皆様、メリークリスマス・イブでございます
本日は、イブの一夜を描いだ映画のご紹介です(^^♪
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2021(169)/2021/12/19観:J:COM放送
『大停電の夜に』 2005年 日本映画 132分
原作・脚本・監督/源孝志
脚本/相沢友子
音楽/菊地成孔
撮影/永田鉄男
美術/都築雄二
編集/岡田輝満
【キャスト】
木戸晋一(ジャズバーのマスター)/豊川悦司
叶のぞみ(キャンドルショップ店長)/田畑智子
佐伯遼太郎(不倫している男性)/田口トモロヲ
佐伯静江(↑妻、木戸の元恋人)/原田知世
大鳥銀次(出所したばかりの男)/吉川晃司
杉田礼子(銀次の元恋人、今は人妻)/寺島しのぶ
草野美寿々(佐伯の不倫相手)/井川遥
李冬冬(研修で日本で働く中国人ホテルマン)/阿部力
田沢翔太(人工衛星マニア少年)/本郷奏多
梶原麻衣子(夢を失くしたモデル)/香椎由宇
遼太郎の父(シングルファーザー)/品川徹
国東小夜子(↑元恋人、不倫だった)/淡島千景
国東義一(小夜子の夫)/宇津井健
【あらすじ】2005年12月24日、クリスマス・イヴ。かつての恋人を待つバーのオーナー、愛人に呼び出されホテルへと向かう男、手術を目前に控え生きることに迷いを感じるモデル、出所して元恋人に会いに行く男・・・、それぞれのクリスマスが始まろうとしているその時に街から一斉に光が消える。大停電で暗闇に沈む東京の一夜限りの物語が動き出す。バーの向かいのキャンドルショップで明かり灯され様々な人々が集まり始め・・・。
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本作はシアター鑑賞していない映画でした。正直言ってあまり興味を惹かれませんでした。
ですが、映画公開から2~3年後 原作を読んでみると結構面白いと思いました。
その後、DVDで一度鑑賞。先週またもTV放送があったので懐かしく感じて再観。
停電の一夜、それぞれバラバラにいろんな出会いと秘密に触れる群像劇です。
それぞれ何らかの繋がり(元恋人や親子だったりする人間関係)
停電のアクシデントで関わることになってしまった繋がり
全員が一堂に会するシーンは無いけれど、そんな関わりが生じるパターンです。
洋画でも邦画でも何度も使われてる設定だけど面白いです。
クリスマスイブである事と大停電が人の心に何か作用するのか
告白合戦の様にあちらもこちらも過去が噴出しますが、
映画は聖夜らしく静かに進行。キャンドル店の明かりが非常に美しいです。
この若いキャンドル屋さんとバーのマスターの会話が面白くて可愛い。
老妻から出会う前の不倫と出産を告白される老人が最も驚愕と思いましたが、
しかし、人はそれぞれ自分の抱える出来事が一番大変ですね。
とにかく狼狽する老人は停電の寒い夜に街に飛び出し、
盗んだアメ車で走り出す!なんと危険な!
こうしたエピソードが少しずつ関わって行って盛り上がるけれど
最後はそれぞれ平和的に今ある場所を守ってゆくというきれいな終わり方でした。
初観時のメモによると「原作では天体マニアの少年は宇津井健演じる老人の孫」と。
映画ではその描写は無く、本郷奏多少年と香椎由宇少女のエピだけ他に関わらず
ちょっと浮いた感じになっていました。可愛い二人ではあったけれど。
そして更に初観当時は「この映画より『犯人に告ぐ』が観たい!」という走り書き。
クリスマスには無関係ですが何だか懐かしいです(笑)。