映画/ホペイロの憂鬱(2020) | 心を湛(しずか)にゆるがせて

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2021(168)/2021/12/21観:TNCテレビ西日本放送

『ホペイロの憂鬱(ゆううつ)』  2020年  日本映画  92分

原作/井上尚登

監督・脚本/加治屋彰人

脚本/佐向大 他

製作/金子尚樹

音楽/延近輝之

主題歌/シシドカフカ

撮影/岡田主

美術/宇山隆隆

【キャスト】

坂上栄作(ビッグカイト相模原のホペイロ)/白石隼也

鬼塚撫子(広報)/水川あさみ

山形建一(フォワード)/永井大

森(レギュラー選手)/郭智博

山岸奈々子(広報アシスタント)/小室ゆら

御子柴(社長)/菅田俊

新垣光恵(洗濯係)/川上麻衣子

古木淑江(スポンサー)/白川和子

幸司(淑江の甥)/加藤パーチク

樫井(監督)/佐野史郎

【あらすじ】J2昇格を目指すサッカーチーム、ビッグカイト相模原のホペイロ坂上は、昇格できなかったら経費削減でクビだと社長に告げられる。広報の鬼塚や彼女のアシスタント山岸と共に、ポスター貼りや様々な雑用をして何とか選手を盛り立てようと奮闘。また、スポンサーの古木夫人はスポンサー料を半分にして投資運営に回すと言い始める。その上、ベテランフォワードの山形の故障を坂上が突き止める。親会社からはJ2昇格後はチームをIT企業に売却し、社長も広報も今の人事を一掃し解雇する予定だと告げられる。どっちに転んでも坂上や鬼塚に残れる手立てはなかった。そしてチームは昇格がかかった決戦に臨み・・・。

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大変申し訳ないのですが、殊に近年以前よりも更にスポーツ関係殆ど見ておらず

「ホペイロ」の意味も分からないのに観てしまいました。

「ヒポクラテスのなんちゃらみたいなものかな?」感覚で・・・(;^_^A

ポルトガル語でサッカーの用具係を示す言葉だそうです。

私の様な知らない人の為に冒頭でいきなり説明有りました。

選手でも監督でもなく「ホペイロ」にスポットを当てた点で珍しいのかも知れませんね。

 

ストーリーを見てると確かに憂鬱になりそうなシチュエーションですが、

ホペイロ役の白石隼也さんが良く言えば常に爽やかな様子、

ハッキリ言えば表情や表現が乏しい為に憂鬱な感じがしませんでした。

それでも弱小チームの緩さと悲哀、厳しい状況は伝わりました。

あまり思いつめる登場人物がおらずコメディ路線でもあったので

ベテランフォワード以外、ピリピリする人がおらずのんびりでしたけど。

 

スポンサー女性の投資持ちかけとか、件のフォワードの怪我(年齢の所為?)、

広報アシが実は監督の娘(幼い頃離婚し母に育てられた)だった発覚など

山場を散りばめてはいたのですが、それでも全体通して温くメリハリ薄い話。

所々にギャグ的笑いを入れてるので少し笑えたかな?

水川あさみさんが選手から熟女扱いされ、選手のポスターに画鋲打つとか(笑)。

 

J2昇格をかけた試合で前半負けてるのを盛り返すスポーツ物定番のシーンだけど

皆がやる気出す切っ掛けの応援歌が「何にも無いけど住み易い相模原~♪」って

思わず吹き出してしまいましたが、埼玉とか群馬に続いて自虐ギャグまで定番?

で、勝ってしまうんです。つまり昇格できるんですが人事は一掃・・・になるのか?

という所まで描かれずに終わります。ホペイロくんと広報さんがサッパリした表情で。

 

正直に言って特に心に残るという点は無いけれど

ちょっと忙しくて疲れてる今はホッコリ見れたのが良かったです(^^♪