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大学中退者のその後の後

フリーランスです。仕事の合間の息抜きツブ。

筆者は長期出張でアジア、欧米によく行かされていました。

 

そうした経験から、日本人の特殊性が見えました。

エレベーターで知らない人に挨拶する欧米

欧米に行ったことが有る人がたまに話していますが、エレベーターで知らないもの同士が挨拶し、会話を交わします。

 

日本ではほぼ見られない光景です。

 

なぜ欧米では、エレベーターで知らないもの同士が挨拶するのか?

それは犯罪の発生率が関係します。

 

欧米では犯罪の発生率が高く、強盗やスリにも遭いやすいです。

エレベーターだと性犯罪も多いです。

 

軽く挨拶を交わし会話するのは、相手に「自分は安全な人間ですよ」と伝え、安心させるためです。

 

逆に無言で乗り込んで来る人が居たら、何かするかもしれないと警戒されるのです。

 

日本人が無言で居られるのは、この国が安全だからです。

お店の人の挨拶に必ず返事する欧米

日本だと、コンビニなどで店員さんが挨拶しても、返す人は少ないと思います。

 

欧米だと、必ず返事を返すのです。

これも、自分は強盗などでは無いと表明するためです。

 

またバルなどではメニューが無い店も多く、本日のおすすめなどを会話して注文を決めることも多いです。

 

そして何より、知らないもの同士の会話を楽しんでいます。

 

日本で数日~数週間過ごすインバウンド客は、皆口を揃えて「日本人は人が良い」と言います。

 

お客さんに対しては優しくするのが、日本人の特徴です。

 

そして、この国に長く滞在して働く人が言うのが、「この国は窮屈だ」という話です。

 

そんな外国人にとっては、無言が普通の日本のエレベーターや電車は、ずっと利用していると、窮屈だと感じるようです。

派遣やバイトの挨拶を無視する日本人

筆者も経験が有りますが、目上の人や同等の立場の人にはにこやかに挨拶するくせに、目下の人間には挨拶しない人が多いのも、日本人の特徴です。

 

これも日本で働く外国人からすると、相当なストレスのようです。

 

立場に関わらず、年上の人を敬う、儒教の影響を色濃く受けた日本人。

その裏返しなのか、目下の人間には冷たいです。

 

もはや移民の労働力が欠かせなくなっている日本。

海外から来た人が、心地よく働ける環境を作る努力も必要です。

挨拶と日常会話は人としての最低限の条件

以前、挨拶不要論を展開した新入社員が話題に成りました。

 

海外でそんなこと言い出す人が居たら、相当な変人か異常者として扱われることでしょう。

 

安全だからこそ挨拶を無視する日本人。

しかし、この国の安全神話も崩れつつ有ります。

 

海外では職場で挨拶を無視したら、クビに成るか刺されます。

日本も既にそんな時代に成ったと思った方が良いでしょう。

 

犬や猫ですら挨拶はします。

 

挨拶も、日常会話も出来ない人は、もはや人ですら無いと思います。

退職代行が大流行りです。

 

その退職代行会社が、新入社員が辞めた際の理由を公表していて、各社の参考に成ればと表明しています。

 

その理由の中に多く見受けられるのが、「電話対応の強要」です。

 

最近は通話以外の連絡ツールがメインに成っており、特に若者は、知らない人からの電話に出るという経験が有りません。

まずは研修を

OJTの一環なのかも知れませんが、まず、今の若者は固定電話機の操作も知りません。

 

筆者もそうでした。

筆者は1社目で、内線を取ったりかけたりすることを経験しました。

しかし、外線は対応する専門の人(営業と営業事務)が居たので、ほとんど取ることは有りませんでした。

 

2社目も同様。3社目に至っては大手の工場だったため、外線がかかってくる代表電話は総務の事務所にしか無く、自分が取る機会は有りませんでした。

 

そして4社目の中堅設備メーカーで、初めてまともに外線を取る場面が出てきました。

当然ほぼ初めてなので、まずは取らないでおきました。

すると「取ってください!」と怒られてしまいました。

 

恐る恐る操作方法(保留と転送の仕方)を教わり、見よう見まねで応対しました。

 

OJTも良いですが、今の若者の環境を考えて、各社研修を行ってほしいと思います。

 

