NHK大河ドラマ『光る君へ』
脚本/大石静
音楽/冬野ユミ
語り/伊東敏恵
演出/中島由貴×佐々木善春×黛りんたろう×中泉慧
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本題に入る前に・・・・・・
直秀~~~~~!逝くのかよ!( ノД`)シクシク…
それもさておき・・・・・・
ここに至るまでいろいろあったとは言え
まひろと三郎が早々に大人の関係になったのには驚きましたが
平安時代なのでこんな感じだったのでしょうね・・・・・・と納得。
「俺はまひろに会う為に生まれて来た!」くぅ~~~~三郎!(爆!)
そこもさておき、清少納言登場とか三郎と倫子の結婚話とか
本当にここに至るまでいろいろありました。
で、私がずっと待ってた「寛和(かんな)の変」がやっと起きました。
寛和2年(986年)に起きた 戦でなく花山天皇(本郷奏多)の退位と出家事件です。
パパ上(段田安則)の指揮の下、自分の孫を天皇にする為の陰謀でした。
花山天皇ったら呆気なく道兼(玉置玲央)の出家詐欺に引っかかりましたが
当時数え年で19歳なので仕方ないですね(現代の19歳とは異なりますが)。
そして、今回の寛和の変に先立つ事17年前の安和2年(969年)
「安和(あんな)の変」が起きました。
ドラマ第10回の放送で三郎が「あの姫はどなた?」と詮子姉ちゃんに尋ねた
源明子(瀧内公美)の亡父・源高明が藤原氏の讒言で追放された事件です。
ザックリ言うと、この時もどの皇子を皇太子にするかの政争でした。
源高明は醍醐天皇の皇子で臣下したリアル光源氏です。
藤原氏は自分達に有利な皇太子(後の円融天皇=詮子姉上のDV夫)を
立てる為に源高明を失脚させたのです。
この時の三郎家は兼家パパのパパ(藤原師輔=もろすけ)の代でした。
「安和の変」と「寛和の変」
覚える時は「アンナちゃんとカンナちゃんは変!」でOK♪
さて今回の和歌は、そろそろ男性歌人も登場させたいと思いつつ
第10回放送にて、三郎の異母兄弟・道綱(上地雄輔)が
陰謀デビュー(?)したのを記念して彼の母(財前直見)の作品をご紹介します。
母上(ドラマ中の名は寧子)は『かげろふ日記』の作者としても有名です。
右大将道綱母の歌より(小倉百人一首53番)
なげきつつ ひとりぬるよのあくるまは
いかにひさしき ものとかはしる
【風森語訳】
泣きながら一人で寝る夜が明ける迄どんだけ~~~~!長いか
あなた(パパ上)には分かんないでしょ!
どうやらパパ上が三晩続けて通って来なかった時があって
道綱母は速攻浮気を疑い(手下?に)尾行させた結果
パパ上が別の女の所へ行ってた事実を掴み
その後 訪ねて来たパパ上を門も開けずに帰らせた・・・・・・
その時にかました歌なのだそうです。
兼家パパ上ったら脇が甘いんだよ!(爆!)