ご自分と両想いで幸せな皆様へ
こんにちは、タコのマリネです~!
※今日の話題も、小野不由美さん原作の『十二国記』のネタバレがあります!ご注意!
コロナの影響で実家に帰省せず、お墓参りにもいっておりませんが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
「暑さ・寒さも彼岸まで」と言いますし、涼しくなってほしいですね。暑い。あと野菜高いなあ。
職場のお悩み、転職したい、退職したいというご相談もよくお聞きします。
はじめにお伝えしますが、私は安易に転職・退職はオススメしておりません。離婚もそう。
20代でまだまだお若い人や、セクハラモラハラやサービス残業の強要など、人を人とも思っていないようなブラック企業だったらさっさとやめた方がいいと思いますし、「ほかにやりたい仕事があり、資格も取得してすでに準備を進めている」「もっと自分を磨きたい」といった前向きな理由での退職は良いと思いますが、「人間関係で悩んでいます」「職場が嫌だから辞めたい」「なんか今の職場モヤモヤするから辞めたい」といった理由なら、もうちょっと頑張った方がいいと思います。
「職場なんて、どこも一緒」と言われたこと、皆さん一度はあると思います。
職場なんてどこに行っても合わない人はいるし、不満は出るし、人間関係で悩むことはあるだろうし、転職しようがさほど変わりません。
あなた自身が、変わらない限り。
きつく聞こえるかもしれませんが、環境が変わっても、あなた自身が変わらないなら、どこに行ったって一緒です。
逆に言えば、あなた自身が変われば、転職せずとも今の職場での「悩み」が解消される可能性も十二分にあるということです。
人によっては、あるいは状況によってはさっさとやめた方がいいケースもあるかと思いますが、タコのマリネのブログをご覧の方は本来は王たる器をお持ちの「強い人」が多い気がしますので、「もうちょっと頑張ってみてください」とここではお伝えします。
それに、あなたなら自分をしっかり受け入れて、受け止め、反省すべき点は反省し、改善して進んでいける人だと思っていますから☆
(写真提供:YUKI /無断転載一切禁止)
はい、今日も元気に『十二国記』を参考に話を進めていきますよ~!
■小野不由美「十二国記」新潮社公式サイト
『十二国記』、完全な異世界ファンタジーだと思っていましたが、やはりそれだけではないですね…。
各々、どこかしら欠点がある登場人物を通して、読者ひとりひとりに、自分自身を振り返らせるような、「あなたはあなたの世界でちゃんと生きてくださいね」と言われてるような気がします。
まだアニメ版しか見てないんですけど、やっぱり小説版も読もうかなぁ。
【参考:★王を、王たらしめるもの/このブログをご覧の方は「王の資質」がある人】
↑こちらで、普通の女子高生だった陽子が異世界に連れ去られ、「王」になるまでのお話を一部お伝えしました。
今日は陽子が「王」として即位した後のお話、小説版だとEpisode 4「風の万里 黎明の空」編です。
主人公は日本から異世界に連れ去られ「慶(けい)」という国の王になった中島陽子のほか、「芳(ほう)」の国の元公主(先代王の娘)だった祥瓊(しょうけい)、そして陽子と同じように日本から異世界に迷い込んでしまった、明治生まれの鈴(すず)の3人です。
この3人の女性たちが己を見つめ直し、それぞれ成長していく過程を描いています。
陽子は日本にいたとき、周囲の顔色ばかり伺って、誰からも好かれるような良い子を演じることで、結果として誰からも好かれず、心を許せる友人もなく、いつもモヤモヤした気持ちを抱えていました。
そんな今ままでの自分を「自分に合わない」「環境が悪い」と他人のせいにすることはせず、「私の心が貧しかったから、貧しい人間関係しか築けなかったんだ。私の責任だ」と言います。
「慶」の国は先代の女王も政治に興味関心を持たず、挙句の果てに嫉妬心から「自分以外の女はすべて慶の国から国外追放!」という、とんでもない法律をつくった色々とアレな女王です。
女王退位後もしばらくの間は王が不在だったため、必然的に政治の中心は「官吏(かんり、今で言う官僚)」になっていました。
