これまで日本中いろんなところへ行ってきた。
社会人2年目の頃に東日本、3年目の頃に全国に泊まりで出張だったので、東北全県、長崎と熊本を除く九州、北海道、沖縄、長野、新潟、石川県や和歌山県などを訪れることができた。
四国と中国地方は、子供の頃に親と、関西は学生の頃に、関東や北関東や山梨は、上京してからバイクや車で行けた。三重は小学校の修学旅行で、長崎はもともと中学校の修学旅行で、名古屋、静岡や北陸など東京と大阪の間もそのうち行くことができた。
気がついたら、行ったことがないのが熊本県だけになっていた。
宮崎に2ヶ月長期出張した頃に鹿児島空港や、高千穂峡に行ってみたが、熊本まではまだ県境付近だった。その2年後の2016年に、阿蘇ロックフェスティバルに行こうとしてホテルを予約したが、震災でフェスが延期されたので、結局行かなかった。
2025年に意を決して熊本市に2泊してみた。
九州は2022年に大分、別府、2023年に福岡、佐賀に行ったことはあった。だいたい九州のイメージは、宮崎、大分、佐賀の感じでいたところ、熊本市がとても都会なのに驚いた。福岡は確かに都会だけど、福岡や札幌は九州全体や北海道全体から出てくる人がいて、いなかくさいところもある。そういうのをあわせて、人口100万人を突破している。
九州では、北九州市が人口90万人で2番目、熊本市は70万人以上いて3番目に人口も多い。城があるせいか、市の中心部が故郷の姫路と似ていた。大きな屋根のあるアーケード街がある。肥後の国の中心地だから、都会的な感じがした。人の顔が、いなか者の顔をしていない。バスや市電で走ると、どこまでも市街地で、低い山があるぐらいで、なかなか農村には行けない。侍の街だから、男の文化なんだけど、そのような中で女も強い気がする。ほとんどが熊本の地元の人だけで、あの街の活気というか活力はすごいと思った。
熊本ゆかりの人というと、加藤清正、宮本武蔵、夏目漱石などがいる。加藤清正は、ある意味で昔の王様みたいな人だ、大名としては細川氏に受け継がれている。細川氏は女系を辿ると細川ガラシャ夫人(玉)で、明智光秀の娘になる。細川忠利に招かれて晩年をその地で過ごしてそこで没したのが、播磨出身とされる宮本武蔵だ。夏目漱石は、第五高校つまりのちの熊本大学の英語教師に招かれて、松山と英国留学する間の期間をそこで過ごして、見合い結婚をして子供もさずかっている。ほかには、平清盛が、播磨守として国司になる前に、肥後守として国司になっているが、赴任はしなかったらしい。その縁で、平家の落人が暮らしたという地域も県内の深い山中にはあるようだ。これも姫路から鳥取にかけての山あいにはそういうところがある。
47番目の都道府県ではじめて訪れた街は、とても故郷に似ている不思議な街だった。九州にいるという感じは全然しなかった。
ラーメンは名物、九州の中ではとっつきやすい
京都からの落人の作といわれる
漱石も散歩したといわれる水前寺公園では、こいのえさ、だけでなく、とりのえさ、もある
かわいいものが好きで教育熱心な感じがする