ご自分と両想いで幸せな皆様へ
こんにちは、タコのマリネです!
※今日の記事は元々1つの記事だったのを「長いな…」と感じて2つに分けました。
以前、「十二国記」の「風の万里 黎明の空」の主人公の一人、大木鈴についてチラッと書きました。
私は「あ~!こういう子いるー!!」と思いながらアニメを見ていました。
一言で表すなら、私の苦手な「悲劇のヒロイン」タイプです。うげぇ。
自己憐憫と被害者意識がめちゃくちゃ強くて「私は世界で一番不幸なの!」「私はもう帰れないのよ!一生、見知らぬ土地で生きていかなきゃならないんだから私はかわいそうなのよ!」「誰も私の気持ちなんかわかってくれないの!!」「あんたより私の方がつらくて大変で不幸な目にあってきたのよ!」「わたし日本に帰りたいんです!つらいんです!!」と、いつもいつも不幸自慢して周りのせいにばかりしてすぐ泣くんですよ!!!
この子は!もう!キ――ッ!!(落ち着いて)
私が不幸なのは環境のせいだ、あいつのせいだ、王のせいだ、○○のせいだ!
とまぁ、鈴ちゃんは他人のせいにしまくって、「こんな私、かわいそう!!!」と思っているのです。
「私って、かわいそう」から抜け出さず、自分の不幸の原因をぜんぶ他人のせいにしてる方が、自分の頭で考えなくて済むし、相手を責めて恨み続ければいいだけだから、人生ラクだもんね!
自分の人生の責任を自分で負わずに他人におっかぶせれば、他人に文句言うだけでいいもんね!
だからいつまでたっても「私って不幸でかわいそうな子」のままなんだよ、きみは!!!
キーーーッ!!!(落ち着いて)
まあ、その……
昔のタコのマリネもこんな感じだったけどな!!!!!!
わははははははは!!!!
はぁ…………(涙)
タコのマリネのことはひとまず棚に上げ、大木鈴について私なりのフォローを入れましょう。
彼女は「明治時代」の生まれでした。そのころは女性に選挙権なんてないし、家父長制度もあるため女性は相続できず、女性の地位は今よりずっと低い時代です。
何があっても我慢して辛抱してひたすら親や夫に仕え、老いては子に仕えるのが「理想の女性」とされていました。
女性なほぼ無力で、なにもできない時代でした。
いまみたいに女性が自分の得意分野を見つけて仕事でバリバリ働いて自立して生きていく、なんて考えにくかったことでしょう。
女性が自分で稼げる職業もかなり限られていたと思います。
製紙業、工女、女中、裕福なご家庭の小間使い、あとは遊女?
(その反動か、大正時代に入ると「職業婦人」なるものが誕生します。それに対して一部の男性たちが「俺たちの仕事が奪われる!女が仕事をするなんてけしからん!」と猛反発したそうです。情けねぇーー!!)
そんな明治時代に生まれ育った鈴にとっては、「辛いことがあっても我慢しなくちゃいけない」のが当然であり、自分の身の上や境遇は、自分の意志と関係なく決められるものだったのでしょう。
自分は不幸だなんだと言いつつも、人使いが荒く、いじめ・嫌がらせをするような女主人の元でひたすら90年以上も耐え抜いた鈴は、明治時代だったらむしろ「女性の鑑!」「彼女こそまさに良妻賢母である!」と称賛されたことでしょう。
彼女の生まれ育った明治時代を考えれば、鈴が自分の境遇を憐れんで「私は可哀想なんだ!不幸なんだ!」という考えを持つのも、ごく自然なことではあります。
実際、彼女の境遇を考えたらなかなか気の毒です。
でも、『十二国記』が書かれた昭和末期以降の平成、そして令和を生きる私たちは違います。
完全な男女平等とは言い難いかもしれませんが、少なくとも女性も選挙権はあって法の上では平等であり、家父長制度もないから結婚しなくたって生きていける、結婚相手だって職業だって女性が自分で選べる、離婚したって生涯独身だって、子供がいなくたって別に珍しくもなんともない時代です。
だからこそ鈴の「私は不幸なのよ!私はかわいそうなの!辛いのよ!私は何も悪くないのに!周りが悪い!!びえええええん!!」という態度に私は「ハア??」と感じるわけです。過去の自分自身がこんな感じだったから、余計に過剰反応しちゃうんでしょう…恥ずかし……
問題はまだまだたくさんあるでしょうが、それでも女性が自由に生きていくには、なんだかんだで今が一番良い時代だと思います。
【参考:★自分らしく生きていきたい女性にとって、今が一番良い時代】
だからもっと女性のみなさんは遠慮なく生きていいのに、なんでみんながみんな「早く結婚して子供を産んで、家を買って、家庭を築きたいんです」「どうして私は結婚できないんですか!?私は1人で生きていかなくちゃいけないんですか!?」と高度経済成長期みたいなことを言うのよーー!
