[レースレポ] 第1回 八峰マウンテントレイル後編 | 世界を走ってやる!

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自分の足で色んなところを走りたい。いつまでもどこまでも元気に走れる頑丈なランナー目指して、走り方を研究しています。

走り始めは2008年9月2日


第1回 八峰マウンテントレイル 前編



スタートから10キロくらいまでが上りと聞いていたので、とにかく頑張ろうと思ってた。

何を隠そう、山の下りが一番苦手なのだから、タイムを稼ぐとしたら、上りかロードしかない訳だ。

しかしながら、このレース。
ロード区間はほぼ無し。
最初の上りくらい。

と言うわけで、上りを必死に走りった。
しかし、この最初の山道の上りはさすがに走れん。

細い道一本が続くので、追い抜きもほとんどできない。

なんかの拍子で後ろ見たとき、数十メートル下に鏑木さんの姿も確認できた。

いつ抜かされるのかな~なんて思ったけど、10キロくらいのところで、後ろから失礼しまーすと抜かされた。

ゼッケン0番の鏑木さんは、上りも走ってたよ。

その走りはガツガツではなく、ちょこちょこと無駄のない細かな小さな走りだった。

そうやって上りは走るのか~

良いもの見せてもらった。

あっと言う間に鏑木さんはいなくなる。


途中途中で分岐があるとスタッフの人が立っているので道を間違えることもなかった。

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右の夕焼け小焼けがスタート


醍醐丸あたりからやっと下りに入る。

ほとんど休まず必死に上ってきたので、ふらふらしながら下りを走る。

シングルトラックで道がかなり狭いから山から落ちないように必死だよ。

今回はHOKAのチャレンジャーってシューズで挑んだのだけど、途中から靴の中で足が動いてる感がして、ずーっと靴紐をもう少しキツく締め直したいなーと思ってた。

けど、結局最後までそのまま走ったんだけどね。

靴の中でかなり足指踏ん張った。
5本指ソックス履いてよかったわ。

シングルトラックだと終始後ろに人の気配を感じるので、とても心臓に悪い。

自分が渋滞を作りやしないかとヒヤヒヤしながら必死に走る。

時々、抜きたいんだろうな~と後ろからのプレッシャーをかけられるが、本当に抜きたい人は抜けそうなところで、一言声をかけて先を行く。

でもね、不思議と上りで追いついちゃうんだよね(笑)

