『ゴジラ-1.0』(山崎貴監督) | 新・法水堂

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『G-1.0』



2023年日本映画 125分
監督・脚本・VFX:山崎貴
製作:市川南
企画・プロデュース:山田兼司、岸田一晃
音楽:佐藤直紀、伊福部昭『ゴジラ』『モスラ対ゴジラ』『キングコング対ゴジラ』
VFXディレクター:渋谷紀世子
撮影:柴崎幸三 照明:上田なりゆき
美術:上條安里 装飾:龍田哲児
録音:竹内久史 特機:奥田悟
編集:宮島竜治 カラリスト:石山将弘
音響効果 :井上奈津子 選曲:藤村義孝
衣裳:水島愛子 ヘアメイク:宮内三千代
キャスティング:杉野剛
スクリプター:阿保知香子
助監督:安達耕平 制作担当:横井義人
プロダクション統括:會田望

出演:
神木隆之介(元特攻隊員・敷島浩一)
浜辺美波(大石典子)
佐々木蔵之介(「新生丸」艇長・秋津淸治)
吉岡秀隆(元海軍工廠の兵器開発技術者・野田健治)
山田裕貴(「新生丸」見習い・水島四郎)
安藤サクラ(敷島の隣人・太田澄子)
青木崇高(元海軍航空隊整備部・橘宗作)
田中美央(駆逐艦「雪風」元艦長・堀田辰雄)
遠藤雄弥(海軍航空隊整備部・齋藤忠征)
飯田基祐(東洋バルーン・板垣昭夫)
永谷咲笑(戦争孤児・明子)
阿南健治(復員省窓口係)、水橋研二(震電の技術者)、須田邦裕(銀座のリポーター)、谷口翔太(元軍人・谷口)、中台あきお、佐々木一平、中村織央(元軍人)、鰐渕将市(元軍人・鰐渕)、西垣匠、佐々木風磨、長部努(整備兵・冨田)、小松勇司(整備兵・平岡)、三濃川陽介(整備兵・稲垣栄次郎)、日下部千太郎(整備兵・加治木定吉)、川端康太、古堅元貴、吉川裕斗、大島祐也、赤妻洋貴(整備兵・山縣重治)、濱中遼、荒谷清水、塚本幸男、大宮将司、マイケル・アリアス(ダグラス・マッカーサー)、松原正隆、古山憲太郎、松井工(艇長)、平原テツ、鳥谷宏之、千葉誠太郎(運転士)、小熊樹(車掌)、間瀬英正、大西遼、持永雄恵(高雄乗組員)、市川大貴(同)、太田靖則、土橋竜太、斉藤淳、山田将之、佐藤五郎(復員兵)、藤田啓介(雪風航海長・藤田)、若林佑太(元軍人・若林)、福田航也、杉崎シュンペーター、高尾悠希、苅田裕介(苅田)、松本誠(元軍人・松本)、長島慎治、山本晃大、山田英彦、伊藤亜斗武(東洋バルーン係員)、山田ジャンゴ(同)、保里ゴメス(同)、阿部翔平(橘の助手)、嶋田彦、木原勝利、矢作マサル、俵木藤汰、原田悦嗣、仲城煎時(欅艦長)、明樂哲典、大野真緒、北御門亜美、羊華、得田舞美、植田倖瑛、鶴田翔、荒木誠、相澤大翔、長谷川瑞己、井上喜介、未来みき、阿部大地、三浦理香子(浜辺美波のスタンドイン)、剛州、小野瀬侑子、奥田誠治、橋爪功[クレジットなし]
声の出演:篠井英介、笠井信輔(爆風を浴びる男/ラジオのアナウンサー)、早織、米本学仁、仲義代、殖田育夢、千葉恵太、中野匡人、内田清、桜彩、加茂井彩音、三宅里沙、青木真美

STORY
戦後、焦土と化した日本。敷島浩一は戦争から生還するも家族を失い、荒廃した町で同じく両親を亡くした大石典子と出会う。そんななか、謎の巨大生物が上陸。ゴジラと名付けられたその生物は、戦争で傷ついた日本をさらに破壊し尽くそうとする。残された名もなき人々に、生きて抗う術はあるのか。【「KINENOTE」より】

ゴジラ70周年記念作品。


遅ればせながらIMAXで鑑賞したのだけど、冒頭の大戸島にゴジラが上陸する場面からして迫力たっぷり。話には聞いていたが銀座で典子が乗っている電車が魘われるシーンもカメラワークを含めて臨場感が感じられる。これまでそれほどゴジラシリーズを劇場で観てきたわけではないけど、これぞまさに怪獣映画。ゴジラの咆哮一つとってもIMAXを選択して大正解。


神木隆之介さんはいつものお坊ちゃんな感じとは違い、精悍な顔つきで主演としての務めを十二分に果たしていた。浜辺美波さんが1時間ほどでいなくなってしまうのはマイナス(ワン)で、典子が亡くなっているのかどうかも分からないのに葬式まで出しているけど、どうせ生きているんでしょというのは見え見えの展開。敷島が最後はゴジラの口を目がけて特攻するも死ぬつもりはないというのも予想できたけど、そこは特攻隊を美化していなくてよかった。

山崎貴監督が新作ゴジラを撮ると聞いたときは不安しかなかったけど、ここまでのものを見せてくれたのなら文句はつけられない。批判されている人間ドラマ部分のついても、これまでの作品に比べたらだいぶマシでしょ。笑


いかにも続篇ありのようなカットも挿入されていたけど、その時は群衆の中にいた橋爪功さんが主要登場人物になると予想。笑