まずは取引先に対する言葉使いを教え、若者も経験が有るであろう、オンライン面談に参加させてください。

 

そこから固定電話機の操作方法を教え、徐々に慣れさせてください。

まともな研修も無い会社はブラック

筆者の場合はまさに4社目がそうでした。

給与や待遇はホワイトなのですが、人材の育成が全く出来ないブラック企業でした。

 

教えても居ない事を、いきなりやれと言うのです。

分からなかったら聞けと。何が分からないかも分からないのに。

 

そんな会社は辞めてしまって構わないと思います。

まともな人材は育ちません。

将来性はゼロです。

 

そんな会社が大きくなることは有りません。

筆者はそれを実際に見てきました。

そもそも新人がいきなり電話取らされる会社はブラック

筆者は仕事柄、機材メーカーやソフトウェアメーカーに問い合わせをする機会が多いです。

 

大手ともなると無料の回線が用意されていて、専従のオペレーターが対応してくれます。

 

そこまでの規模が無くても、ホームページに問い合わせフォームが有り、後ほど向こうからかけてくれます。

 

担当が付いた場合は、決まった営業所に外線をかけるか、携帯を教えてくれます。

 

今時、代表電話が有って、いきなりそこに電話する機会はほとんど無くなりました。

 

そんな時代に、でかでかと代表電話を公表し、新入社員がそれを取る会社など、その時点で時代錯誤もいい所です。

 

そんな会社は、若者は辞めて正解です。

 

 

昨年から続く米の不作と、その影響による米価格の高騰。

 

過去の減反政策などの米農政の失敗が取りだたされる事態になっています。

 

筆者の地元や、地方在住の親類が住む地域などで見かける農家などから、その実態を見て行きたいと思います。

某県で見た豪農

筆者の地元は山間の谷間に位置し、明治以前は宿場町として栄えていました。

 

明治以降は林業などで細々と暮らしていたようですが、土地を持たない人たちは、山間部を開墾して農業をやっていました。

 

山間部の斜面なので、本当に小規模な農家が多かったと記憶しています。

水田は狭く、一家が自分で食べる分くらいしか取れません。

多くが、タバコの葉などを育てて、生計を立てていました。

 

そしてある日、法事で某県北部を訪れました。

肥沃で広大な土地が広がっており、水田の中に点々と大きな蔵付きの屋敷が建っていました。

 

いわゆる豪農です。

 

減反政策なども有り、今はそれほど儲かっている様子は無く、寂れている家も多かったですが、その豪奢な造りに、地元とは全く違う農家の有りように驚きました。

格差が大きかった日本の農家

戦前までは、日本の農業は、大地主と小作農によって構成されていました。

多くの農民が、土地を持たず、地主に雇われた小作農だったのです。

 

戦後、財閥の解体などに伴って、多くの農地が分配されます。

しかし、その分配は平等とは言い難く、農家同士の力関係が影響しました。

 

さらには、大陸から多くの引き上げ者が戻りますが、土地を持たない彼らは、狭い荒れ地を開墾して農業を始めました。

潰れていった小規模農家

地元の小規模農家の多くが、タバコの葉が売れなくなってくると、農業を辞めて働きに出るようになりました。

 

自分たちの食べる分くらいは作っているところも有りましたが、世代交代のたびに相続税がかかり、農地を手放す農家も多かったです。

 

このように、小規模農家が次々と廃業していき、生産者側から消費者側に成っていきます。

 

さらに政府が価格調整や、アメリカからの圧力(米食を止め、自国の小麦を輸入して食えと迫った)などによって減反政策を取り、中大規模の農家も米を作らなく成ります。

 

こういった背景が、現在の米価格の高騰と不足に影響しています。

守らなければいけない農業

現在、貿易による損益は3兆円の赤字です。

 

唯一と言える輸出品と成った自動車も、一部の企業が大きな赤字に転落し、人員削減と工場の閉鎖を発表しました。

 

輸出出来るものが無いのですから、輸入も出来ません。

 

この国の食料問題は、すでに喫緊のものに成っています。

国内の農業を守り、食料の確保が必要です。

 

国が補助金を出し、農業の法人化などを進める必要が有ります。

 

 

このブログの中で、お金と結婚、それぞれを別章で書きました。

 

