船の客室が全部違うデザインだったら ムリだろうけど・・・・ | フレンチ客船なブログ

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自身の客船漫画や客船に乗船した時の話などをブログで不定期に更新しています。
更新頻度は主に木曜日と週末ですが、基本、不定期です。
今更ですがアスペルガー症候群です。でもあまり語りませんので悪しからず。

皆さんこんにちは、

 

久しぶりにノルマンディー号やフレンチラインの船の話をしようと思います。

 

フランス客船の魅力はなぁに?

 

大きさではドイツ客船に敵わないし、スピードではイギリス客船に歯が立たない。

 

でもこれらを圧倒する魅力があった!

 

美味しい料理に最高のサービス、これにつきます!!

 

フランス船を選んで乗船したらもう別の船には替えたくない!!!

 

もうフランス客船の虜!!!

1935年就航のノルマンディーというむちゃくちゃ巨大で豪華でサービスも料理も文句なし(そのため経費かかりすぎたけどね!)の例外を除いて、小粋なフランス客船は大西洋航路利用客を惹き付けました。

 

さて、そのフレンチライナーの魅力の一つとして、すごいことに、

 

一等客室のデザインが全部違う!!!

というすんごい事をやってたんですね。

ノルマンディー号は430室、イル・ド・フランスは439室、それらのデザインが全部違ったんですよ。

 

多数の装飾家にいくつかの船室のデザインを依頼して、

 

船室の内装を多様に変化させるよう依頼しました。

 

同じデザイナーが隣接する二つの部屋を担当しないように配慮。

設計の基調とされたのは「安らぎ」、「簡潔さ」、「明るさ」!!

 

同時に洗練された木工製品の豊かさと現代的な衛生設備の快適さも重視されました。

 

やってはならないデザインは、威圧的、刺激的で派手なインテリア、

 

そういうのは一切排除し、しかも画一的で単調になることを避けるよう工夫も凝らしています。

そしてその頂点に立つのがノルマンディーの10室のスイートと、貴賓室4室!

 

残念ながら私の画力でそれが伝わるか分かりませんがすんごい事です。

 

 

現代では無論、実現不可能と言ってもいいでしょう。

 

客室のカテゴリー、内側、海側、バルコニー、スイート、ペントハウス、アパルトマンなどで違いがあるのはもちろんですが、

 

もし建造しようとしたら無茶苦茶お金がかかりますし、維持費もバカになりません。

 

仮に実現したら、その客船はノルマンディーの後を継ぐ21世紀最高の客船になるでしょうね。

 

アイコン・オブ・ザ・シーズの建造費(3000億円!!)で8万トン級の超高級船を造ってみるとか、

 

いくら客船業界が残酷なそろばん勘定があまり通用しないとはいえ、ヤバいかもよ、そんな船