネが凄みを利かせて追い払う。
お姉様方、達彦くんにはちょっと刺激が強すぎるのでは…笑。おミネもさすがの貫禄でしたが、ガキどももただおとなしく退散しないところがいいですね。

これまでにない売上げを持って帰宅する達彦。しかし、タイ子はどこかから盗んできたのではと疑う。外からその様子を見ていたスズ子はたまりかねて、本当に達彦が稼いだお金だと説明する。
それでもなおスズ子を他人扱いするタイ子に対し、スズ子は「思い出させたる」と子供の頃の話を始める。 「やめて!」と泣きながら言うタイ子を抱きしめながら、スズ子も「やめへん!」と泣きながら話を続ける。
タイ子は地べた這いつくばって生きている自分と夢を叶えた鈴ちゃんとでは天と地だと胸の内をさらけ出す。
日本中を元気にしたかに思われた「東京ブギウギ」もその歌が聞こえてくると惨めな思いにさせられる人もいたというわけですなぁ…。しかも「福来スズ子の産みの親」である親友がそんな思いにさせられていたとは。
ちなみにタイ子の初恋の相手は松岡くん(第3回での告白は名シーンでしたな)。名前忘れたりなや。笑