今回は、その2つの関係性を書きたいと思います。

”推す”とどうなるか

推し活は、ずいぶん昔から有りました。

歌手やグループのファンに成り、レコードを買い、コンサートにも通った。

 

しかし、AKBが登場以降、アイテムが増え、コラボ商品なども出て、全てを手に入れようと思うと、いくら有っても足りません。

K-POPアイドルもそれを真似しています。

 

「推しは推せる時に推せ!」なんて言葉が、界隈では格言化されました。

確かにアイドルは活動期間が限られていて、30も過ぎると引退して誰かのものに成ったり、俳優業などに転向して、以前のようには推せなくなってしまいます。

 

だからファンたちは財布が空っぽに成るまで、推しに課金し、貧乏に成っていきます。

行きつく先

おそらく、本格的な推し活が出来るのは、ある程度のお金を自由に出来るように成る20代以降でしょう。

 

20代前半から推し活を始め、推しが引退するころには、自分は40代に成っていた、なんてファンも多いことでしょう。

 

「結婚はコスパが悪い」論は、そんなファンが自分の人生を振り返って、後付けで言っている気がします。

 

このように、推し活は夢中になり過ぎると、完全に婚期を逃すことになります。

アイドル以外にも、アニメ、ゲーム、鉄道など、コンテンツにはきりが有りません。

 

前のブログにも書いた通り、世界中で起きている婚姻率の低下と少子化の原因です。

 

また、推しが引退したり、好きなコンテンツが終了しても、新たな推しが見つかれば、それはそれで幸せな時間は続きます。

 

しかし、推し活の最後には、孤独な老後が待っているのは間違いないです。

どうせ推すならパートナーを推せ!

推し活に夢中な人が分かっていないと思うのが、結婚してパートナーを得ることによって、現在推しに依存しているいくつかの点を、そのパートナーが担ってくれるということです。

 

アニメなどの二次元に依存する人には難しいと思いますが、ちょっと見劣りはするが、リアルな存在がもたらす満足感は、推しに匹敵するものが有ります。

 

推し活は、そのほとんどが一方的なものに成りがちです。

ライブ配信で投げたスパチャに反応したり、コンサートでうちわに反応して、手を振り返してくれたりとか、得られるものはその程度です。

 

それに対し、リアルパートナーは、あらゆることに反応し、あなたを癒してくれるのです。

 

また、同じ推しを推すことで、推し活もまた楽しく成ったりします。

 

推し活中のあなた。ぜひ、その時間の一部でも、恋活、婚活に割いてみてください。

 

きっと、もっと楽しくなりますよ。

最近、Xでもインスタでも、人生の教訓的なアドバイスを見かけます。

 

そして、その特徴なのが、全く真逆なことを言っているアカウントが存在することです。

学歴は大事かそうじゃないか

良く見るのが、社会に出てから、学歴がどうとか言うやつ。

 

「学歴は有った方が良い」とする意見と「学歴など一旦社会に出れば関係無い」という、両極端なアドバイスが、どちらも溢れています。

 

筆者が知る正解は・・・

 

平成までであれば、大手の採用に限って言えば、新卒も中途採用も、学歴が大きな比率を占めていました。

とにかく、良い大学出てなけりゃ、良い待遇を受けられる大手には入れなかった。

 

しかし、現在はそうでも無く、特に技術職で言うと、実際にどんなことが出来るかが、実績として残せて見せることが出来るようになった結果、学歴は必要無くなりました。

 

実際に筆者も、大学中退の初老ですが、大手からのオファーは、たまに有ります。

 

また、いわゆるJTCと呼ばれる日本の大手メーカーの総合職は、依然、学歴が物を言います。

しかし、滅びゆくJTCで、従業員の削減を行いながら上を目指すのも、むなしい人生であります。

 

また、商社の総合職も、依然として学歴偏重に成っていることでしょう。

だから文系ほど学歴が必要だと思いますが、そもそも文系の学部が、欧米同様に日本でも廃止され始めています。

 

さらには、繁盛する飲食業やアパレルでは、特に経営者は全く学歴は関係無い。アイディア次第です。

 

もう、学歴に頼れる時代は終わりです。

それこそ、AI研究で博士号でも取らない限り。

 

