連続テレビ小説『ブギウギ』第16週「ワテはワテだす」(第72回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第16週「ワテはワテだす」(第72回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
タイトル制作:牧野惇 時代考証:天野隆子
風俗考証:刑部芳則 大阪風俗考証:谷直樹
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
水上恒司(村山愛助)
富田望生(小林小夜)
曽我廼家桃太郎(中村)、杉森大祐、ロイスター、劇団ひまわり、テアトルアカデミー、アイランドプロモーション、舞夢プロ、スリーピース
生瀬勝久(棚橋健二)
近藤芳正(山下達夫)
草彅剛(羽鳥善一)

撮影協力:わかやまフィルムコミッション、神戸フィルムオフィス
資料提供:原健太郎
舞台演出:荻田浩一
大阪ことば指導:一木美貴子
福島ことば指導:諸橋玲子
英語指導:西村康裕
所作指導:藤間豊宏 料理指導:広里貴子
振付:木下菜津子 歌唱指導:ゆうき
楽団指導:MITCH巽浩悦
ヘアメイク(羽鳥善一):永嶋麻子

制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
美術:鴫原広起 技術:備中正幸
音響効果:巽浩悦
助監督:上野香織 制作担当:本田良太
編集:松屋周平 記録:外川恵美子
撮影:関照男 照明:浦川純暉
音声:大場健太 映像技術:山下健
VFX:神戸大樹 音楽録音:野口康史
美術進行:古澤奈緒 装置:吉田隆広
装飾:安平陽菜 衣装:早川奈緒美
メイク:堀洋子 かつら:松本誠也
演出:盆子原誠

STORY
小夜が付き人をやめると言って姿を消してから3ヶ月、愛助は大学を卒業し、村山興業で働き始める。そんなある日、スズ子のもとに山下がやってくる。喜劇王・タナケンこと棚橋健二が、自身が演出・主演する舞台の共演女優を探していて、スズ子に会いたいと言っているという。初めは女優は畑違いだと断るスズ子だったが、山下に説得され、一度タナケンに会うことになる。【NHK公式サイトより】

小夜が付き人を辞めると言い出し、数日後、スズ子が自宅を訪れると既に出て行った後。サムと暮らすことにでもしたのでしょうかね。

3ヶ月が経ち、昭和21年(1946)4月。
大学を卒業した愛助は村山興業の宣伝部に就職。坊っちゃんはコネがあってよろしいでんなぁ。
新聞には婦人代議士誕生を伝える記事。戦後初の衆議院議員選挙でおよそ1380万人の女性が初めて投票し、39名の婦人代議士が誕生したとのこと。
愛助は「これからもっと増えていくんと違うか」と言っていますが、現在の衆議院議員のうち、女性は48名。たいして増えてねー。
出社する愛助のネクタイを締めてやるスズ子。すっかり新婚夫婦の趣ですねぇ。

出社する愛助と入れ替わるようにしてやってきたのが山下。浅草の喜劇王タナケンこと棚橋健二が演出・主演する次の舞台に出る歌って踊れる女優が見つからず、スズ子に会いたいと言っているとのこと。スズ子は畑違いと断ろうとするも、長年村山興業で働いてきて眼力には自信のある山下はスズ子が女優向きだと太鼓判。
結局スズ子は話だけならとタナケンに会うことに。さすがのスズ子も緊張して掌に「人」の字を書いて飲み込んでえずくってどないやねん。笑
2時間ほど待たされてようなうやくタナケン登場。とりあえず自己紹介するスズ子ですが、タナケンは聞こえているのかいないのか黙ってじろりと見つめるばかり。ようやく口を開いたタナケンが言うには、配役に難航していたところ、とある人にスズ子はどうだと強く勧められたとのこと。
こっちが何を言っても要領を得ないことに耐えかねたスズ子が部屋から出て行こうとすると、羽鳥が登場。この舞台の音楽監督を務めており、スズ子を勧めたのも羽鳥だという。スズ子をイメージした「コペカチータ」という新曲まで仕上げた羽鳥にスズ子が歌わなければ意味がないとまで言われ、舞台に出ることになったスズ子ですが、タナケン、感じ悪いですねぇ。モデルたなったエノケンこと榎本健一さんも気難しい人だったと何かで読んだ覚えがありますが、スズ子とうまくやっていけるんでしょうかねぇ。