大河ドラマ/光る君へ(2024)まひろ曰く「I have a dream !」 | 心を湛(しずか)にゆるがせて

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NHK大河ドラマ『光る君へ』

脚本/大石静

音楽/冬野ユミ

語り/伊東敏恵

演出/中島由貴×佐々木善春×黛りんたろう×中泉慧×原英輔

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次回あたり待ちかねた「長徳の変」いよいよです。

その前にこれまでをまとめて・・・。

 

関白道隆(井浦新)持病悪化で闇堕ちが凄まじいです。

でも、「スン!と澄ました(©『虎に翼』)」高階貴子(板谷由夏)に恋をし

貴族では珍しい職場結婚した兄上・・・その結婚観、共感できまする!

その内登場させようと思ってた貴子さんの和歌「わすれじの~(小倉百人一首54番)」

病床の兄上に発表されてしまいましたが夫婦の大切な思い出だからOK!合掌(-人-)

 

次の関白道兼(玉置玲央)、まひろママ上を手に掛けた頃とはすっかり変わって

悲田院(貧窮者の施設)で苦しむ民を視察するまでに成長。

さぞ立派な関白におなり遊ばすと思いきや秒殺(史実)。合掌(-人-)

七日じゃないけどみじけえ夢だったなあ(©クロトワ)

 

とうとう長徳元年(995年)6月5日、数え年30歳の道長が右大臣就任、氏の長者宣下。

もう「三郎」なんて呼べないなあ、「三郎」のままでいて欲しかったのに・・・。

で!un絶賛調子乗ってる伊周(三浦翔平)と諸公卿の面前で口論したのは7月です。

ドラマでは伊周が勝手にすっ転んで終わりましたが、従者の乱闘騒ぎにまで発展。

伊周と隆家(竜星涼)兄弟が上流貴族なのにワイルド・・・てかヤンキーに(以下自粛!)

もう大騒ぎ起こすフラグが立ちっ放しです。

 

そんな中で、まひろが何と中宮定子に会っちゃう?

のみならず、一条天皇にまで会っちゃう?

からの、帝に対し奉り放った言葉が「I have a dream !」(⌒人⌒)☆☆☆

キング牧師のパクリじゃん!と思われたあなた!

まひろの方がキング牧師より先に生まれてますから(てか!史実な訳ない!)

でも、一条天皇が「式部ちゃんって学識半端ないよね♪」って褒めたのは本当らしい。

ですが、それはまだまだこれからのお話(出て来るかな?)

 

で、天皇から道長に「まひろちゃんってさ、男だったら採用したのに!」

という話の流れはドラマですが、まひろパパ上為時さんを「越前守」に推挙したのは

史実でも道長です。ドラマでもあった「淡路守」に一旦決まったのを変更しました。

ホンモノの道長、グッジョブ♪

 

そして道長の右大臣就任からあっちゅう間に6ヵ月くらい過ぎまして

噂のヤンキーブラザーズ 伊周&隆家が花山院(本郷奏多)に矢を射るという

とんでもない事件を起こしました。待ってました!長徳の変♪(つづく)

 

 

 

さて今回の和歌は、出世欲をスルーして道長を支える側宣言をしてスッキリの

我らが(誰ら?)藤原公任様♪♪♪

(※2021年大河ドラマ『青天を衝け』参照)

 

あ…間違えました!公任様♪♪♪

 

大納言公任の歌より(小倉百人一首55番)

 

たきのおとは たえてひさしくなりぬれど

なこそながれて なほきこえけれ

 

【風森語訳】

滝の音は絶えて聞こえなくなって久しいけれど

その名は世に流れて伝わり今なお聞こえているよ

 

嵯峨の大覚寺に伝わる既に涸れてしまった古い滝を詠んだ歌で

今回の出世欲を捨てた公任の気持ちにリンクしてるように思えます。

下の句のリズム感がいとをかし♪

 

でも、パパ上藤原頼忠(声の小っさい関白)と同じ地位には成らずとも

正二位(上から3番目のめっちゃ高い位)大納言に成ってますわよ♪