ある動画系の料理研究家が、よく使用する化学調味料を否定する人たちと、バトルしています。
筆者も世代的に化学調味料は毒だと教えられて育ちました。
インスタントラーメンのスープも飲むなと言われました。
しかし、進学で移り住んだある県で、そこの名物料理である「芋煮」を地元の人が作るのを見ました。
地産の新鮮な肉や野菜がふんだんに入った鍋。
味付けで、地産の醤油と地酒を投入。そして次にぶち込まれたのは、まるまる1袋の化学調味料でした。
それから筆者も躊躇なく化学調味料を使うように成りました。
科学的根拠は一切無い
前述の料理研究家とバトルしている人の中には、医者を名乗る人も居ます。
その人が反論として挙げていたのが「中華料理店症候群」です。
「中華料理店症候群」ですが、上のリンク先にあるように、すでに国際機関によって、化学調味料との因果関係は完全に否定されています。
仮にも医者ともあろう人が、これを知らないわけは有りません。
つまりは、これも医者ともあろう人が科学自体を否定しているのです。
一体この医者は、何を根拠に治療を行っているのでしょう?
怖いです。
この例を見れば分かるとおり、化学調味料否定派には、科学的根拠は有りません。
また化学調味料否定派は、色んな科学論文を引き合いに出しますが、全てが否定されているか、関係が無いものです。
宗教でも有るかのように、妄信しているだけです。
化学調味料を否定することで起こること
化学調味料を否定し、一切口にしないことに成ると、どうなるのか。
まず、外食は一切出来ないでしょう。何が入っているか分かりませんから。
持ち帰りの弁当も同様です。
コンビニの食品や冷凍食品には、使われている成分の表示がありますが、化学調味料不使用のものは、ほぼ有りません。
となると、全てを自炊するしか有りません。
共働きの夫婦には無理でしょう。
多少なりとも時短する必要が有ります。
そして、お出かけも相当制限されます。
まず、飲食の持ち込みが禁止なディズニーランドなどのテーマパークは全て無理。
弁当が腐っちゃうので、泊りがけも厳しい。
泊まるとすれば、食料を全て持ち込みのキャンプか貸切ロッジしか有りません。
そんな家に生まれた子供は、本当に気の毒だと思ってしまいます。
学者ですらバカらしいと思っている
化学調味料だけでは有りません。
様々な食品などが、寿命を縮める、がんに成るとして否定されています。
国際機関であるWHOも、ソーセージやハムなどの加工肉は、がんに成るリスクが高いと言っています。
それでも、どこの国でも禁止に成っていないのはなぜなのでしょうか?
それは、その影響が非常に小さいかほぼ無いと判断されているからです。
つまり、そんな小さな影響を気にして加工肉を食べないという判断はバカらしいと、世界中の医療関係者が思っているからです。
そうまでして長生きすることに意味は有るのか
他にも、酒やタバコなどの趣向品も、健康には良くないと言われて否定されています。
酒は過剰摂取によって病気に成り、寿命が縮むのは間違いありません。
タバコも同様で、世界的に禁煙が進んでいます。
しかしこれも、ほどほどなら問題は無いとして、酒やタバコをたしなむ医療関係者は多く居ます。
不健康を理由にして、自らや家族に多くの制限をかける人たち。
はたして彼らの人生は幸せなのでしょうか?
私には、そうは見えません。
どうせ誰でもいつか死ぬ
筆者は数年前に、体のある場所にポリープが見つかりました。
そして、偶然、同じ症状の人が悪性のがんに成り、余命が幾何だと言う話も聞いてしまいました。
その時、生まれて初めて自分の死を意識しました。
しかし、不思議と恐怖は感じませんでした。
もし死んだら、家族は悲しむだろうなと、それだけが心残りでした。
結局幸い、ポリープは切除して、良性だと判明しました。
そして、自分が好きなように生きて満足していることに気づきました。
もちろん、過去のブログでも書いたように、就職氷河期ならではの恨みは有ります。
しかし、その割には、なかなか良い人生だったと思っています。
筆者の経験から言えるのは、今の生き方に制限をかけて長生きしたところで、幸せには成れないということです。
好きなことを好きなだけやって、死んでいくのが良い人生です。
もちろん、人に迷惑をかけずに。
先に書いた経験で、多少の病気に成って入院しても、高額療養費制度が有るので、お金の心配も必要無いことも分かりました。
そして、ある医者が言っていたのですが、健康だった人が健康寿命が尽きると、非常につらい思いをするそうです。
つまり、「老衰」で死ぬことです。
だんだん、動くことも食べることも出来なくなり、家族のことも忘れていきます。
そんな死に方するよりも、がんなどで短期間で亡くなったほうが良いと言うのです。
生き方は、人それぞれです。
だからこそ、何が幸せな人生かを、今一度考えてみることを、お勧めいたします。


