連続テレビ小説『ブギウギ』第20週「ワテかて必死や」(第94回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第20週「ワテかて必死や」(第94回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里

出演:
趣里(福来スズ子)
藤間爽子(タイ子)
小田ゆりえ(ラン)、辻凪子(マキ)、和海(タマ)、蒼昴(達彦)、池田龍生(浮浪児)、宮崎奏太(同)、スリーピース、舞夢プロ、テアトルアカデミー[長谷川杏和・中尾琉愛・加地湊・井上陽奏](福来愛子)[西尾優希・鈴木来希・中井陽翔・白井孝誠(少年)、シンフォニア、プロジェクト・コア、NAC、日本放映プロ、アティチュード
近藤芳正(山下達夫)
田中麗奈(おミネ)

STORY
有楽町のガード下へとやってきたスズ子は、おミネたちの住みかへと連れて行かれる。スズ子は、誤解を解くために腹を割って話をしたいと伝えるが、おミネは、立場が違うので理解し合えるとは思えないと反論する…。ある日の帰り道、スズ子は顔見知りの靴磨きの少年が怪我をしているところに出くわす。少年を家まで送り届けると、そこにいたのは、幼なじみタイ子だった【NHK公式サイトより】

おミネの部屋に連れ込まれたスズ子、腹を割って話したいと申し出るも、立場が違うから分かり合えないとけんもほろろ。誰かが勝手に始めて勝手に負けた戦争に巻き込まれたというおミネは世間に対しての恨みを述べ、「そんな世間に持ち上げられてお気楽に歌っているあんたとは立場が違うって言ってるんだよ!」と一喝。
他の女性たちも「帰れ!」と叫ぶ中、スズ子は「気楽なんかやない!」と反論。「そちらさんこそワテの気持なんか何も分かってへんやないか」と言うスズ子はツヤや六郎、愛助の話をして、それでも愛子を育てていかなければならず、立場が違うかも知れないが、「ワテかて必死や!」と涙を拭いつつ訴える。
いやー、田中麗奈さんと趣里さんの対決、見応えありましたなぁ。特に趣里さんの腹をくくったような表情が素晴らしかったです。いやホンマ、「こんな女に誰がした」っちゅう話ですわな。かくしてスズ子と夜の女たちのわだかまりも解け、一件落着。おミネたちも希望を持って笑えるようになるとよいのですが。

後日、達彦が「東京ブギウギ」を歌いながら靴磨きの準備をしていると、2人の少年が俺たちのシマで商売するなとショバ代を要求。ガキのくせにヤクザの真似事しよってからに。
それを見かけたスズ子が声をかけてきたため、少年たちは逃走。スズ子は脚を怪我した達彦を家まで送り届けることに。
と、遂にスズ子とタイ子が再会。陋屋に暮らす親友の姿に戸惑いを隠せないスズ子ですが、一体何があったんでしょうかねぇ。