あまり意味ないじゃんて何度も思った。



第一関門の和田峠までの制限時間は3時間。

相変わらず関門時間とか気にしてないからどのくらいだったかよく分からないけど、ガーミンコネクトでみると丁度1時間53分くらい。

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ここではお水とバナナを頂いた。

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私設エイドでサンタ親子がハッピーターンを配ってた。

お水を一杯飲み、バナナを頬張り、写真撮ってすぐに出発。

水しかないのかと思ってたら、後で人のブログ見てたあらホットドリンクとかもあったらしい。
全然気が付かなかった。
他のランナーはトイレに寄ったりしてた。


私は本当に休まず。

すぐに走り出した。


途中でボランティアの人がここは明王峠です!と言ってた。

ん?もう明王峠?
いつの間に陣馬越えてる…



すっかり陣馬山頂を通るのかと思っていたのでビックリした。
いつの間にか普段、高尾に走りにくるコースにもう入ってた。

ここからは走り慣れた道のり。

上りもそこそこ走れちゃう。

危険な道もないのでとりあえず、走り続ける。

途中で、姉さん発見!
今日は応援に来てくれた。

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写真撮ってもらって、じゃあ、ゴールでね~と別れる。




なんかいつも走ってるところだから、レースで走ってる感もなく、あまり新鮮みもなかったな~



第2関門の小仏城山に付いたのは、だいたい3時間8分くらい。
制限時間は4時間30分。

ここでも、水を1杯とチョコレートを1つもらって食べた。
そのちょっと前にジェルを摂ったのでゴミを捨てた。

ちょっとトイレに行きたいなと思ったけど、トイレが黄色いテントで簡易トイレ?だったので我慢した。

用意したカフェオレを飲む。
おいしいけど甘くない…

ここからはこの前、お山の相棒モカと一緒に試走したコースだ。

大垂水峠を通って、南高尾山稜を行く。

途中から後ろに女性の気配をずっと感じる。

途中で声を掛けられた。

さっきから全然休まずすごいですね~って。

トレイルの大会はまだ全然経験ないので、フルの感覚で走っちゃうんですよ、と答えた。

そこから、結構色々お話しながら走った。

てか、話とかしてるような楽な道でもなかったんだけどね。
時々、コケそうになりながらも、珍しくベラベラと喋っていたのはきっとアドレナリンのせいだろうな。

どんな大会に出たのか聞いたり、フルをどれくらいで走るのかとか聞かれたり。
偶然その女性も白馬50キロ走ったようで、7時間切ったと言ってた。

短い間だったけど、結構色々話した。

途中、私がジェルを口にしている間に、その方が前に出たので、そこから結構離れてしまった。


コースの途中でちょこちょことハイカーの方たちとはすれ違ったが、みなさま、頑張ってと声をかけてくれては道も譲ってくれた。

なるべく、ハイカーの方達には迷惑をかけないようにと、ちゃんと挨拶しながら走ったよ。
お山はお山のルールを守らないといけないからね。


その後、なかなか後ろ姿を見ることはなかったその女性。

三沢峠手前のまき道あたりで、ハイカーさんが渋滞作ってたのでそこで追いついた。

マラソンみたいに交通規制をしていないので、こういうことは当たり前。
それにハイカー優先だ。

ものすごい渋滞作ってたけど、もちろんだれも文句は言わない。
他のランナーはちょっと苦笑いな感じだったけどね。

個人的にはやっと休める(歩ける)と思ってありがたいくらいだった(笑)

渋滞作っていた本人はまったく気付かずで、やっと広い道に出たところで先にたどり着いて休憩していた仲間と合流し、続々と走り出す大勢のランナー達に向かって、はい、頑張って!と声かけてた(笑)


第3関門の三沢峠の400mほど先。
制限時間はスタートから6時間。

通過タイムは4時間20分くらいかな。

ここのエイドには、おまんじゅうみたいのがあった。
やっと腹持ちの良さそうな物に巡り会えた。
しかも、暖かかったの。

もぐもぐ食べながら、用意したカフェオレを飲む。

なんで、無糖のカフェオレにしちゃったんだろうと何度後悔したことか…(笑)

やっぱり、疲れている時は甘いものが欲しいね。

次回はボトルの形で選ぶのでなく、
ちゃんと甘いものを買おうと堅く誓った。



城山湖を眺め、上ったり下ったりを繰り返す。

徐々に右の膝周りが痛くなり始める。

最初は耐えられるくらいだったけど、次第に下りで走れないくらいに痛み出す。

上りはなんとか大丈夫なんだけど、下りになると痛いと口にしたくなるほど脚に痛みが走った。



残りあと4キロ。



もう、下りで抜かれまくる。

悔しいけど、走れないんだから仕方ない。

本当、トレイル初心者みたいになってた。


ゆっくり走れていたのも、最後は本当、一歩一歩、よいしょ、よいしょって具合で山を下りた。

さすがに自分で道をふさいでしまうのは申し訳ないと思ったので、後ろに人の気配したら、お先にどうぞと道を譲った。


たぶん、この区間で20人近く抜かれたんじゃないかな。

痛みさえなければ、抜かれなかったであろう人達に抜かれる。

女性も2、3人抜かれた。

あー 本当悔しかったわ。


なんで、最後上りじゃないんだろう?とか、ラストがロードで3キロくらい走らされればいいのにとか本気で考えた。

ロードだったら絶対負けない自信があった。

でも、残念ながら最後の最後まで山だったね。



ゴールが近いのが分かった。

遠くから、ゼッケン番号何番ゴールですと聞こえてくる。

ボラの人がいた。

あと800m、20分くらい。って言われた。

800m走るのに20分もかからないだろうと思ったけど、今の自分はそれに近い時間かかったような気もしなくもない。

電車が見えた。

ゴールの落合公園のすぐ横を電車が走る。

最後の下り。

痛い、イタイ、痛い。

若い男二人に抜かれる。

本当、ピンポイントでそこだけが痛い。
他はピンピンしてるのに。

やっと、下りが終わり、公園まで草むらだった場所みたいなところを走る。

やっと平地だ!と喜ぶ。

やっとロードだ!と張り切って走ったら、もうゴール目の前だった。

ゴールには応援してくれた姉さんの姿。


最後は走れたから笑顔でゴール。


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なんだかんだと、休みどころがない、走れるコースなので気が付けばあっという間のゴールだった。

個人的には29キロ以降から痛みとの戦いとなってしまったのがとても残念。

よくよく考えたら34キロのトレイルって高尾の練習で走ったことある距離でもある。

もっと長くてキツイのかと思っていたので、ちょっと気負い過ぎてしまったところもあるかな。

荷物も余計だったし。


今朝、他の人のブログ見たら、小仏峠で多数リタイヤした方がいたり、怪我したり、骨折したりした人もいたようだ。


なにはともあれ怪我なく、明るいうちに帰ってこれて良かった。

この経験はきっと次の走り繋がることでしょう。

もう、二度と痛い思いなんかしたくない!


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大会関係者、ボランティアのみなさま、参加されたランナーの皆様、応援してくださった皆様
ありがとうございました。




八峰マウンテントレイル
大会レポ おわり




次は5日後のたまリバー53キロ爆笑

早ク、筋肉痛ナオレ~~