先代の女王がその役目を果たしていなかったこともあり、陽子が即位した頃には官吏だけでもある程度は政治が回るようになっていました。
陽子は覚悟を決めて「王」として即位しますが、国内の内情も官吏たちの力関係も、何もかも、右も左もわからない状態です。
官吏たちの顔色ばかり伺って、官吏たちから嫌われないように振舞い、結果として官吏たちから軽んじられ(直接的な言い方をすれば、官吏たちから「なめられ」て)、心許せる官吏もおらず、モヤモヤとした日々を送ります。
そして陽子は気付きます。
「私はずっと官たちの顔色を伺っている。これでは、日本にいたときと同じではないか」
場所や人間が変わっただけで、自分は同じような気持ちを抱いて、同じ問題に直面している。
けっきょく同じことを繰り返している。
陽子と同じ立場だとしても、「環境が悪い」「官たちと私は性格的に合わないんだ」と言って、自分自身が「場所が変わっても、環境が変わっても、自分はずっと他人の顔色を見てしまうから、似たような悩みを引き寄せてしまう」ということに気付けない人の方が圧倒的多数かと思います。
あなたが今抱えている悩みを解消しなければ、たとえ異世界に転生して公爵夫人になったって、きっとまた同じようなことで悩むんだぜ…。
だから自分と向き合って、自分の内側をしっかり見つめて、自分自身が変わるしかない。
「風の万里 黎明の空」のもう一人の主人公、大木鈴。
「あ~!こういう子いるー!!」と思いながらアニメを見ていました。
一言で言うなら、私の苦手な「悲劇のヒロイン」タイプです。うげぇ。
自己憐憫と被害者意識がめちゃくちゃ強くて「私は世界で一番不幸なの!」「私はもう帰れないのよ!一生、見知らぬ土地で生きていかなきゃならないんだから私はかわいそうなのよ!」「あんたより私の方がつらくて大変で不幸な目にあってきたのよ!」「わたし日本に帰りたいんです!つらいんです!!」と、いつもいつも不幸自慢して周りのせいにばかりしてすぐ泣くんですよ!!!
この子は!もう!キ――ッ!!(落ち着いて)
明治時代に生まれた鈴は生家が貧しいせいで、奉公に出されました。売り飛ばされたんです。
東京に向かう道中で事故にあい、気付いたら言葉も通じない異世界にいて、孤独を感じながら過ごします。
ある日、言葉が通じる女性に出会い、「なんでもしますから私も連れていってください!」と頼み込み、下働きをするようになります。
が、この女性も陰湿な曲者(※ただし声が高山み●みさん)で、以後90年にわたり嫌がらせ、八つ当たり、パワハラ、と色々とひどい仕打ちにあうわけです。(シンデレラや小公女セーラが受けた仕打ちをイメージしてくだされば大体正解です)
慶の国で、自分と同じ年頃(※たぶん外見の年齢)の日本から来た女の子が王になったと聞き、鈴は「きっと私と同じように、つらい境遇だった慶の王は、私のことを救い出してくれる!助け出してくれる!同じ苦しみを分かち合って、慰め合えるはずだわ!」と考え、慶の王に会いたいと思うようになります。
アニメを見ながら「何その自分にとって都合のよい妄想??なんで陽子が自分と同じ気持ちだと勝手に思い込んでんの??え???」と理解が追い付きませんでした。←
このあと紆余曲折あって鈴自身も考えを改めて、陽子と合流することになるんですが、その間に「あなたはもっと大人になった方がいい」「自分が可哀想で泣くのはさ、ガキの涙だよ」「辛いことがあると偉いのか?辛いことがあって、辛抱してると偉いのか?」などなど、なかなか核心を突いたお言葉を何人かから頂戴するものの、それでも本人は「私は不幸なんだ!可哀想なんだ!ぜんぶ周りが悪い!」という意識をなかなか捨てられないんですよねぇ…。
(なお、このあと、ある出来事をきっかけに「慶の王のせいだ!私の手で王を暗殺してやる!」とか言い出します。慶の王に勝手に期待を寄せて、勝手に裏切られた気になって、今度は怒りの矛先を向けて、と正直、見てて呆れてきます…。)
ここで皆さんに想像していただきたいんですが、この「私は可哀想な子なんだ!不幸なんだ!ぜんぶ周りが悪いんだ!」という自己憐憫&被害者意識の強い大木鈴。
このまま彼女の望み通り、明治時代の日本に鈴が帰れたならば、彼女は幸せになれると思いますか?
