連続テレビ小説『ブギウギ』
第18週「あんたと一緒に生きるで」(第83回)
作:足立紳
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
語り:高瀬耕造アナウンサー
出演:
趣里(福来スズ子)
水上恒司(村山愛助)
みのすけ(雑誌記者・鮫島鳥夫)
友近(看護婦・東)、田村裕(プロデューサー・小島)、中川浩三(産婦人科医・村西)、松木賢三(愛助の主治医)、ビックワンウエスト、関西タレント事務所、舞夢プロ、テアトルアカデミー、シンフォニア、プロジェクト・コア
菊地凛子(茨田りつ子)
近藤芳正(山下達夫)
草彅剛(羽鳥善一)
STORY
妊娠したまま舞台に立ったスズ子の『ジャズカルメン』は好評を博しながら順調に公演を重ねていた。しかし、愛助の病状は悪いままで、医者から東京行きの許可は出ないでいた。スズ子のもとには、かぜをひいてしまったため、『ジャズカルメン』の舞台を見るのは断念するとの手紙が愛助から届く。そうして愛助と会うことができないまま迎えた千秋楽、スズ子の楽屋に茨田りつ子が突然訪ねてくる。【NHK公式サイトより】
『ジャズカルメン』を観るために東京に行くことを熱望していた愛助でしたが、医師からは許可が降りず。うーん、いよいよその時が近づいてきたという感じでしょうか。
東京行きを断念することを知らせる手紙を受け取ったスズ子は、「お腹の子もえらい怒ってます」「会ひたかった」と返事に書き連ねるも、また暗くなったと反省。と、その時、お腹が動いたことを感じたスズ子は、お腹の子供も怒っていると愛助に向かって言う。「父無し子にはせえへん」と言った手前、ほんまに責任取ってもらわなあきませんけどな……。
愛助に会えないまま迎えた『ジャズカルメン』千穐楽。「相変わらず下品な化粧ね」と現れたのは茨田りつ子。
スズ子が今、6ヶ月だと聞き、本番はこれからだと言うりつ子。経験者みたいなこと言わんといてくださいと言うスズ子でしたが、何と本当にりつ子は経験者、しかも今は10歳になる子供がいるとのこと。田舎の母に預けっぱなしなのは歌いたいからであり、そのことが唯一の後ろめたさだと言うりつ子。この告白にはびっくりでした。
その話を聞いていた羽鳥も知らなかったようで、腑に落ちたと勝手に納得してステージへ。で、ここでスズ子が「茨田さんの優しさに触れさせていただいてすこーし嬉しかったです」と言うわけですが、ほんま、「〜させていただく」が好きやのう。
終演後はスズ子が挨拶し、客席はスタンディングオベーション。りつ子も笑顔を浮かべていましたね。スズ子はお腹の子に「おおきにな」と声をかけていましたが、生まれる前から滅多にできない経験をしてますなぁ(近年の例だと広末涼子さんとか土屋太鳳さんの子供が経験していますが。笑)。
後日、今後の打ち合わせをしようとする山下に愛助の様子を聞いていないか尋ねるスズ子。これまで手紙だった返事がハガキになっていたため、手紙が書けないほど悪いのではと心配するスズ子ですが、そこで気づくとは。