
言わずと知れた、第4番目のYMOと称された「松武秀樹」さんのアルバムです。当時ガキんちょだった私は、東芝EMI3部作と言われた1st~3rdまでのアルバムを死ぬほど聞いたものです。しかし、当時から私の中ではYMOとは何か違う・・・という印象を抱きながら、悪友の「松武秀樹を聞かないとテクノポップ好きとは言えないぞ!」という、半分脅迫めいたお誘いの中、聞いてました。
しかし、近年になって改めて聞いてみて分かったんです。何故あの頃違和感を感じてたのかが・・・その事についてダラダラと書いていこうと思います。
彼のアルバムはどれを聞いても曲が稚拙なんだ・・・と。(いきなり喧嘩売ってるみたいでごめんなさい)
彼は間違いなくYMOサウンドに華を添えた立役者であり、また日本におけるシンセサイザー普及に努めた功績は多大なるものでしょう。しかし彼はミュージシャンではあっても、プレイヤーでは無いのでしょう。
何故なら、彼の楽曲にはインストものが中心なので、シンセによるメロディはあっても、その他の楽器による印象に残る「フレーズ」が少なすぎると思うんです。
これは単純に楽器弾きでは無い事が推測されます。楽器弾きだと、個々が色んなフレーズの引き出しを持っていて、それを入れたくなるものでしょう。
また、コードワークに関してもゾクゾクするというか、鳥肌が立つようなコード感がありません。どちらかと言うと単純なコード進行が多いと思われます。
坂本龍一大先生なんかは、元々その2点をお得意とされてたわけで、キーボード弾きにとっては弾きどころ満載なわけです。YMOや、坂本大先生のソロなんかでも良く取られてた手法の一つで、周りの鳴りものにも音程感を持たせ、その上に被さってくる和音と混ざって、初めて一つの複雑なコードが構成される様なギミックが多かったと思います。そう言う意味で、YMOは鳴りものというか、ノイズの魔術師だったと思うんです。
でも松武さんの楽曲は打楽器は打楽器そのものの音をシミュレートし、ドラムはなるべく人が叩く様なドラミングをシミュレートする。さらにメロディは喜多郎さんの様な緩いメロディ・・・と言った具合。
もっと鳴りもので緊張感やグルーヴ感を出して欲しいと思っちゃうんです。
「テクノの王道KRFTWERKは単純な音階が多いじゃないか!テクノポップってそう言うもんだろ!」って怒られるかも知れませんが、実はKRAFTWERKの音楽も良く計算された楽曲が多く、いわゆる「不協和音」というか、当たる音を効果的に取り入れてますよね。緊張感を出す為に出来る限りコード感を排除してますし、何よりもメロディ以外の効果的なフレーズが多い。
音楽を作曲するのも、その道のプロがやるべきで、アレンジする人はアレンジャー、それらをプレイするプレイヤーであるべき姿なのでしょう。YMOの楽曲を支える音作りの魔術師「松武秀樹」であり、その上で教授が天才的なフレーズを弾きまくる・・・みたいな関係が正しいカタチなのだと思います。
最近多いですよね、「作詞・作曲・アレンジ・コーラスや歌まで自分一人でやってます」みたいな。背景には印税収入や、制作費の人件費削減いたいな部分が見え隠れして、純粋な創作活動から逸脱してる様な気がしてなりません。もちろん商業的なベースで音楽を作る事は、これらのレールの上で成り立つものですから、事情は理解出来ますが・・・。
何が言いたかったか、イマイチ伝わりづらかったかと思いますが、要は「餅は餅屋」なんだな・・・と。
そんなわけでYouTube動画どうぞ。
と言っても、松武氏率いるLogic Systemの映像が皆無なので、全く関係の無い動画でもどうぞ。
ロシアだかどこかの国のフォークリフトの取り扱いについての教育ビデオですが、途中からとんでも無い事が巻き起こりますので、堪能してみて下さい。
多少グロですが、笑えるグロですので、ご安心を。