鈴は、無理でしょう。
だって鈴ちゃん、周りのせいにしてばっかりで、いつも「誰かが私を何とかしてくれる!」という受け身の姿勢だもん。
「いつか白馬の王子様が現われて、私を救ってくれる!」と同じ精神構造ですもん。
ハナから自分が変わろうとせずに、環境が変われば、慶の王に会えれば、と、ぜ~んぶ他人に期待して自分でどうにかしようなんて微塵とも思ってないんだもん…。
日本に帰れたところで、自分は生まれが貧しいから、東京に売り飛ばされた身だから、となんだかんだゴネて「私は不幸なの!うええええええん!」と自分が可哀想なガキの涙を流して泣き喚くだけでしょう。
確かに、鈴の境遇は気の毒だし、不運だと思います。
ですが、「自分は不運な出来事にあった」からといって、必ずしもそれが「不幸」に直結するとは限らないでしょう。
「不運な出来事やつらい経験もあったけど、それでも私はこれから幸せになるんだ!」という方向に舵を切ることだってできるでしょう。
それなのに90年経ってもなお、彼女は変わらずに、「私は不幸なんだ!私は可哀想なんだ!」と思い込む。
だからいつまで経っても「不幸な自分」「可哀想な自分」「周りが悪い」から抜け出せない。
だから変わらない。
だから、鈴は旅芸人の一座に加わっても、とある女性の下働きになって周囲の言葉がわかるようになっても、才の国の王様に忠告を受けても、環境が変わってもなお「私は不幸」なままで居続ける。
(でも、鈴ちゃんは明治時代の人間だから仕方ないですよね。詳しくはこちらをどうぞ。)
けっきょく、環境が変わっても、職場が変わっても、あなた自身が変わらないなら、どこに行ったって一緒です。
職場なんてどこに行っても合わない人はいるし、多少なりとも不満は出るだろうし、人間関係で悩むことはあるだろうし、転職しようがさほど変わりません。
あなた自身が、変わらない限り。
言い換えれば、あなた自身が変われば、転職せずとも今の職場での「悩み」が解消される可能性も十二分にあるということです。
自己憐憫&被害者意識でいつもピーピー泣いていた鈴は、色々あって「自分は不幸だ、可哀想だ、と嘆いているだけじゃなにも変わらないんだ」ということを知ります。
「私帰りたいんです!つらいんです!」ばかり言っていた鈴は、日本に帰らずに異世界で生きていくことを決めます。(あまり鈴の変化が詳しく描かれてなかったのが個人的には消化不良)
ここではほとんど触れませんでしたが、もう一人の主人公・祥瓊(しょうけい)も、芳の国の公主でありながら、自分がどれほど無知で無責任だったかを知り、見違えるほど成長します。祥瓊の変化は見直しましたね。
そして慶の王である陽子。
「このままではいけない。今までと同じ過ちを繰り返すだけだ」と思った陽子は、「勉強のために、見聞を広げるために、王宮を離れて、しばらく市井(しせい/一般の人々が住む町)で生活したい」と申し出ます。
自分は変わらなくてはいけないと。
そして陽子の知らないところで王を軽んじる官たちがアレコレ企てて大変なことが起きるんですが、決意と覚悟を決めた陽子は、実権を握って思うが儘に操っていた官を王宮から追放し、官職を一新します。
陽子自身が変わったから、王宮が、環境が変わったんです。
職場(王宮)は変わっていないけど、陽子が変わったんです。
いま職場について「人間関係で悩んでいます」「職場が嫌だから辞めたい」「なんか今の職場モヤモヤするから辞めたい」といったお悩みがあるなら、一度立ち止まって考えてみて下さい。
「あいつさえいなくなれば…!」「私に合わない」「環境が悪い」「私は〇〇座だから、人付き合いが苦手なんだ」と何かのせいにするだけではなく、「私がどうなれば、どんな風に変われば、この悩みは解消するのだろう?」と。
「自分が変わればいいって簡単に言うけど、どう変わればいいんですか?」とおっしゃる方もいるかと思います。
だから私は一番手っ取り早くできるインナーチャイルドケア&ボディケアを超超超おススメしているわけですよ!!!
詳しくはこのあたりの投稿をご覧くださいませ♡
読むのが面倒くさいという人はとりあえず足裏をカッサしたり、指で押したり、ゴルフボールを足裏でゴロゴロ転がしたり、オイルをつけて足首やふくらはぎを揉んでおきましょう!
今日もお読みくださりありがとうございます☆
あなたに幸せな光がたくさん降り注ぎますように。
タコのマリネ
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★自分と両想いになろう♡タコのマリネ式ホロスコープリーディング
8月18日12:00から募集しますのでお楽しみにー!
【リーディング詳細】
★ツイッターはじめました♡
@tacotacomarine3
★頑張って書いたので読んでください(笑)
゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