連続テレビ小説『ブギウギ』第16週「ワテはワテだす」(第75回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第16週「ワテはワテだす」(第75回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
水上恒司(村山愛助)
富田望生(小林小夜)、ジャック・ケネディ(サム)、西村直人(田中)、曽我廼家桃太郎(中村)、杉森大祐、三澤健太郎、山西規喜、しまずい香奈、是常祐美、和歌山県のみなさん、テアトルアカデミー、アティチュード
生瀬勝久(棚橋健二)
市川実和子(羽鳥麻里)
近藤芳正(山下達夫)
草彅剛(羽鳥善一)

STORY
愛助が、小夜と恋人のサムを連れて帰ってくる。小夜はサムと結婚してアメリカに行くつもりだという。結婚に反対しているスズ子は、2人の話を聞くことに。一方、芝居の稽古では、スズ子は相変わらずどうして良いのかわからないままでいた。スズ子は羽鳥善一にも芝居の相談をする。そして、スズ子はある決意を固めて稽古場へと向かい……。【NHK公式サイトより】

愛助が帰宅すると、その後ろには小夜とサムの姿。小夜が結婚してアメリカに行くという話を聞き、当然ながら猛反対のスズ子でしたが、それでも愛助のとりなしで二人の話を聞くことに。小夜はスズ子から「どこで何してたってオレはオレ」と言われたことが嬉しかったと言い、「これからはオレの人生だ」と笑顔。
これにはスズ子も二人の結婚を認めるしかありませんわな。富田望生さんの表情が何とも絶妙で素晴らしかったですね。
「どこで何してたってスズ子さんはスズ子さんだ。堂々としていてください」と返すあたりも小夜ちゃんらしいところ。

スズ子は相談をしに羽鳥の家へ。
僕が見てやろうという羽鳥ですが、面白がっているばかりであまり役には立たなさそう。芝居のことで頭がいっぱいで新曲「コペカチータ」のことを考えるなら余裕もなさそうなスズ子に、この曲で新しい扉を開くのだという羽鳥。
スズ子が共演者に「間が違う」と言われた話をすると、羽鳥はそれすらも面白がって何やらヒントを得た様子でしたが、麻里の言う通り、こちらは音楽のことで頭がいっぱいなのでしょうね。

稽古前、山下に「芝居してても歌ててもワテはワテや」と告げていたスズ子は突然、キャラが変わって関西弁で台詞を発し始める。田中が止めに入るも、「ワテはワテだす。自分らしくやらな」と返すスズ子。タナケンも面白がって稽古は続行。
稽古後、やはり田中から批判されるも、タナケンは「面白けりゃいいんです。お客さんに当たり前のものを見せてもつまらない」とスズ子を擁護。
スズ子が本当に大丈夫かと確認すると、「僕を誰だと思っているんだい。喜劇王タナケンだよ。好きにやりゃあいい。何をやっても僕が全部受けてあげるよ」とタナケン。
これですっかりタナケンへの感情が変わったスズ子、
愛助相手にタナケンの言葉をやや誇張して再現。ま、とりあえず「お芝居って楽しいなあ!」となったのでめでたしめでたし。
かくして迎えた初日の様子はまた明日。