受験勉強してる暇が有るなら、AIやフィンテックの勉強したほうが、よっぽど食いっぱぐれません。

お金は大事かそうじゃないか

これも良く話題には挙げられています。

これに関しては、価値観が全てだと思います。

 

実際にデータとして出ているのが、年収に応じた幸福度です。

年収が低いほど幸福度は低く、年収が上がるほど幸福度も上がりますが、あらゆるデータで年収600万円で頭打ちに成ります。

 

つまり統計としては、飛びぬけて高い収入が有っても、幸福感は得られないのが分かります。

 

それは何故かと言いますと、人間の幸福感は、お金では買えないもの、例えば、経験や人間関係に寄るからです。

 

そして、年収の中央値は300万円ですが、その年収の人が皆苦しみ、精神を病んだりしているかというと、決してそんなことは有りません。

多くの人がそれなりの人生を歩んでいます。

 

お金はある程度は有ったほうが良いが、ほどほどで良いんです。

 

そうでなければ、この格差社会でほとんどの人が不幸だと成ってしまいます。

一戸建てが正解かそうじゃないか

多くのアカウントが勧めるのが、一戸建てです。

その理由を見ると、支払いの総額と資産形成を理由にしています。

 

FP(ファイナンシャルプランナー)が必ずするアドバイスでも、預金、不動産、投資の3つにバランス良く資産を分散しろと言います。

 

しかし、これって本当なのでしょうか?

 

筆者は、日本の一戸建ての資産価値に疑問が有ります。

と言いますのも、日本の住宅の寿命って、世界的に見ても短いのです。

 

イギリスは平均110年、日本は22年です。

理由は、日本の住宅は木造建築だからです。

新築でも、90%以上が木造です。

 

つまり日本の一戸建てって、22年ほどで資産価値が0に成るのです。

800万~1000万円をドブに捨てることに成ります。

資産とは言い難いと思います。

 

また、筆者は日本の宅地にも魅力を感じません。

都市部でサラリーマンが買える宅地の面積には限りが有りますし、いわゆる分譲地が多く、狭い家が密集することに成ります。

まるで横に広がった集合住宅です。

土地を売るにしても、買い手が付かなければ資産は0です。

固定資産税だけが出て行きます。

 

一方賃貸は、高層のコンクリート製を選びやすいです。

免震構造も多い。一戸建てで免震構造にすると、500万ほどかかります。

眺めも良いし、多少の出費は有りますが、数年ごとに引っ越せば、常に新築に住めます。

 

何より、固定費がかからない。

例えば、給湯器の寿命は10年ほどと言われています。

一戸建てなら、それを自腹で払わなければいけませんが、賃貸なら大家が負担してくれます。

 

ド田舎ならいざ知らず、都市部に住み続けるのならば、賃貸住宅のほうが良いかもしれません。

 

一番分かりやすい例としては、不動産投資家は皆、賃貸に住んでいます。

自分が所有する物件に住んでいる投資家を見たことが有りません。

結婚はコスパが悪いかそうじゃないか

これに関してはアドバイスというよりも、一方的にそう主張するアカウントが多いといった感じです。

 

一定以上の収入が有って、一定以上の見た目の人は、そのほとんどが20代で結婚していています。

 

最近も、コスパのせいかどうかは分かりませんが、50代になっても結婚してなかった元アイドルが性被害事件を起こしましたね。

 

要するに、一定以上の条件を満たしている真っ当な人は、そのほとんどが結婚をします。

 

この事実から言えるのは、結婚はコスパで判断してするものでは無いということです。

 

では何故こんな意見がSNSで散見されるのでしょうか?

 

それは、世界的な傾向で、コンテンツに課金している人が多いからです。

いわゆる「推し活」です。

 

もう男女問わず、恋愛そっちのけで、K-POPアイドルなどに夢中に成っています。

だから世界中で婚姻数が減り、少子化に成っています。

 

推し活に夢中な人にとっては、デート代にお金を使うのは、もったいないことなのです。

そんな人にとっては、結婚などもってのほかなわけです。

 

こういう現状を踏まえて、オタク同士の婚活などが進んでいます。

 

筆者が考える、どっちか問題の解答でしたが、読んでくださった方々の人生の一助に成ればと思います。