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ガンダムジークアクスの白いハロの謎


これまでのハロは全部なぜハロがいるか理由づけがされていたが、今回の白いハロはなぜアンキーたちのところにいたか、なぜマチュについてきたかがわからないままだ。

一緒にMSに乗り込むので、Vガンダムのウッソのハロのような立ち位置でもあるし、喋り方がラクスのピンクハロに近い感じもする。

設定では、人間と会話できる自律型ロボット(おしゃべりロボット)ということしかわからない。

VガンダムがUC0153年なのに対し、UC0085年にMSに同乗するナビゲーターハロがいるのはすごいことだが、ジークアクスのようにはじめて乗った機体でも情報を受け取るネットワーク機能があるんだと思う。ハロ側からジークアクスを動かせるかはわからないが、第9話で水中も問題ないことや、深度がどのぐらいかは、ハロ自体というよりジークアクス側が持っている情報をハロが共有している。

大気圏突入の際のジークアクスの腕は、パイロットが昂っていることを察知してハグして落ち着かせようとしている、ベイマックスみたいな機能だろう。


赤いMSとニュータイプ少女

これまでのシャアが乗る赤いMSは主人公側からみて敵側の存在だった。ガンキャノンやリックディアスは味方だけど、シャアザクとか、サザビーは敵側で、今回は赤いガンダムははじめから主人公側の目線にある。ガンダムSEEDのアスランの機体は赤いけど、最初は敵でのちに味方になる。

それからララァのような、ニュータイプ少女はこれまでは敵側の存在だった。マチュはエルピー・プルやハマーン・カーンのようなイメージだと思うけど、ララァ、プルツー、シャアの側へ行ったクェスなどは敵側ででてきて、主人公側からみて遠い存在だったと思うんだ。

そういう人気が出そうなキャラを身近に感じさせた功績は大きいな。


ジオンが勝った世界を描くのはこれまでタブーだった。

思いつかないわけではないだろうけど、なぜなら、ジオン軍は第二次世界大戦中のドイツ軍や旧日本軍をモデルにして、連邦軍というのは連合軍のように描かれているからだ。ジオンは技術的には連邦より優れている描写がある。第二次世界大戦というのは、実はアジア解放の戦争でもあって、ドイツとイタリア以外の国は、日本、フィンランド、ブルガリア、ハンガリーなどアジア系をルーツに持つ国やその周辺だった。これが英米とその植民地帝国と対立していて、結果、連合国が勝った世界をわれわれは生きてきたわけだ。英語は世界で通ずるが日本語は世界で通じないとか。

ジオンが勝った世界を公式に描いているというのは、だからすごいことだ。技術に優れた方が勝ったということで、そこがガンダムジークアクスはすごいな。


テレビ放映中のガンダムジークアクスの、シャロンの薔薇なる謎のオブジェクトの正体が、第9話で明らかにされたが、謎は残ってる。

シュウジによると、ガンダムは薔薇を探している、ということだった。ララァによると、いつも白いMSがシャアを殺してしまうという。ジークアクス世界線からすると、異世界のMSでありニュータイプ専用モビルアーマー、これに対するジオン側の呼称がシャロンの薔薇で、プラモデルもエルメスではなくララァ・スン専用モビルアーマーなる名称なのは、ブランド名と同じなので途中から変更したのだけど、リックドムをスカート付き、これはあだ名だ、ホワイトベースを木馬、ガンペリーをナカワレ、これらは正式名称がわからないからだ、というように、エルメスをホワイトベースのクルーはとんがり帽子とかチューリップと名付けている。ソロモンの亡霊という連邦軍からの別名もある。

製作元によると、もともとこのタイミングでララァとエルメスが出るはずではなかったというので、最終稿でこうなったらしい。つまりシャロンの薔薇を出したいがためにこの話を作った、というわけではないようだ。なぜシャロンの薔薇がエルメスかというと、旧約聖書の詩句にソロモン王による、わたしはシャロンの薔薇、谷のゆり、という言葉があり、乙女に対する恋愛感情を花に例えたものだ。シャロンはイスラエルの地名で草花が茂る土地、そもそもジオンという名称はシオニズムつまりユダヤ人の建国運動からきている。このシャロンの薔薇なる植物は、バラではなくてチューリップという説がある。

もしバラなら、つぼみのバラだが、薔薇という言葉からエルメスは連想しないがシャロンの薔薇はチューリップなので、チューリップという意味でエルメスをシャロンの薔薇とした、ヒントはこれを詠んだのはソロモン王ということで、ソロモンの亡霊ともつながる。製作者の意図はそうだろう。

作り手の意図は解決した。問題は作中のジオン軍が、なぜ未知のニュータイプ用MSをシャロンの薔薇と呼ぶことにしたかということだ。可能性としては、開発中のコードネームだったということ、つまり戦車をタンクというのは、第一次世界大戦中のイギリス軍のコードネームでキャタピラを履いて装甲に囲まれた戦闘車両を水タンクと呼称していたところ、そのまま英語のタンクになった。

つまり開発段階のエルメスの名前がチューリップつまりシャロンの薔薇で、建造されなかった機体がなぜあるのか、ということだろうか。そもそも薔薇はヒマラヤ原産でオリエントや古代ギリシアでも栽培されていたが、野生に生える植物ではない。日本には野薔薇はあるけれど。これに対しチューリップはトルコつまりアナトリア半島あたりが原産地とされているのでチューリップの野生種がシャロンに生えていてもおかしくはない。シャロンにバラは生えていなかったと考えられるから、バラではないバラのような植物をシャロンの薔薇と呼んだようだ。これからとって、ジオンの技術者は、まだエルメスと名付けられる前にそう呼んだ、という設定だろうか。

まあGP03デンドロビウムも、蘭(ラン)の品種の名前ではある。