キー―――ッ!!!(落ち着いて)
「良妻賢母」なんて目指そうもんなら、自分の気持ちを押し殺して夫に仕えて親に尽くし、自分のやりたいことも何もかも我慢して周りの顔色を伺い続けて自分の意見をなくし、子供を良い学校に入学させるためにお受験にうるさいモンスターペアレントになりそう。
特にタコのマリネのブログをご覧の方は王の素質がある人が多い(気がする)から、あなたのような王が「良妻賢母」を目指すと、有り余るエネルギーを無理矢理なにがなんでも抑え込まなくちゃいけなくなります。
それでも抑圧したエネルギーが「自己実現!」「社会貢献!」として、外側に発揮されればいいのですが、家庭内に向いてしまうと夫婦関係の悪化、家庭崩壊、そして家族や自分自身のメンタルを殺しかねません…。
(だからって自分の好き勝手に生きようとするのも、また違う話ですけど)
本当に自分を押し殺して、自分に嘘ついて生きていくままでいいんですか?
王たるあなたが良妻賢母を目指すと旦那からは「こいつは俺が何しても文句ひとつ言わない」と思われて浮気や不倫されそうだし、子供からは「ママはいつもうるさい!」と嫌われるんじゃないかしら…?
最近、家族間での殺人事件も増えてますし、最悪子供に刺されるんじゃないかな~(※個人の妄想です)
知り合いで、25歳で結婚して26歳でローンを組んで家を買い、27歳で子供を産み、旦那からは愛されている自覚はあるという、どっからどう見ても「恵まれてる」「幸せだろう」と思うような女性がいました。
それなのに彼女は「私はつらいのーー」「悩みが尽きないのーー」となぜかいつも泣いていました。
私からすると本当に理解不能で意味不明でした←
正直、「そこまで恵まれた環境を手に入れたくせに、何言ってんだ?甘ったれてんじゃねぇ!!」くらいに思いました(コラ)
でも、違うんですよね。
彼女にとって、結婚して子供を産むことが幸せなのかというと、ちょっと違ったのかもしれません。
だから周りから羨ましがられるような境遇にいても「つらい」「しんどい」と嘆く人もいます。
彼女は自分の幸せがなんなのか、自分でわかってなかったようで。
何が幸せなのか、人それぞれなのに、雑誌やメディアの言う「女は○○であるべき!」「●●歳になっても結婚しない女はダメ!」だとか、自分以外の他人の言うことを真に受けて、自分の境遇に一喜一憂して。
そろそろやめようよ、そういうの。
ちゃんと自分なりの「幸せ」を、自分で考えてください。
そして、自分が今どんな状況であっても「それでも私は幸せになるんだ!」という方向に舵を切ることはできるんです。
すぐには変化がないかもかもしれないけれど、その小さな一歩の積み重ねが、あなたを幸せに導いてくれるはずですから☆
自分を幸せにする力も、周りを幸せにする力も本来は自分に備わっているんですから!!
それを「家族のために」「夫のために」と、押し殺すのはもったいないですよ!!
あなたの心のありよう次第で幸せになれる!
だから、あなたにはあなたさえいれば幸せになれるんですからね!
私も頑張らなくっちゃ(p*`・ω・´*)q
もしあなたも自分のことを「不幸でかわいそうな人間」と思ってる節があったら、1度ちゃんと考えてみてください。
「自分の不幸を他人のせい、親のせい、社会のせい、旦那のせい、誰かのせいにばかりしてないか?」と。
鈴ちゃんの生まれ育った明治時代とは違って、今は女性も自由に生きられる時代ですよ!
今日もお読みくださりありがとうございます☆
あなたに良いことがたくさん起きますように!
タコのマリネ
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