水の星あるいは水曜日 | レさんのブログ改めジャンク・エッセイ

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 『水星の魔女』、今日より放送である。極道ガンダムと異名をとる『鉄血のオルフェンズ』完結から9年。

 この間にガンダム関係は映像や書籍、ランドマークに至るまでさまざまな展開があったのだけれど、地上波、なかんずくインターネットや映画を除けば、かなりインターバルが空いたと思う。

 

 『∀ガンダム』で全てのガンダムは宇宙世紀に帰す、という壮大なちゃぶ台返しが行われているので、今回の昨日も広義で捉えるなら宇宙世紀の作品と言えるのだけど、公式なインフォメーションが無い以上は所謂アナザー、ウイングやG、ダブルオーに準ずる世界でお話が展開してゆくのだろう。

 

 近年の(と、いっても10年地上前だけど)『コードギアス』や『ヴァルブレイブ』あるいは最近だと『境界戦記』を見れば分かるように、所謂リアルロボットが活躍すればガンダムに近いモノになってしまうので、今回の『水星の魔女』がどれだけ旧来のガンダムを引き継いで、どれだけ新規軸を盛り込んでゆけるのか興味は尽きない。

 

 僕自身の感想をネタバレしない程度で述べさせていただくと『Gのレコンギスタ』にかなり近い感じを受けた。あそこまでスカッとしたエンターテインメントでは無いにせよ、学園でのティーンの葛藤(アナクロだね)と散りばめられた不可解なキーワードは、物語のこれからを期待させるのに十分な布石を打ったと言える。『鉄血』ほどの衝撃は無いが(いきなりシールドビットが展開された時は驚いたけど)、ちょっと切ないハートフルな作品になりそうな気がしてはいる。だいたい僕が新しいモノはとりあえず受け入れる、と言うスタンスを持っているから、王道を重んじる貴兄はアテにしないでください。

 

 YOASOBIのオープニングも良かった。音だけだと「どうなるの?」と言う不安感があったけど、映像とリンクすると、とても素敵でした。もともとのサウンドがデジタルなだけにガンダムとのマッチングは良かったのかもしれない。しかも、メロディはフック満載だし。