雪の女王・吹替版(2012) | 心を湛(しずか)にゆるがせて

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Снежная Kоролева ─ 雪の女王

2012年  ロシア映画  76分
監督・脚本/ヴラドレン・バルベ×マクシム・スヴェシニコフ
撮影/アレクセイ・ツィツィリン
美術/アレクセイ・ザミロフ
アニメーション/セルゲイ・ニコラエフ
【日本語吹替】
ゲルダ/浅野真澄
オルム/高木渉
たなか久美

昔々、遠い北の国で雪の女王に対抗した魔法使いベガルドは敗れ、妻共々凍ってしまった。氷漬けにされる前に娘ゲルダと息子(赤ん坊)のカイを隠す。時が流れ、雪の女王はベガルドの子供達が生きていると知り、手下のオルムに命じ探させる。黒イタチに変身したオルムは孤児院でゲルダを見つける。白イタチのルタと仲良しのゲルダは、幼い頃生き別れたままの弟カイが、同じ施設のボイラー室で労働している事を知らなかった。二人が再会した時、待ち構えていた雪の女王の北風がカイをさらってしまう。ゲルダとルタは雪の女王の元へ向かい、オルムはゲルダが持つベガルドの鏡を隙を見て奪うつもりで同行する。花で金儲けを企むマダムの温室、子供と断絶した国王、氷に閉ざされた海で身動き取れない海賊の一団などと遭遇しながら、何とか危機を乗り越えるゲルダたち。オルムは次第にゲルダに味方する気持ちが強くなっていく。雪原の老婆(呪術師)から。昔 魔法の力を持って生まれた為に村八分になった少女イルマの話を聞かされる。自分を虐めた者への憎悪から、イルマは全てを凍りつかせる呪いの魔法をかけてしまった。イルマこそ雪の女王の正体だった・・・。

ロシア製作のCGアニメです。一見して『アナ雪』っぽいキャラ・デサインだな?と思ったら、パク・・・後から作ったのはディズニーだそうで。
本作もアンデルセン原作から大胆にアレンジされたストーリーで、ゲルダとカイが姉弟でした。おまけにオラムってオルフまんまのキャラクターで(笑)。雪の女王を恐く見せる為か、おっさん顔なのがちょっと・・・(;^_^A
吝嗇なマダムの温室は『不思議の国のアリス』っぽいし、山賊が海賊という無茶ぶり的な大冒険でしたけれど、元気の良い前向きなゲルダがとても良かったです。
オラフもどきのオルム(こっちが先!)が、人間らしい葛藤を見せつつも剽軽で、ゲルダとのやり取りがコントみたいでユーモラスでした。
小さな子供さんとも安心して観られる楽しいアニメ映画です。
繰り返しますが、こちらが元祖(笑)ですってよ。なかなかのお薦め映画です。