連続テレビ小説『ブギウギ』第15週「ワテらはもう自由や」(第69回) | 新・法水堂

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連続テレビ小説『ブギウギ』
第15週「ワテらはもう自由や」(第69回)


作:櫻井剛
音楽:服部隆之
主題歌:「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
語り:高瀬耕造アナウンサー

出演:
趣里(福来スズ子)
水上恒司(村山愛助)
陰山泰(トランペット・一井)、えなりかずき(ピアノ・二村)、富田望生(小林小夜)、国木田かっぱ(ギター・三谷)、伊藤えん魔(ドラム・四条)、山岡樹[回想](特攻隊員)、奥本智海[回想](同)、成瀨潤[回想](同)、大村昇汰[回想](同)、土井大之[回想](同)、湯田歩夢[回想](同)、廣田昇平[回想](同)、水江琉斗[回想](同)、和歌山県のみなさん、ピカロ、ビックワンウエスト、プロジェクト・コア、劇団東俳、シンフォニア
近藤芳正(山下達夫)
菊地凛子(茨田りつ子)

STORY
劇場が再開することとなり、スズ子たちは久しぶりの公演を行うことになる。曲順を話し合う楽団員たち、1曲目はもちろん戦争中には歌えなかった「ラッパと娘」。スズ子は本番に向けて、感覚を思い出そうとするが、少し不安も抱えていた。一方、同じ公演に出演する茨田りつ子は、慰問先での出来事を忘れられず心に傷を負っていた。本番当日。まずはりつ子が、ステージへと歩みを進める。【NHK公式サイトより】

3ヶ月ぶりに再会した楽団員一同。復活公演の1曲目はもちろん「ラッパと娘」に決定。
前々から思っていたんですけど、えなりかずきさんって目立ってなさすぎじゃないですか?笑 そのくせ富田望生さんよりクレジットが前ということに納得が行かないのですが。

閑話休題。
料理をしながら、スズ子が「ラッパと娘」の確認をさていると、愛助がやってきて「いっちゃん楽しみにしているのは僕や」と熱弁。ことスズ子のことになると暑苦しい男やのう。
夕食は雑炊。スズ子は本当は怖いと胸の内を明かしますが、愛助は自分がスズ子の気も知らないではしゃぎ過ぎたことを反省しつつ、「福来スズ子の歌には力がある」と心強い言葉。

そして日帝劇場再開第一回公演、歌謡ショウ『ハイ・ライト!』が開幕。劇場の再開に伴ってスズ子のつけまつ毛も再開。
あれこれ気を揉む小夜を楽屋から追い出し、一人になったところへ姿を表したのが茨田りつ子。東京に戻ったら家は丸焼けだったとのこと。
りつ子は慰問先で特攻隊員たちに歌を歌ったこと、その時の隊員たちの声が頭から離れないことを話し、自分の声に背中を押されて死んで行ったかもしれないと苦悩を吐露。「歌は人を生かすために歌うものでしょ」というりつ子がスズ子に特攻隊員の話をしたのは、同じ歌い手であるスズ子なら自分の気持を解ってくれると思ってのことかもしれませんね。
りつ子の話を聞いてスズ子も腹をくくったのか、「ワテは好きに歌う。ほんで、お客さん全員、片っ端から元気にしたる!」とやる気に。

まずはりつ子がステージへ。
ここでまさかの「別れのブルース」フルコーラス。作り手の気合の入れようが伝わってきますね。特攻隊員たちのことが頭をよぎりながらも歌い上げるりつ子。それを聴いている観客の演技もいいですね。
さていよいよスズ子の出番。楽しみです。
ところでりつ子とスズ子以外の歌手はどこにいるんですかね。笑

……で、羽鳥はどうなったん!?(2日連続)