祝♪高橋一生×飯豊まりえ ジョジョ婚/岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023) | 心を湛(しずか)にゆるがせて

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風森湛(かざもり しずか)と申します。
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毎度のゆるい更新でご無礼致します。

なかなか時間をうまく作れないやりくり下手な風森です。

季節的にアレルギーで往生しておりますが概ね元気です。

ブロ友様方へのご訪問もままなりませず申し訳ありません<(_ _)>

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2024/5/6観:NHK総合放送

『Rohan au Louvre ─ 岸辺露伴 ルーヴルへ行く』 2023年 日本映画 119分

原作/荒木飛呂彦

監督/渡辺一貴

脚本/小林靖子

音楽/菊地成孔

撮影/山本周平×田島茂

美術/磯貝さやか

【キャスト】

岸辺露伴(漫画家)×山村仁左右衛門(絵師)/高橋一生

岸辺露伴(青年)/長尾謙杜

泉京香(編集者)/飯豊まりえ

辰巳隆之介(キュレーター)/安藤政信

エマ(職員)/美波

猷(露伴の祖母)/白石加代子

奈々瀬(謎の女)/木村文乃

【あらすじ】「スタンド」と呼ばれる特殊能力を持つ漫画家・岸辺露伴は青年時代に想いを寄せていた奈々瀬から、数百年前に山村仁左衛門が描いた「この世で最も黒い絵」の存在を教えられる。時が経ち黒い画材を求めていた露伴は、既に他界したフランス人画家の「黒い絵」をオークションで入手。その絵の裏には「これはルーヴルで見た黒。後悔」と記されており、絵を狙う男達が露伴の自宅にまで侵入する騒ぎに。亡き画家が見た「黒い絵」は、江戸時代 ある藩の御用絵師だった山村仁左衛門の作品で、ルーヴル美術館に所蔵されていると知った露伴はフランスへ赴く。だが美術館の職員すら絵の存在を知らず、データベースが示した保管場所は、作品が保管されていないはずの閉鎖されたZ-13という地下倉庫だった・・・。

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原作漫画は未読ですが、NHK総合放送のドラマはずっと観ております。

先週 最新話の放送があったのでご覧になった方も多い(?)と思います。

少々オカルト風味なストーリーと、編集者・泉のファッションが毎回楽しみです。

 

荒木飛呂彦とルーヴルといえば、7年前のGW福岡アジア美術館で貧血を起こした

『ルーヴルNo.9』展の楽しい(?)思い出が蘇ります。

 

 

 

様々な不思議譚が詰まった『岸辺露伴は動かない』

本作、映画版が最もホラー風味だったと感じました。

実際に幽霊が出現しますし。でもまっっったく恐くありませんでした。

いえ、本作に恐怖求めてないので無問題です。

日本の幽霊にしては斧振り回してアグレッシブであったけれど

その背景の悲しい物語ゆえ恐怖味皆無かも知れません。

 

愛妻の黒髪を深く愛し、それを画に留める為に全てをかけた山村仁左衛門。

藩の御用絵師という拘束を嫌い西洋画も取り入れるという自由人な為に

師でもある父から勘当されてしまって暮らしが貧しくなり妻が労咳を病み・・・

といった事情で、貧乏でも幸せな夫婦の暮らしが壊れて行くのは辛かった。

やっぱりお金に適度な余裕がある方が幸せ?ですよね(;^_^A

 

父の赦しを請う為に「父を超える画を描いてみよ!」とかお題を出され

憑りつかれたように黒い絵を描き始めどんどんどんどん闇堕ちします。

しかし、そんな事情が無かったとしても仁左衛門のアーティスト魂が

禁断の黒(御神木の黒い樹液)に手を出さずにはいられなかっただろうし

もはや宿命?夫婦を襲う悲劇は避けられない事だったのかも知れない。

悲劇起きないと後世の露伴に絡んでこないし(こらこら!)

 

露伴に直接関わった「黒い絵」の関係者たちは

仁左衛門の黒い絵を見て呪いを受けてしまったと

その辺はオーソドックスな設定でした。

其々の過去の悔恨を襲撃する心理現象?という不思議事件でした。

本人の過去のみならず先祖の罪みたいな現象も起きるのは理不尽だった。

「親の因果が子に報う」はフランスでも起こるのか?

元凶が日本の絵師なのであくまで日本的宗教観なのかな?

 

で!露伴に仁左衛門の幽霊が襲い掛かる(然もルーヴル美術館内・・・地下だけど)

というのは、どういう因果だ?と思ったら、仁左衛門の妻が岸辺家の人だった

というオチでした。しかし、夫婦に子は無かったので子孫じゃないんだけどね。

そして、問題の黒い絵、一見真っ黒だけど悲しい美女(妻)を描いたもので

美しいけどとっても現代アートな絵柄で江戸時代風に見えませんでしたなあ(こら!)